一発で気に入りました、これはキテる、と思います
ちょいと、彼女について何がいいのか、書き連ねていこうと思います。
彼女の良さって、多分男性から見ると「?????」という感じでしょうね。
大体出てくると、
女性「やっぱりかわいい……」
男性「絶妙なアンバランスさ」
という感じの評価に分かれますよね。
男性には多分彼女の精神論はなかなか通じないでしょう、表面を見ることしかできないでしょうね。まあ難しいですよね。だって新しいですから。
【女性賛美の「正しい」カタチ】
高畑監督のつくった「かぐや姫の物語」というアニメ映画。
それから、ディズニーだと「マレフィセント」とかありますね。
いずれも女性を賛美し、男性を批判したような印象を受ける映画です。
でもこの2作品とも、私は受け付けませんでした。
自分が女性であるにも関わらず。なぜか?
嘘だな。と感じたからです。
女性賛美というのは、男性を否定したり、その上に立つことではありません。
もちろん、ブルゾンちえみさんのネタは一見、男を従えて、紙を拾わせることで服従させているように見えます。でも、彼女の「ねらい」はそこではないと思います。
彼女の女性賛美とは、
「自分に自信をもって。男に媚びる必要なんか一切ないわ。」
というメッセージなのです。
これが女性視聴者にウケる理由でしょうね。
現代日本人女性は疲れ果ててしまってる人、多いと思います。
なんで仕事がんばった上で休日は婚活とか?で無理やりオシャレして愛想ふりまかなきゃならないのよ。とか。
結婚したらしたで保育園受からないだの、なんだのと。
苦しい時代になりました。
ブルゾンちえみさんは、そんな女性に「無理をしなくていいわ。本能のままに生きなさい」と優しく語りかけているのです。
【タダのミーハーや外国かぶれでは断じて、無い】
海外のアーティストのBGMにのせたネタですが、まず選曲がちょっとレアものですよね。ビヨンセは誰でも知ってますが、私はこの曲は知りませんでした。
要は、彼女かなり研究してると思います。
ミュージックPVは特によく観察をされているようです。
つまり、彼女、本物なんですよね。
モノマネ芸のためとか、ウケるからかじったとかその程度ではなく
本当に、洋楽、好きなんだと思います。
ブログやツイッターからも、ひしひしと、それは伝わってきます。
私はそれを見て、「本物でよかった。お笑い業界捨てたもんじゃない」と心底安堵しました。
これからのグローバルな時代に適した人材だと思います。
【芯の通ったナルシスト、あふれる「自信」と「自己肯定力」】
これからの芸能界に必要なのは、セルフプロデュース能力だと思います。
彼女は「憧れ」を突き詰めて、あのスタイルに至りました。
自分のなりたい姿。たとえ、外見がそこにたどり着かないとしても、
その「憧れ」「夢」はブレない。
目標がしっかりしていると思います。
そしてそのブレない自信満々なあの立ち姿に、人は惹かれるのだと思います。
彼女はきっと、現時点では少なくとも、ハリウッドセレブの外見に近づくことは難しいでしょう。
でも、マインドは常にそちらの方向に向いています。
とある番組で、「自分の生活の質は下げない。外見に出てしまうから」という発言をしていて、この人はTVの前だけではなく、人生であの世界を表現しようとしている!と感じました。
たとえ笑われようとも、その方向性を彼女が崩すことはありません。
笑われてでも、彼女はメッセージを伝えつづけるでしょう。
これはおそ松さんの「カラ松」や、最近はやりのりゅうちぇるさんにも通じることですが
人に笑われた程度では自分の芯を曲げない、自信
それが彼女の魅力なのでしょう。
【否定しないというポジティブさ】
最近は「否定しない、受け入れる」というポジティブなマインドが少しずつですが広まってきていると感じていて、いいことだと思います。
「ゆるい」とか「ゆとり」とはちょっと違うかなと。
多様性への寛容ですね。ダイバーシティにつながる考え方。
日本人の苦手な分野だと思いますが…
少なくとも、テレビ大好きな日本でそういった芸人さんが流行っていくのはすごく良いことだと思います。
私も昭和の人間なので、ひたすら否定されることで生きてきましたし
親にいたっては、なんと、この年齢になっても、否定否定ばっかりです。
驚きますよね。
趣味でフルートをやりたい、と言っただけで否定の嵐ですよw
何を言っても否定するでしょうね。
まあ私ももうそんなことは気にせず、「お母さんが否定してたフルート始めたよ。」くらいのことはやるつもりです(フルートはふっかけてみたのですが見事にかかりましたね)。うちの姉妹は全員そういう風に育ってしまいました。
親の許可を得ないで結婚した妹もいます(笑)
その人の存在を否定しないということ。
それが、ブルゾンちえみさんの大いなるポジティブさではないでしょうか。
誰が、どんな役割を持っているかなんて、とりあえずはいいんです。
せめて、親には肯定されたかった。でも、そんなことも、とりあえずはいいんです。赤の他人でも問題ない。誰かが、あなたを肯定してくれれば。
せめて自分は、自分を肯定してあげましょうよ。
というメッセージを、私は受け取りました。
ちょっとわかりにくかったらごめんなさい。
でも彼女を見ていたら、どうしても、考えをまとめたくなったの……( ̄ー ̄)ニヤリ
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