2026年9月15日火曜日

アマプラで大変良かった映画(21)キャリー

キャリーは何種類かあるようですが、元祖1976年版を見てみました。

さすがだよスティーヴンキング、

別に全てがいいとは言わないがね。監督によっても表現が違うし。

スティーヴンキングの作品って高確率で「毒親」「機能不全家族」が出てくるじゃないですか。今回もその典型で、主人公が女子なのが良いですね。

キングにとっては父親が確執だったようですが、まあ同性の親とは何かしら確執が起きるようです。長女VS母親というのはよくある構図で、私もいまだに母を信用しきれていません。ここぞというところで毎回裏切られます。

そして「キャリー」はその最たるもの。

「初潮」で母親に裏切られる。これはトラウマですね。私はまだ怒ってますよ。私はもともと経血量が多く、初回から強烈だったようです。アメリカのナプキンは比較的分厚いので、親が買ってくれていれば問題なかったのですが、母は、娘はまだ生理が来ないと思ったのか、日本のペラペラのナプキンしか持っていませんでした。

母はアメリカで初めて娘の月経に遭遇するわけですから相当ギクシャクしていました。当事者はもっと顔面蒼白でした。漏らさないようほとんど足を動かさないよう気をつけていました。ですが、SNSが普及してから、もっと酷い家庭もあったことがわかり、少し安堵し、世の中、なんとかならんのか、と思ったものです。 ちなみに月経に関してはこの後もう一度派手に裏切られます。

キャリーに関しては、そもそも生理に関する情報が与えられていませんでした。そのため、ロッカーでいきなり生理が始まったキャリーは大混乱に陥り、同級生にはタンポンを投げられていじめられます。(この表現は現代だと考えにくいですが、当時は確かに生理のケアが自分でできないと冷ややかな態度を取られがちだったように思います)

私の時代もまだインターネットがありませんでしたが、唯一学習雑誌が買い与えられていたのが救いでした。おそらく、そのために(親がちゃんと性教育できない家庭のために)あの雑誌は存在したのだと思います。(なおロリエなどの会社がスポンサーとしてついていたので、予算は潤沢だったようで、綺麗な漫画がついていてわかりやすかったです)

この時代の母親は私の母を含めて、娘の第二次性徴を嫌がる、禁忌とする人が多かったようです。

キャリーの母は極端なカトリック教徒のようで、「イブはアダムの肋骨から作られた」「あまりの弱さに罪を招いた」などと娘に説いて聞かせます。

つまり「あなたは女になった」「罪深い女に」というわけです。


さて「シャイニング」に代表されるように、キングの作品には不思議な力を持った子供がよく登場しますが、キャリーも能力がありました。それはテレキネシスでした。これがうまく使えれば良かったのですが、極端ないじめを仕掛けられたキャリーはクライマックスで能力が暴走し、プロム会場を大破壊してしまいます。

キャリーは作られたモンスターとなりました。

最後の良心で母親を助けようとしますが…そもそも、まるでキリストのように、彼女を磔にしたのはキャリーなんですがね。


毒親はなぜ毒親となったのか

毒親はこの世で最もポピュラーなヴィランです。バブル世代でもたくさんいます。なぜなら、バブル世代は一見お金があり楽しそうですが、まだ家父長制度が一般的でした。

よほどの能力がなければ、見初められた男と結婚し、子供をもうけるのが普通だった。

私たち氷河期世代は金はありませんが、自由がありました。そして金がないので、結婚を押し切られなかった。金がないことを理由に結婚を断ることができた。だから意外と自由に生きています。これを見て、多くの主婦は苛立つようです。

毒親の爆誕です。

しかし、結婚して子供を作るとまた別の毒親が爆誕しかねないし、そもそも生理がきただけで色気づきやがってと突然謎の拗らせを発生させるわけです。

「キャリー」もそうですが、娘の胸が膨らんできただけで「穢らわしい!」とブチギレる。その割に、30代で独身だとわざわざ見合い話を持ってこようか?などと言い出すのだから、あまりにも身勝手がすぎる。この世代の親というのは、あまりにも人権や教育に対して未熟すぎる人が多い。

毒親は、私たちの世代で終わらせなければなりませんね。

この作品は今度ドラマになるそうです。

私としては、彼女のテレキネシスでいじめっ子へ復讐する姿をもっと見たい!と思っていますw

キャリーはまず初潮で血を見て、次はいじめから、最後の大乱闘まで、血がつきまとう話です。キングが生理の恐ろしさや出血量を見たかどうかわかりませんが、女性が定期的に血まみれになりながら生きることが、ホラーであることを、よく理解していると感じました。なお出産も血まみれらしいですね、私は分娩室入れてもらえませんでしたけど。

生理の生々しさを見てドン引きする男性がいるらしいのですが、出産立会いしたら卒倒するんではないかと思いました。


2026年8月30日日曜日

「ラスト・サバイバー」よきです

予告編の映像美に惹かれて観に行きました、映像の美しさはリドリースコットクオリティで、期待を裏切りません。

あのおじいちゃんは、エイリアンの続きを撮るぞとまだ息巻いているそうです。何歳まで撮れるのでしょうね。巨匠はもはや、体力がどうかというより、呼吸するように映画を撮っている気がします。なんでもそれなりに撮っちゃうんでしょうね。


雰囲気は、「ラストオブアス」を想定していましたがまさにその通りで、ストーリーすら少し似ています。

ポストアポカリプスもので、ウイルスが蔓延し人口が激減した地球で、残ったサバイバーが各地に別れて細々と暮らしています。ただ、感染者がゾンビ化してないだけ、マシでした(ゾンビ映画嫌いなのでw)。

ゲーム内では次から次へと人と出会い、別れ、平和な街もあれば、危険な街にも迷い込みますよね。また、それぞれのコミュニティが存在するところまで同じでした。

キャラクターの配分がまた良かったですね。

主人公はジェイコブ・エロルディ、嵐が丘は見ていませんが、ヒースクリフは「不運な美青年でなければならない」ため、雰囲気はピッタリ。案の定唯一出てくる若い女性(マーガレットクアリー)と仲良くなって、警戒心を解いていっていました。しかもこの主人公は奥さんを亡くしているので、チャラい感じでもない。

この役者さん、大変スタイルが良く、ドアップでもひきでもかなり映えるので、今後も活躍しそうですね。走り方がめっちゃ綺麗でした。


イケオジキャラがなんと二名も!

主人公が一緒に暮らしているバディはジョシュ・ブローリン、めっちゃ頑固だがめっちゃ強くてスナイパーとして見張りをして、普段はゴリゴリの狙撃手なのですが、なんと、襲撃時には銃をそっと背中に回すとナイフを取り出し、スニーキングで襲撃団の首を狩りに行っていました。元海兵隊、プロですwメタルギアかCoDみたいだったのでゲーム化するといいんではないでしょうかw

この人の戦い方を見てるだけでご飯三杯食えますかね。

お次はガイピアース、マーガレットクアリーの父役で、こちらもまた警戒心バリバリの頑固なじいちゃんなのですが、いざというときの機転の効かせ方、もちろん戦い方も遠慮がなくてカッコよかったです!!

やはりイケオジは栄養になるな。


あれっ?ウエポンズの校長ではないですか?

どう考えてもなんか不釣り合いなところに突然出演し、かえって記憶に刻まれてしまう、妙な役者それがベネディクト・ウォン。

マドンソクと同種に見えるので、どちらだかわからない時があるがなぜか、ベネディクトには「ウエポンズ臭」がある。そのくらいあの校長は衝撃的だったのだ。

彼は今回オーバーオールを着て、農場を経営していますが、大変不釣り合いで「校長!」な気分で見ていました。

あれは校長ですね


マーガレットクアリー、またもや美ボディを見せつける

ホットパンツに、ノーブラタンクトップで主人公の作業を手伝うヒロインシーマ。

カメラがマーガレットクアリーの美しい筋肉美の生脚を追うので、ついつい見てしまうのだが(てか、主人公を誘ってるとしか思えないが)そこでガイピアースのセリフが「作業に集中した方がいいんじゃないか?」で脳内爆笑した。わざと入れたな。

我々はまだ、サブスタンスの恐怖を忘れてはいない。


ラスアスもそうなんだけど、なぜか、リッチそうな場所に行くと組織が腐っている

これは不思議なもので、主人公がかすかに受信する無線を頼りについにとある街を見つけるんだけど、そこのシーンはもっと長くてもよかったと思うんだけど、明らかにきな臭い場所だった。

私思うんですよね、ラスアスも、結局長いものに巻かれなかった。まあ、今回のは極端だったけど、がんじがらめな規則や変な風習、犯罪で豊かな生活を作り出していたりして、結局大きい組織に属するのが合わなくて逃げてしまう。

フォールアウトと大変似ていた。

まあ、人の人生を表しているような感じがしました。

よくあるタイプのテーマである意味新しいものはあまりない映画ではあるんですが、リドリースコットならではの映像美と戦いの緊張感がありました。もちろん残酷なシーンも結構あります。

あと、主人公が飛行機操縦できるのがとてもよかった。エンジンを切って、しばらく風に乗るシーンとか本当に素晴らしいです。飛行機の表現や、銃の扱いなどはやはりリドリースコットクオリティでリアリティがありました。


2026年8月15日土曜日

ダンサーインザダーク

鬱映画として有名な本作を改めて見てみたが(以前頭に入ってこなくて挫折した)、鬱映画ではあるのだが、悲劇好きな私にもあまり響かなかった。

救いがないのもそうなんだが、まるで、ひねりがない。

とにかく堕ちていくだけ、周りに、好きなだけ、搾取されて殺されるだけの話だ。

なんかもうちょっと、「私は貝になりたい」くらいのひねりが欲しかった。まあ、あれもおそらくハッピーエンドではないだろうなと思ってたが。

ダンサーインザダークって、善人が、全く救われない。金を奪った男はなんと警察官だし、最後の最後に殺せと言ってきて、殺人をそそのかす。恐ろしい男だ。しかも、原因は妻とのすれ違いであり、見栄から金がないことを相談できなかった。

しかも主人公を好きなジェフは、主人公が秘密にしていた本当のお金のありかを「善意のつもりで」突き止めてしまい、ビルの妻が主人公の計画を「善意のつもりで」ひっくり返そうとする。

では主人公はなぜ、金のありかを黙っていたのか?

おそらく、息子の手術をおじゃんにされかねないとわかっていたからだろう。

だから私はこの作品で一番のテーマは、

「放っておいて欲しかった」

ではないかな?と思っている。

なぜか慎ましく生きているところに、他人が強引に割って入ってきて、被害をもたらすことが、私の人生でも多かった。幼稚園に行けば、他人が私の絵に何かを描きたして絵を台無しにしていった。汚されたのだ。よくなるわけがない。

ビルが、主人公の家に入ってきて相談をしなければ、主人公は助かったと思う。

ただ、問題はそこで口惜しいですな、で終わらせるべきではないところだ。

何にも解決していない。ビルの妻は泣きながら主人公の死刑を見送るだけ。偽善者極まりない。そもそもその妻が、浪費をせず、きちんと夫とお金の話をしていれば。この人も相当身勝手である。

この話でも男は本当に役に立たないやつばかりだ。けど、他に何か手はなかったのか、一通り、「バカな人間ども」が「まともな善人」を搾取して殺し、のうのうと生きていくというだけの話で、もうちょっと何か深みが欲しいなと思うところである。

ビョークの演技は随所で非常に素晴らしく、彼女の演技と歌声で成り立っているような映画だ。歌っているのもほとんどビョークだけ。ララランドよりミュージカル要素が少なく感じる。ミュージカル映画としても中途半端で、覚えにくい歌だなと思った(ララランドは、好きではないが歌は覚えやすかった)。

監督がセクハラをしていて(しかもビョークに)、Wikipediaを見たら、鬱病を何度も患っており、精神的にかなり不安定な人間であることがわかった。画面全体が揺れており(なぜかミュージカルパートになると安定する)、ちょっと頭のおかしい人が撮ったこともよく伝わってくる。

それならそれで、「12MONKEYS」みたいなのが観たかったかな。あれは私、大好きなのです。なんというか、「病んでいる」のを絶対隠そうとしないのと、ヒロインが精神科医師なのがバランス取れててよかった。

鬱は芸術につながりやすいし、芸術で発散するべきだが、そこには客観性が必要になってくる。自分が病んでいることを、どこか冷静に観察しなければならない。例えば、セルマは貧乏なのに歌やミュージカルが好きで、市民の舞台の練習をしている。だから、時々ミュージカルという芸術に逃げて上の空になる。なんと、裁判中でも歌に逃げるのである。彼女が歌っている時だけ、画面のぐらつきが安定するところにも、もしかしたら主人公の情緒の不安定さが現れているのかもしれない。そこがもっと活かされていれば、何か違うものを感じたかもしれない。高く評価されているから、私がちゃんと受け止めきれていないのかもしれないが。

言っちゃなんだけど、こうやって善人があっさり騙されて殺されるのって、あまりにも現実的すぎるんですよね。きっと私は芸術に逃げを求めているんだと思います。それは、パンズラビリンスの時も同じことを思いました。

2026年8月10日月曜日

デススト2 クリアしました

長い道のりでした、

プレイ期間中に2回も登山し、都度サムのことを思い出していました。荷物は上の方に積みましょうw

そうか、クリプトビオシスって行動食なんだろうなあ。私は、片手で食べられるようかんにしてるよ。あれすごい便利。

ストーリーの感想

ストーリーは、正直あんまり面白くなかったのですが、理由としては、やはり主人公が同じで二番煎じ感が強かったのが理由です。フラジャイルとの関係が進みそうで進まなかったり、それほど重要ではないキャラクターが追加されていたりで、話の惹きつけ方が弱かったと思います。ただし、伏線の張り方や謎かけは映画の手法を使っていてさすが小島監督だなと感じました。フラッシュバックのシーン選定って結構、難しい気がします。

一部エヴァンゲリオンと被る感じがしたのも気になりました。

ゲームプレイの感想

殺傷武器がほとんどなくなったため、ブリガンドと戦うのがとても楽になりました。BTも気持ち楽になったなという体感です。前作ではブリガンドと積極的に戦うことはありませんでしたが、今回はスニーキングも大変楽しむことができました。ゲームプレイは「面白くなった」と思います。もしステルスプレイを楽しむならまたやりたいなと思います。

BTは相変わらず苦手ですね。

キャラクターの感想

サム

やっぱ個人的に好きにはなれないのだが、まあプレーヤーなので。

フラジャイル

レア・セドゥがヒッグスぶちのめしたあとタバコ吸ってるのがすごく姉御でよかったです。果たして、フラジャイルは嫁として、生きたかったのかどうかは、ちょっと謎でしたな。

トゥモロウ

今回の一押しキャラで、最後まで光り輝く「明日への希望」だったと思います。なお正体は分かりやすく(多分私が大注目していたから)、最初から最後まで推測は一貫して当たっていました。

設定の都合で非常に純粋で、まだ世界を知らない感じがとても潔白で美しくありながら、戦い始めると真っ黒に染まるのが、まるで天使と悪魔が同時に内在しているようで良いキャラクターでした。

個人的にはもうちょっと、現場で一緒に戦って欲しかったですね。

レイニー

時雨ではない雨を降らすことで、多くのシーンで助けになりました。ただ、若干パーティーから浮いているような感覚はありましたが、フラジャイルがシスターフッド爆発させてていいシーンを見れました。フラジャイルのシスターフッド、ちょっと好きなんですよね。

レイニーももうちょっと、現場で一緒に戦いたかったです。

タールマン

第二の推し。英語のボイスが非常に良くて、この人だけスキップせずに聴くこともあるくらいです。

ジョージ・ミラーってまじかっこいいんだなと実感しました!声も合わさって非常に好きなおじいちゃんキャラとなりました。

ハートマン

第三の推し。前作から引き続き好きなキャラクターです。

ダイハードマン

謎の踊りが忘れられません。

ヒッグス

厨二病の俺の弟って感じ。ギターはちょっと。ギターはちょっと・・・・お前ギター始めたんだ、中二だねぇ・・・・

一つ言っていい?お前はギターよりボーカルのほうが圧倒的に上手い。それだけは認めるよ。


好きなプレッパーズ

一位はラージャマウリ監督w

お前気絶したふりして起き上がってサムズアップするくせやめろww

二位はやっぱ押井守w

なぜピザ屋w他にも隠しイベントを発動させてしまい爆笑しました。

 

最近追加した動画

いやはや、今回のBTは、巨大不明生物感があってよかったけど、対消滅するやつはびっくりしたな、、

ラストバトルはネタバレかなと思い、入れてませんが、なんちゃらの巨人とかを思い出しますけど、同時に、特撮感があって、多分ギレルモデルトロ監督あたりが喜びそうですね。

2026年8月1日土曜日

デススト2始めました

もう終盤に差し掛かっていますが、夏バテとホルモンバランスの乱れに翻弄され、疲労感マシマシのためスローペースになっております。途中まで中毒症状出てたんですが我に返りました

エルファニング推しのためと、レアセドゥも英語で聴きたいのと、説明セリフも英語の方がかなり早いため、英語でプレイすることにしています。(そもそもですが、CoDがあんなにスピードが速いのは言語が英語だからじゃないかなと。セリフ短いし、カッコつけて省略したがるから)

突然の襲撃が多いため、難易度が上がっているものの、セーブデータをリロードしてやり直すなども視野に入れるとだいぶ楽ですね。

今回は拠点を繋ぐたびに新しい武器が手に入るので、頭使えばだいぶ楽にやれると思います。が、結局静音麻酔スナイパーライフルは無理かもなぁ。(あそこのスナイパーの家、必ず周りにBT出るんですよね)

エルファニング目当てで始めて、実際トゥモロウが自由奔放で攻撃力高くてかわいいですね。この動画だと某エヴァンゲリオン思い出しちゃうけど(以来、ゴーストメックをエヴァと呼んでるw)


2026年7月16日木曜日

アマプラで大爆笑した映画(20)「サユリ」

なぜ誰もこれを教えてくれなかったのかw

何気なく流れで見始めたジャパニーズホラー映画、「サユリ」。

サユリは、幽霊の名前である。こいつが、次から次へと引っ越してきた家族を殺すというありがちな展開だった。

が、5名亡くなったとき、ばあちゃんが突如覚醒した。

文字通り「目が覚めた」と言っていた。

突然、ロックンロールをかけて、ヒッピーな服装と髪型に早変わり。認知症が完全に治り流暢に喋り出すw

「復讐するんじゃ!!」

爆笑である。こんな展開だったら早く言ってくれよwww 

生命力溢れる太極拳と下ネタを幽霊にぶつけ、退散させるwww


サユリが怨霊と化した理由。

それは実は、この子もまた、親のエゴの餌食になっていた。

今回は最悪なパターン。父親の性的虐待である。

しかも、母親は気づいていたのに見てみぬふりをした。

サユリは徹底的に引きこもり、バケモンと化したのである。


このホラー映画の良いところは、サユリがまだ生きていた母親と和解するところだ。母の愛により、サユリは成仏できた。

(しかし、いまだに、私の家族を含め、専業主婦が夫の言いなりになるパターンは非常に多い。なので私はものすごい強くなってしまった。)


こんなポジティブなホラー映画あっていいのかよwと思ったが、鬱映画を何本か見た後だと「これはアリだな」と思う。


「この世は理不尽じゃ」

「うちを良く 外を良く」

「命を濃く」

「それで!大丈夫じゃ!!」


時に「ばあちゃん」というものは

世界で一番賢く強い生き物なのかもしれない。

私もこんなばあちゃんになりたい。

2026年7月15日水曜日

アマプラで面白かった映画(19)ドールハウス

ネタバレしないと語れないため、こちらもネタバレします!


こちらも去年上映され、ホラー映画ファンの間では「結構怖い」と噂されていた、日本製のホラー映画である。

ジャパニーズホラーらしさは随所に感じる。

また、昨日の「ガールウィズニードル」との共通点もある。昔、一家心中した家族の子供の霊が、人形に乗り移っているというものだ。

「昔の人形って人の髪使ってるっていうよね〜」と軽いノリで流され、人形の髪を切っているシーンなど、実に和製ホラーである。


かくれんぼのトラウマ

この映画が冒頭とても怖かったのが、かくれんぼで見つけてもらえず死ぬというシーンである。これは普通にかなり怖い。

実は私も、幼稚園の時かくれんぼで見つけてもらえなかったのだ!

あれは恐怖だった。4歳くらいで、幼稚園にてありとあらゆる恐怖を味わった中でも、トップクラスの恐怖である。

私は保育園に行かなかったため、年子で生まれた妹の面倒を見つつ、家でまったり生活していた。だが幼稚園に行くようになってから人生が激変。家の外は4歳児にとって、厳しすぎる「人間社会」が広がっていた。

隠れていても誰も見つけてくれず、そばも通らない。私は遠くへ来すぎたのだ。40分くらい経った頃、その異変に気づき、私は隠れた場所から出た。(映画は出れなかったので、出れて本当によかった)泣きながら教室に帰ると、ピアノを弾いていた先生が無表情でこちらを見て言った。

「なぜ泣いているのか説明しなさい」

先生は、点呼をしなかったのだろうか。私のことが嫌いなのだろうと思った。そう、この時点ですでに私は「社会」に疎まれている子供だったのである。そのことも恐ろしかった。先生は一切謝罪せず、逆に泣いていることを責めて説明させた。

思えばこの時点で私の人間不信は始まっていたのである。すでに、いじめられっ子の区分けに入れられていた。

そして、この映画ではかくれんぼで主人公の大切な子供が死んでしまう。

塞ぎ込む彼女は骨董市で見つけた日本人形を子供のように扱い、明るさを取り戻すのだが……


親のエゴ


佳恵は、人形を大事にし、ツーショットの写真も撮って壁に飾り、服の着替えや食事まで一緒にしていた。
だがある日、佳恵の妊娠が発覚し、事態は急転する。
好転したと言った方が正しいのだが…
当然ながら、人形に構っている暇はなく、だんだんと忘れられていき、放置される人形。
奇妙なことが起こり始め、どうも人形が嫉妬して娘をいじめているようにも見えた。

押し入れにしまわれた人形。しかし、偶然なのか、導きなのか、娘の真衣は押し入れから人形を引っ張り出して、お友達にしてしまう。
録画すると、真衣が人形と会話していることがわかる。その会話にはたくさんの重要なヒントがあった。(これは最後まで引っ張るヒントである)

この一連のシーンは、スピルバーグの「A.I.」を思い出す。

その映画での夫婦は、病気の息子を冷凍保存していた。代わりにと用意したAI人形を我が子のように大事にする。しかもAI側は両親を愛するようにプログラミングされているのだ。
なのに、その夫婦は息子が奇跡的に病気から回復すると、やはりAI人形を蔑ろにする。そして結局処分してしまうのだ。

私は思うに、「ドールハウス」も「A .I.」も、親に愛されなかったアダルトチルドレン拗らせ物語ではないかと睨んでいる。

子供を作るかどうかは親のエゴにかかっている。

ガールウィズニードルでは、男を引き止めるためにカタリーナは妊娠する。この手の引き止め方はもう何回も、リアルでもフィクションでも見てきた。

しかし何度でも言おう。女が泣くような恋愛や妊娠は、女には必要ない。友人でも子供が欲しいと言っていた人がいたけど、そんな欲望はおそらく、一時的な本能によるものだと割り切らなければならない。子育てに割かれる時間は膨大である。そして夜もろくに眠れないのに、相手は言葉を喋らないのだ。ノイローゼになることは、容易に想像できる。

実際親というのは二人目が生まれると一人目の子供はどうしても蔑ろにしがちだ。私は年子で妹が生まれてしまったため、1歳で出産する母から引き離され祖父母の家に行き、2歳から妹の面倒を見てたらしいのだが記憶にない。どうも妹の頭に落書きをしたらしいのだが、もはや伝説である。

親は完璧な人間ではない。むしろ欠陥のある人間ほど子供を欲しがる。子供がいることで、承認欲求が満たされるからだ。子供はうざいくらい自分を頼ってくる。言葉が発せられなくても、子供は誰が自分の母なのか理解している。常に母親の姿を探している。本能とはいえ、その力強い欲求に母親は自分の価値を見出すのである。

「アヤ」は怨念を抱えたまま、まだ人形に乗り移ったままである


アヤの親は、無理心中を企てた。そしてアヤだけが死んだ。それだけではない。アヤは母親に何度も打たれており、会話にちらほらその話が登場する。そして父親も狂っており、アヤの遺体を人形にしてしまったのだ。

アヤは何年も怨念を拗らせている。アダルトチルドレンと言っていいのかわからないが、「子供の時の恨み」というのはなぜか、何歳になってもなかなか忘れられない。別の家族を作っても、親が介護が必要になっても、お葬式が終わってもまだ恨んでいた人を知っている。

欲しいものが手に入らなかった。
妹や弟を優先させられた。
自分に一番厳しかった。

枚挙にいとまがない。

でもね、私はアヤみたいにはなりたくない。私は人間だし、貴重な残りの人生を、嫌いな人を恨むのに使いたくないの。

だから、この思いは別の形にして、世の中に放とうと思ってるの。

この映画みたいにね。