といってもリリースの順番が違う。
Xが最初。Xに出てくる謎の殺人ババアがパールである。
このXはそこそこ有名だったので、一度途中まで見て飽きてしまっていた。
もう一度見てみたのだけど、やはりいまいち話が頭に入ってこない。
テーマも少しわかりにくいというか、漫然としている。
パールが若さに嫉妬し執着しているのはわかるのだが、その結果なぜ殺人なのかはいまいちわかりにくい。まあ、基本要求飲まない人間を殺すんだけども。
ところでこれ、バイオハザード7とかなり似てる感じもするんだけど、影響受けてるのかな?
なぜパールはそんなに良かったのか?
パールは2作目だからか、最初からテンションが高い。大袈裟でレトロな音楽が、「これは頭のおかしい映画ですよ」と教えてくれる。
で、実際頭がおかしい。わかりやすいのだ。
しかしパールも最初は、アヒルを殺すとかその程度だったのだ。
だんだんと、彼女は周りに不満を感じ、鬱積した感情で相手を殺すようになる。
その、鬱積する感情に共感するし、理解できる気がするのでのめり込めるのかもしれない。
彼女の持つ、母親への憎しみと、愛されたい気持ちが複雑に絡み合う情景を、理解できるものは涙を流すであろう。誰しも、産みの母は世界に一人しかいないのだ。
パールはエンディングが良い。
ついに発狂を極めたパールの笑顔がすごい。
ミア・ゴスは天才。
追記
ジュナ・オルテガ(ウェンズデー)めちゃくちゃ可愛いが、この役はちょっとかわいそうっていうか・・・