2019年1月16日水曜日

LUCY という映画

今年はわたくし結論から言って

映画はTSUTAYAレンタルで見ることにします^^;

NetflixもHuluもU-NEXTも
微妙に合いませんでした
まったく使わない月もあったりするので。

福岡に引っ越したらツタヤが大きくて感激している次第。
カフェもついてます。地方都市はいいですね。これ渋谷だったら超満員だと思いますよ。

というわけで借りてきたのが
以前世界のヒデオコジーマがおすすめしていて気になった映画「LUCY」。

スカーレットヨハンソンがひたすら美しい映画です。
さすがリュック・ベッソン。

まずは映像美。
小柄な美女に二丁拳銃。一発も外さない。
クールで無敵。
おしゃれなファッション。
テンポの良さ。
キレのいいアクション。
激しいけどいい具合のテンションのカーチェイス。

これぞリュック・ベッソンの本懐ですね。

今回割と高い評価を受けている理由は
おそらく恋愛要素をほとんど抜いてしまったからでしょう。
一回だけ気持ちキスシーンがありますが戯れる程度です。

あらすじは
スカーレット・ヨハンソンが怪しい化合物質(麻薬として開発された)のせいで脳が極限まで覚醒するというSFもの。

「生物の進化」に軸を置いているので
SFが好きな人には大変おもしろい感じに仕上がっています。

やりすぎると、マトリックスの第三部みたいに意味不明になってくると思いますが
ルーシーが進化する過程を、
%であらわしてくれるので、
おしゃれな上に、大変わかりやすいです。
その過程に余計な人間感情が入ってこないので、やや物足りなく感じますが
ルーシーがどこまで進化するのか?という好奇心で最後まで見れます。

モーガンフリーマンが大変いい味を出してまして
数々の名言を残しています。

特に
人間が進化を遂げた後、私はなにをしたらいいか?との問いに
「知識を次に引き継げ」
という答えや
「人は権力と利益に弱い(のでまだ受け入れ態勢がなってないかも)」
という発言など

リュック・ベッソンはこの映画の主題を思いついてから勉強を重ね
なんと10年もの時間をかけて脚本を書き上げたそうです。

合成麻薬である「CPH4」は物質として実在するものではないのが残念ではありますが
妊娠6週目に胎児に与えられるエネルギー源である
という設定が大変興味深い。

最近妹が出産したのですが、実は一番驚くのが
産まれて1時間で、かなり完璧に人間になっていて
「あ」という声を発していて
まばたきも普通にするし、ばたばたと手足を動かすし、髪の毛も全部生えてて、しかもタオルの端をしゃぶってて

人間実はすごい完成した形で産まれてくるんだなあと感心しました

結局、人間ってしつけが全てなんじゃないですかね。

私、もっと未熟な生き物が生まれてくるんだとばっかり思ってました。

人間が母体の中で成長する過程で驚くのが
母から子への栄養の受け渡しでして
確か、血液交換を行う箇所があるんですよね
そこで、血液型が違っても交換が行われるという奇跡。

そして臍帯血もすごいなと思います。
造血幹細胞」が入っているという。
つまりそのまま。血をつくる細胞です!!
そんなんあるのか!!!って思いますよね。

子供が体内で作られるというのはものすごいエネルギーを消費するとともに
それがなんと、妊娠すると自動的につくられていくという……

そのエネルギーを、合成して薬にしたら確かにすごいエネルギーを人工的に得られるのかもしれません。

造血幹細胞は移植可能なので、もうその辺からすでに神秘だなあと思います。

私は今筋トレを日常的に行っていますが
人体というのは不思議なもので、80歳になっても筋肉は増やせるんだそうです。
人体には不思議な機能がたくさん備わっていますね。

この映画は、フィフスエレメントのように、想像だけでつくったファンタジーSFとはかなり異なっており
かなりリサーチをして、知識ベースを作ってから磨き上げた
知性をくすぐるいいSF作品だと思います。

特に「存在意義」の話も面白かったです。
高い知能を得たルーシー(もとは遊び人のような女性)が
「存在意義」について語りだすのですが

物質がそこに存在したことを証明するのは何か?
それは「時間」だけだ、という説です。

時間というのは恐ろしいですね。

私が今、死にたいと思っていても
生きたいと思っていても
ひたすら時間は残酷に、同じテンポで流れていき

そして、二度と取り戻せません。

私がさぼっても、仕事を詰めても、世界を旅行しても、刑務所に閉じ込められても、時間の流れは同じなんですよ。

色々考えさせられました。 

アクション映画としても、ビジュアルが美しいのでスカーレット見てるだけでも幸せな映画です。
白いTシャツ着てるだけなのに、下着があえて透けて見えるとかカジュアルセクシーでリュック・ベッソンらしい演出でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿