2025年5月11日日曜日

お知らせです。

かねてから考えていたことですが、こちらのブログの記事投稿を徐々に減らしていく予定です。

来週から良質そうなホラー映画が何本かリリースされますが、そのうち良かったものは私の本名名義のブログの方に感想を投稿していきます。

方針変更の理由ですが、そもそもこちらのブログは収益が基本的にはありません。広告を申し訳程度に貼っていますが、ほとんど収益がなく、手元には1円も入ってきていません。また、もう一つの理由として、本名名義かペンネームのどちらで営業していくかと言う戦略も今まで考えていましたが、本名名義を盛り上げていくのが自分には有利になると考えてのことです。

20年前であれば、ブログだけで稼いでいた人もいたと思います。ですが今の時代、ブログで稼げる人はほとんどおらず、どちらかというと名前を売る、営業的な側面が強いと思います。

(noteは特殊な営業形態になると思いますが、こちらも正直「お金を払う」ハードルが高い)

こちらのブログには、ゲームとアニメの感想は引き続き投稿していく予定です。


またデザイナーとしてこちらのブログのカスタムが非常に面倒で、レガシーすぎるのでいい加減イライラしていた、と言うのもあります。

本名ではないので自由気ままに書けると言ったメリットもありましたが、今の時代自分自身を売り込んでいかないと意味がないかも、と思った次第です。

私はゴールデンウィーク後になぜか重大決断をしがちなのですが、一番まともな季節にまともな判断が下せるのはいいことだと思っています。GW明けに彼氏に離別宣言したこともあります。


どうか世界中の人々が、レガシーでネガティブな習慣を手放す勇気を、決断する勇気を持てることを祈って。

 

2025年5月6日火曜日

ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス

私のXには必然的に(?)映画やアマプラやネットフリックスの情報が流れてくるのですが、その中で気になったこの作品「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」をダウンロードして、旅行中も見ることにしました。

最初こそ少しだるかったのですが途中からかなり面白いというか、2話目でかなり「幽霊」「霊障」が本格的になってきて、どうも霊感の強い人が何人かいることがわかってきます。母親が「おばあちゃんと私はセンシティブ(霊感がある)だから、あなたもそうかもしれないわ」というシーンがあります。

家族構成が少し複雑なので、家族構成を覚えておくと楽な気がします。なんか全体的に似てる人も多いので。

母:リブ、オリビア。霊感が強い。
父:ヒュー。全く霊感がなかったのだが、妻が亡くなってからずっと妻が憑いている。なんなら会話もしている。ふわっとした性格だが優しい。
長男:スティーブ。霊感なしと言っているが実はある。作家としてホラー小説を書いているが、そのことで兄弟から非難される。霊感を精神病と思い込んでいて、遺伝しないようにパイプカットしている。
長女:シャーリー。完璧主義。メイクアップアーティストっぽい(遺体に化粧を施すのがメイン?)
次女:テオ。強い能力を持っていて、直接触れたものの感情・残留思念などを読み取れるため、手袋をしている。クールでかっこいい女性。レズビアン。
ルーク:双子の兄。帽子の男の霊に取り憑かれており、薬物中毒になる。
ネリー(ネル):双子の妹。末っ子。「首折れ女」の霊に取り憑かれており、幼少期から寝るとそれに起こされる。一番良い子。

この家族が転売を考えて古いお城のような建物を買い上げて補修を行うのですが、「ここは寒い」「なんか嫌な感じがする」「常にうるさい」と子供たちに言われ、母親が一番先に霊に取り憑かれます。

そして母親は「自殺」。その他の霊障にもほとんどの子供が悩まされ、トラウマを抱えることになります。

その後、時は過ぎて26年後、ネリーが突然自殺をし、家族が葬式に集まることで、真相が徐々に解明されていきます。

時系列は結構入り乱れますが、これにはどうも、「霊には時間が関係ない」ことも示唆されているようです。

ただこのドラマの良かったところは、「幽霊怖いね」とか「なんかに呪われてるから祓っておしまいにしよう」みたいな単純明快な話ではなかったところです。

もしそうだったらバイオハザードとか、ジャンプ漫画みたいな感じで終わらせられたと思います。そっちも悪くはないのですが。私はこのドラマみたいに、人の複雑な感情をリアリスティックに描き、感情面や人間関係に重きを置いた上で、人生の普遍のテーマに挑むといったストーリーがとてもディープで良かったです。

家族がそれぞれ別のものを見て、兄弟や親に信じてもらえないのも悲しいですし、そちらで精神を病むこともある。「信じられるはずだった」親や兄弟が信じてくれないという悲しさ。

また終盤で親と管理人が「子供をこれから厳しい世界に送り出すのがとても怖いから、家で保護しなければならない」と言った考え方を持ち出してきますが、これが逆効果であることも示唆されます。

私も東京に実家があるにもかかわらず25歳で家を出ました。決して、住みやすいとは思っていませんでした。家が守ってくれるわけではないことを、私もずっと自覚していたのかもしれません。なのでわかる気がしました。

この家族は決してものすごい仲が良いわけでもないのですが、一緒に酷い経験をしているので半分仕方なく面倒を見たり気にしているところがあり、そこもリアリティがあるなと思いました。

下手な、「家族大好き至上主義」ではなくて良かったです。

また、なぜ自殺に追い込まれるのかもしっかり描写していて、伏線張って回収していくところも良かったです。

多くの人がそうだと思いますが、「首折れ女」の正体には本当にビビりました。あの回が一番怖かったですね。衝撃的なエンディングを迎え、呆然としているところに無音のスタッフロールが流れてめっちゃ怖かったですw

映像もとても暗いですが、幽霊の表現は上手いなと思いました。音もなく近づいてきたり、突然街中に霊が見えたりとか。