2024年11月3日日曜日

フォールアウト4 クリアしました(ミニッツメンエンド)

これからネタバレを書くので、先にブタの貯金箱動画だけ披露しておきます。

ブタの貯金箱ランチャーは、とある武器商人かなんかが友人に馬鹿にされてブチギレて作った武器で、そいつを探しに行ったら計4回はブタの貯金箱で即死させられた結果鹵獲した武器なのでその効果は折り紙付きでした。弾が少ないけどキャッスル戦で使ってよかった…

使っている間はそんな余裕はありませんでしたが、静止画で見るとちゃんとブタを担いでいて超カワイイ。でも当たると即死ww

一応ゲームクリアしたのですが、

インスティチュートにいる息子がやたら非難してくるので

結構粘って会話をしたのですが、どう足掻いてもこちらについてくれる気はない様子で。

調べたのですが、

息子につくと、ミニッツメンやバレンタインからはかなりの反感を買う。インスエンディングもあります。

ミニッツメンと一緒にいればどうしても息子と対戦することになる。

和解のエンディングって用意されてないんですってよ。なんかもやりますねw

私は成り行きでミニッツメンを選びましたが、プレストンガービーは好きじゃないです。彼を好きな人なんておらんやろ?ものすごい人づかいが荒いからなw「ところで将軍」はもうネタだから。なんだよ将軍ってww

レイルロードはおしゃれで多様性があって好きなのですが、人造人間が好きすぎてちょっとやばい連中だと思っていますwキャラは面白いんだが。 

Brotherhood of Steelは、ドラマ版と同じです。軍隊で一見ゲーム的には非常に楽しそうに見えるしヘリや飛行船も操っていますが

最初に加担するとなった時、やたら上から目線なのが気になりました。発言がきついし誰も笑顔を見せません。

ドラマ版でもすごかったですからね。内部の競争。ドラマ版の男性主人公は少々汚い手を使って無理やりパワーアーマー使ってましたし。パワハラブラック組織ですが、軍事力はピカイチだと思います。

消去法でいくと、やっぱりミニッツメンが一番平和なのですが。リーダーがなんかダサいのが気になるwあと将軍はやめて欲しい。

バレンタインはフリーランスの探偵なのでパートナーとしては非常にやりやすかったです。

しかしバレンタインは正義感の塊(警官の記憶と人格をインストールされている)なので、ちょっとでも不正を働くとすぐご機嫌斜めになりますwでも、個人的にフォールアウト4で犯罪行為は一切おすすめできないです。バレンタインに攻撃されるだけでなく、RDRと同じで民衆からゴリゴリに攻撃されますので。

どの派閥に属するか。

これはまるで日本の政治のようだなと思っていました。

こないだ選挙があったので特に思ったのですが、インスティチュートは地下で安全に持てるだけの富と科学力で世界を支配しようとしている与党みたいな感じですかね。内部でぬくぬく、あまい汁を啜っている。一番金持ってますからね。

ミニッツメン、レイルロードは小規模な野党、BOSは軍隊なので強硬派だと思います。

この中ではやはりミニッツメンが一番まともってことになっちゃうんですよね。

だって、人造人間で世界を支配するなんてやっぱりおかしいですから。

人造人間はどこまで行っても結局人造なんですよ。

フォールアウトの世界にはコンパニオンとの恋愛概念があるにも関わらずバレンタインにはそのような展開が用意されていません。彼は所詮人造人間だからだと思います。だがそこがいいとも言える。あの世界で恋愛したいとはあんまり思わないな。

ところで、息子は何をしたかったのか、考えた

息子は何をしたかったのか?なぜ母と和解しなかったのか?

これについては気になったので一応調べてみました。

どうも過去のネットの考察では、

母を解凍して起こしたのは息子本人。
その時点で息子はもう病で寿命が決まっていた。
だからインスティチュートを託そうとした。ということらしいのですが。

そういう説明はゲーム中にはなかった気がしますw

それに、地上と和解を試みた。という話や、ラジオの電波で演説を流しているのも聞きました。和解ができなかったから、攻撃してきたのだと思うのですが、

なぜ、母親という最強の手札を持っているのに和解に使えなかったのか。

息子には、「母さんのせいだ」と言われましたが和解のイベントは特に起きなかった気がします。コミュニケーションが全然足りていませんね。ただ、インスティチュートルートにするともっと親子の会話があるらしいのですが。

個人的には、インスティチュートがあまりにも閉鎖的で、一方的な演説ばかりなのに問題があると思います。直接姿を現したり、双方向コミュニケーション(電話くらいなら作れるだろ)ができていれば色々伝わったかもしれません。

これで最後の最後に和解のイベントがあればもっと満足度の高いストーリーにできたかもしれませんが。

それをしないのがフォールアウト、なのかもしれませんね。

ちなみに息子が母親を慕うような会話は、一応ありました。なんにせよ交渉がほぼすんなりと息子には通りますのでw

息子が残したもの

実は息子は最後に自分にそっくりの人造人間を残します。外見は10歳くらいの少年。そいつが前に一回しか会ってないのにこちらを母親と呼び、連れてってくれとせがみます。

ああそういう展開ね。そうやってシナリオに救いを持たせるのか。と思いましたが、考えようによっては残酷です。本物ではないですし。

だけど私が即答で「よし一緒に帰ろう」と選択したところ、女性主人公の声優さんの演技が素晴らしくてですね。泣きそうになっているのを堪えているボイスにちゃんとなっているのですよ。素晴らしいなと思いました。

まあ、結局、人造の息子でお茶を濁して終わるわけですが(見るたびにつらくならんのかね)、ここで「複雑やなあ」と思ったらそれが製作者側の狙い通りだと思いますね。


でも個人的に、「歴史は繰り返す」「人は過ちを繰り返す」という終わり方は好きじゃないので、「私には教訓がある」というセリフもあったけど、私は、ちゃんと人間は前進をするべきだと思いますよ。同じことをそっくりそのまま繰り返さないようにね。

あと、やっぱり情に流されるのは個人的にはろくな展開にならないなと思っています。ラスアス2がそうなんですよね。あれって、1で情に流された結果のツケを払わされる恐ろしいストーリーで、不毛すぎてしんどかったです。

2024年10月31日木曜日

フォールアウト4 お金を稼ぐ方法

お金を稼ぐ必要に迫られている。

フォールアウト4の世界はシビアだ。

たとえば売るものが沢山あっても、相手が金をあまり持ってない。

売るものが沢山あっても、持ち歩ける量に限りがある。

以上の理由から、お金を稼ぐこと自体チートがほとんどできないのだが私なりに解決策を書いてみたいと思う。

  • 水をつくる
    • 多くの攻略サイトが推奨している。なぜなら井戸を作れば自動で水ができるからだ。ただ、私はいつも水を8キャップで売っており、あんまり儲けになってない。
  • 敵の武器を鹵獲して売る
    • 一番高く売れる。ただ、重くてたくさん運べないのが難点。
  • クスリを調合する
    • クスリは高く売れる。
    • 響きが怪しいのが難点。
    • あと、やはり何もないところからクスリは調合できないので割とすぐに資源が尽きた。
    • スティムパックも高く売れる。
  • デスクローを狩る
    • デスクローを身ぐるみ剥がして売ると結構高値がつく。
    • だけど、どこにいるのかいまいちわからん。いきなりいらん時に出てくる。あと演出が怖い(実際は、間合いを詰められなければ大体勝てる)

そもそもなぜ金が必要なのか

おあつらえ向きに貯金箱が登場したがこれは地雷である


インスティチュートが攻めてきたのである。
先日テレポートして、息子に熱心にスカウトされたにも関わらずだ。これは後で「母さん!強い方につきなよ!」とか言われるに違いない笑

敵は人造人間とコーサー(工作員や殺し屋)だが、とにかく量が多い。

備える必要がある。

地雷をかなり集めたのだが、ぶっちゃけ設置している余裕がだんだん無くなっていく。

現在考えている攻略は(もう5回くらい失敗してる):
  • アルミと電気回路を集めて、赤い機体パワーアーマーを強化し着て挑む
  • 今日げっとした強力な武器を担ぐだけ担いで参戦する
    • ベースボールランチャー(バッティングセンターにある機械と同じ)
    • ブタの貯金箱ヌカランチャー(弾が特殊なためあまり無い)
    • ロケットランチャー(弾切れ)
と言いたいところだが、持てる重量を増やす必要がある。

可愛いが死ぬほど強いので注意。皆即死する

ただ正直、波状攻撃が強すぎるので、どっちかと言うと自分の防御力を上げた方がいいのかも。弾は鹵獲した方が早いかな・・・

マイアラーククイーンはなんとか一回で倒したのにこれはひどいなっていうイベントで止まっちゃってる。ここでニック・バレンタインに禿げ増してもらおう。

「この前誰かが頑張った時どうなったか、見ただろ」

優しいなあ

全然クリアできんけど

2024年10月27日日曜日

アランウェイク2 DLC「レイクハウス」をクリアしました

楽しみにしていた「レイクハウス」DLCですが、

海外勢が言っている通り、少々短く、肩透かしでした。

ナイトスプリングスが非常に面白かったのでちょっと残念です。

ただ、今回はアランウェイクの本質に迫るストーリーで

コルドロンレイクが

何をどこまで芸術とみなすのか

という問い、そして

人為的に、AIなどが真似して創った芸術は芸術とみなされるのか

などの、本質的な問いに挑む話でしたが

(特に、アランの文体を学習させて小説を書かせるタイプライターなど、まさに我々が直面しているAIによるクリエイティブ乗っ取りの恐怖をビジュアルからも感じました)

残念ながら、科学者の夫婦が喧嘩(競争)を始めてしまったため、研究がぶち壊しになり、実験体であった画家は気が狂って暴走。(しかしそれも、アランの力である可能性がある)

彼が命を賭して残した絵は残忍なオーラを放ち、スレッショルドと化していました。

アランの小説よりも遥かに禍々しい、絵画の力。

私にはわかるのです。

文章で禍々しいものを書いても、限界があるんじゃないかと(私もぐろぐろ小説は大好きですが)。私が油絵を大学で好んだ理由は、

油絵って、グロくすればするほど教授に評価されるのですよ。

洋画って、当時は特に、受験前からずっとそうでした。

だからもし凄まじくネガティブなエネルギーを持たせたいなら、絶対油絵だと思います。

なので、アランの小説より強い敵が絵から出てきている理由は、直感的にわかります。

その次にグロいのが「映画」じゃないっすかね、映画は、グロいのが多いですね、監督の精神を疑ってしまいますが、そもそも、まともな精神の人は昨今は映画撮らないと思うんですよね、

健康的な性欲を持って、アゲアゲエンターテインメントを撮ってたジェームズキャメロンの時代は終わったと思っています、

しかし、ジェームズキャメロンはリドリースコットと逆で、「機械=暴力」として描くのは本当に上手いので、きっとキャメロンは機械が怖いのでしょうね、リドリースコットが怖いのは「女」だと思います笑。そして人間が嫌い。

今回、私がモノマネして遊んでたエステベスが主人公なのは嬉しかったですが、独特の毒舌以外はあんまり面白いところがありませんでした。

まあ、個人的にはエステベス、独特の面白さがあるので、今後もちょっと出てきては毒吐いてほしいかなと思ったり。

クオリティはとても良かったです。特に音楽、サウンドエフェクト。ちゃんとホラゲになってました。

ただ、私はCONTROLはコンクリの建物の中で戦うのが鬱になるので、アランウェイクシリーズの方が好きです。




2024年10月20日日曜日

ジョーカー フォリ・ア・ドゥ

【少しネタバレあります】 


非常に評価が低く米国では最悪と言われている本作ですが見てきました。

37,39って初めて見たかもなw

ちなみに私はジョーカー自体は「嫌い」なので、あまりにも普通というか当然の報いじゃないの?ってドライに思っちゃいました。そういう映画です。目新しいものがない。

前作のジョーカーは評価されすぎましたね。私はあの時も「ジョーカーに同情してる人の気持ちがイマイチわからん」と思ってました。

社会的弱者だから人を殺して良いわけがない。

今回「女性と関係があまりなく、童貞だっただろう」と裁判で言われていてブチギれていましたが、つまり「社会的弱者」「弱者男性」に向けたキャラクターなんだと思うんですが、だからといってやっぱり、人を殺してはいかんのですよ。だから京王線で真似するような人が出てくる。そこは殺さないでどこまで頑張れるかですよ。殺す以外でも戦う方法があるのだから。特に男性はどうしても女性に比べると、弱者であるにもかかわらず結局暴力で発散しようとする人が多い。

どこが弱いんだよ、って思うわけ。

ただ、今回のこの映画に関しては、

「ハーレイ」をどう捉えるかが少し疑問でした。

今まで弱者男性であり童貞でありモテなかったアーサーが、ジョーカーになることで(?)ハーレイにみそめられたというか、ハーレイには魅力的に見えたのでしょうね。彼女の方から気に入って声をかけたわけですが、ジョーカーは社会的には裁かれる立場にあるわけです。

さてこの映画、いつもの如く派手に立ち回ってジョーカーが逃げ切れればよかったのにそうは描かれていません。

そこは、解釈が難しいなと思いました。

単純に、ジョーカーはやっぱり悪いやつだから。なのか、

ジョーカーは次へ次へと受け継がれるものだから、なのか。

数々の悪評がXに溢れる中、「ジョーカーは受け継がれていく」と書いている人がいてそっちが正解ではないかな?と感じました。

なぜかというと、

  • ジョーカーがハーレイを妊娠させる。そしてジョーカーは「後継ができた」と結論を出している。
  • ラストのあたりで、アーサーが逃げる中、ジョーカーのメイクをしたファンが追い縋ってくる。つまり民衆の中ではジョーカーは生きている。
  • そして最大のヒントは一番最後だと思います。明らかに、後ろの人はナイフで口を大きくしていますね。彼が、次のジョーカーでしょう。
前作でジョーカーは「伝染し」、今回も蔓延している。アーサーは有罪で終わる。けどジョーカーは民衆の中で生きる。

前作のブルース・ウェインとの年齢差もXで指摘されていましたが、おそらくブルースが大きくなったあたりで、また派手なジョーカーが出てくるのでしょう。
ハーレイがまるでただのツールのように扱われているような気がして、全然恋愛描写も共感できませんでしたが、神話のようなものだと思えばまあわかる気もします。
ただ、マーゴット・ロビーのハーレイとは全く違っていて、魅力は感じませんでした。
ミュージカル部分が蛇足なんですよね。すっごい中途半端だし。
しかも、惜しいのが、ホアキン・フェニックスも歌が上手いのですよ。とても優秀な役者なんだなと今回も思いました。演技も相変わらず上手いし。
だけどレディ・ガガを出すからミュージカルにするという安易な発想で、すっごい中途半端なミュージカル映画にしてるし、しかも最後らへんとかじゃあ他のミュージカルみたいに歌って終わるんかと思ったら歌わないし、他の有名な歌のパクリが多いし、
これ、きっと内部でも揉めながら作ったんだろうな〜、
って感じる作品です。
なんというか、「ジョーカー」というコンテンツの限界を感じました。


2024年10月15日火曜日

無一郎くんの出身地登ってきた

登山は

今(秋)と春しか登れなくなってきた日本

(富士登山は、夏と決められていますが)

9月も暑いので、10〜12月と、4月〜6月くらいですか。6月、やたら山ビル注意報が出ていて落ち着かないですね。熊は滅多に出ないとしてもヒルはなあ。

景信山は相模湖駅から登ったのですが、車道を途中まで歩くことになったので、路線バスはうまく使うべきだったかもしれません。

小仏峠までがすごく大変でした。景色もそんなによくないし、峠に何もないしw

峠から景信山に行けるんですが、そこから先はあまり木が多くなくて、明るい山でした。まあ見た目は明るくて気軽に登れそうですが一部岩が結構露出していたり、泥の道もあったので、あんまり、気楽に考えない方がいいです。

この平坦な場所だけ見るとピクニックなんだがね。


実は高尾山よりは高い。

だけど景信山の山頂に他のキャラクターの山とか紹介されてるけど

私は、富士山はいつか行くと思いますが、雲取山にチャレンジしようとは思わないっすね。

山頂ではなめこ汁うどんをいただきました。これがとても美味しかった。(疲れてるからねwww)

正直アニメとは無関係な景色しかなかったけど笑、私は山からたくさんエネルギーをもらえました。無一郎くんのおかげかもしれません。

正直ここのところずっと病んでいたので、ありがたかったです。

明日からまた病むかもしれませんが、一旦回復したので深刻な状況にはならないと思いたい。やっぱり、海、山はメンタルを回復しますね。

YAMAPの計測によると消費カロリーが1322kcal

これは私の基礎代謝より上w

でもそんなに痩せないよねwと思って体重計に乗ったら

体脂肪率-2%、体重-2kgだった、今だけかもしれないけど。ちなみにこれは偶然だけど、私の身長体重のスペックは無一郎と同じです。体脂肪率はかなり違うと思うけどもw


2024年9月29日日曜日

ベイビーわるきゅーれナイスデイズ とても良かったです

https://babywalkure-nicedays.com/

例によって小島監督のポストでベビわるにあっさりハマってしまった勢です。

1をアマプラで観て「これは良い」となり、「ある用務員」も観て、これもなかなか良いとなり、2も観て、今は毎週の30分ドラマも録画しています。 

一応言っておきますが、欠点はめっちゃ人が死ぬことです。なので人が死ぬのはちょっと、と言う人には残念ながらお勧めできません。

ベビわる全体の良さについて

まず女子2人組のアサシンってところがいいですよね。

今回の映画は特にそういう点があるので後述しますが、女の子同士でバイトみたいに殺しの案件を片付けていく感じがいい。

あくまでも仕事。食っていくため。1は生活費はバイトで賄えと言われ、せっかくアサシンやってるのにバイトをやる羽目になったり、2も借金を背負っていることが判明してやはりバイトをやっている。あくまでも、働く女子の話なんですよ。

男とのいざこざは殺し以外ではゼロで恋愛要素皆無、ハニトラ仕事もなし、女同士で暮らしてるの最高に気楽だよね!って感じがいい。2はレズ展開あるかと一瞬思ったけど、多分この二人はない。仲のいい女友達ってたくさん見て来たけど、本物のレズにあったことはないです。恋愛感情はね、邪魔だよね。

あとはもちろん、キレッキレのアクション。

そして個人的に「ファッションセンスの抜群の良さ」を挙げたい。これはドラマ版も素晴らしくて、毎回ファッションチェックに余念がないです。

基本的にコメディなのですが、ギャグのゆるさもいい。最近じゃお決まりのカフェで仕事の話をするシーンがもうお馴染みになってて見ててくつろげる。あとキャラクターも漫画みたいな、個性がある。

あと後述しますが、坂元監督のセンスなんでしょうけど時々すごいマニアックなネタが突っ込まれます。毎回それでなんかちょっとドン引きしながら、すごいなって感心します。


今回の映画

まず宮崎で女子旅楽しんでる二人。ビーチで水着でも、短パンにTシャツでビキニじゃないとろがまず配慮されてるし、そういうお色気要素皆無で健康的に行く感あって良い。これは女子ファンが増える理由ではないだろか。

宮崎という舞台

私は一度宮崎に遊びにいったことがある。

青島神社、鵜戸神宮、モアイ像なんかも見た。「シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート」っていうすごいホテルがあるのだが、そこがロケ地に使われていた。あそこは映画見てもわかるけど、エントランスホールがとってもゴージャスで、私たちはレストランを探しに行ったんだけど満席で、結局見物だけして帰ることになったwそれにしても凄まじい豪華さで、映画でもよく映えている。そのシーンではちさととまひろが「フォーマルな服」を着るという、スパイ映画によくある展開なんだけど、そのフォーマル加減がまた謎で面白かった。まひろのネクタイかわいい。

そしてなぜか青いカラコンw

最後の一大バトルでまるで南国のジャングルみたいなところで戦うみたいなのあるけど、私たちも野生のバナナ見つけて大変驚いたので、あれはガチである。

また、九州特有の人間関係も感じた。

七瀬が綺麗な九州弁を喋るけど、役者さん宮崎の人だからね。で、聞いてるだけだと「九州弁あったかいなあ」なんて思うじゃない。でも映画の終盤でわかるよね。メンツを潰されると豹変する。4年しか福岡にいなかったけど、わかるなあ、あの怖さ。


アクションは本当に素晴らしい!!

邦画でこれだけキレッキレのアクションが見れる映画はあんまりないはずなので、アクション映画がみたい人には本当に強くお勧めしたい。

あとすごいのが、まひろ役の伊澤さんも、池松くんも自分でアクションやる人なんですよ。だから緊張感が凄まじかった。しかも池松くん強いんだよなあ・・無敵キャラみたいになってた。仮面ライダーが弱いとは思わないけど、変身する必要性ゼロだったからね。今回。


池松壮亮氏の冬村がキーパーソン。

私はシン・仮面ライダーでしか彼を見ていないのだが、今回の方が迫力があったような気がする。別に仮面ライダーが悪いとかじゃなくてさ。キャラがちゃんと立ってる気がしたんだよね。仮面ライダーは、キャラとして合ってたんだけど、多分緑川ルリ子があまりにも魅力的すぎたり、敵の女性陣もみんな華やかでなんか男性陣が後ろに追いやられてたような気がする。

私としてはこの映画に興味を持っていただきたいというのがあるので、池松くんのキャラを紹介すると、「冬村かえで」という名のフリーの殺し屋で、殺しを始めた理由はちょっとしたことだった。

一度殺してしまえば、真面目な彼は、「もっと上手くできるはず」なんて思い始めて、銃の研究をしたり、サンドバッグで訓練を始めてのめり込んでいく。

そう、真面目なキャラなんだよ。なんかね、結構いるよね。日本の漫画やアニメによくいるタイプ。真面目で努力家で優秀なのに、全然他人と上手くいかないが故に、悪人を極めてしまう。

今回の映画では特に、相手を殺そうとしている時の役者の目に注目してほしい。

ちさとは元々血の気が多いので、ちょっと薬が回っているような、病んだ目つきになる。

まひろは獰猛な肉食動物のような目つきに。

だが、冬村は違う。スポーツ選手の目をしている。とても純粋で綺麗なままだ。彼にとって、殺しはスポーツなのである。極めなければいけないのだ。

そしてこの映画のいいところは、本人は自分がなぜ悪い道に行ったのかわかっているのに、誰も彼を説教しないところだ。

最後まで、彼に誰も本気で、興味を持っていない。そこがリアルでいい。


「仕事とは何か」

ちさととまひろは殺しを「仕事」と捉えている。

休暇中の仕事の依頼はわかっていても渋々出かけるし、早く終わらせて焼肉行こう、なんて言ってる、普通のOLと大差ない。「パワハラ」なんて言葉も普通に使う。

だが、冬村は違った。

彼は殺しに仕事以上の生きがいを感じている。報酬は受け取っていると思うが、「仕事」にのめり込みすぎて、雇う側から見たら非常に便利な男だし、モチベーションすら維持してあげればもっと働いてくれるだろうと思われている。

しかし、厳しいことを言うけれど、モチベーションなんてのは実体が不安定だし、雇い主がいればフリーでもやはり関係が生じる。

人間と働く以上、どこかで意識のズレが生じる。彼はそれで大変な目に遭ってしまう。この映画では、仕事に対する意識の描写が的確に行われている。冬村は、他人と働かなければならないのに連携を自分勝手な理由で壊してしまったのだ。

ちさととまひろがモチベーション低いと思う人もいると思うが、結局は仕事は結果で測られるし、人と働くのであれば人間関係も重要だ。

これについてとても考えさせられたのが、終盤で冬村が言う「どの殺しが一番楽しかった?」という質問。(台詞うろ覚えだけど)まひろは自分が殺したやつのことなんて覚えていない。だって仕事だから。

私もそうなんですよ。すごいドライなところがあるの。アメリカに影響されてるってのもあるけど。だから職務経歴を語れと言われると一瞬すごく嫌な気分になる。だから面接ではいつも、すごい仕事をしたんだと熱く語る演技をすることになる。実際したんだろうし、楽しいと思うことももちろんあるけど、でも結局みんな生活のためにやっていたんだと、私は理解しているから。

これはまひろも私も女性だから、ってのもある。男性には夢が必要。だから冬村は実に純粋な男なのだ。

だけど、純粋さと言うのは時に非常に凶暴になる。


キャラが良い

前述したけれどベビわるシリーズはキャラクターも非常に面白い。

今回冬村以外で見どころはやっぱり、「入鹿みなみ」。前田敦子さんが演じているんだけど、私はたまたま「クロユリ団地」や「町田くんの世界」が好きで、その時前田さんの演技力の高さに驚いた記憶がある。今回も期待を裏切らなかった。

アニメキャラっぽいツンツンした毒舌お局系女性で、やたら「私の方が7年先輩」と姉貴風を吹かしてくるんだけど、まあ、ありがちなツンデレを、後ほどかましてくる。

私は女性のツンデレは「はあ」って思う方なんだけどこれハマる人いそうだな……

男性のツンデレは状況によりけりだけどめっちゃかわいいと思うことは結構あります。

あとその時のデレの長台詞の内容がめちゃくちゃ面白くて笑いを堪えていたんだけど、その後打ち上げの飲み会でもさらにやばいネタをぶっ込んでくるのでぜひ楽しんで欲しいんですよね。

ただ、ネタがディープすぎて(アニメネタとアニラジネタなんだけど)流石にアニメ見る人間でもちょっと引くし、内容タイトルしか知らんし、引くほどディープなのが笑えるww(そしてそれを知っている坂元監督がちょっと怖い)

アニラジネタあるっちゃあるけど相手が知ってる前提でないと普通ぶち込まないだろwって思ったww


おまけ:田坂

田坂なあ、あいつ、ゴールデンカムイでいうとこの白石みたいな立ち位置だと思うんですよ。鬼滅の村田みたいな。(村田はまともなファンが多そうだからあんまり言わないでおくw)

田坂は仕事ちゃんとやってるけどなんか、なんかイラッと来るんですよね。真面目にやってるんだけどね。

あ〜また白石かよ〜みたいな(白石は時々マジでやばいが)

ちさとが名前忘れてる感じがすごく良かったです・・・

つか自分が名前覚えてるのがまたちょっと腹立つんだよな・・・


あとエンディング!!

エンディング良いよね。1を思い出すアイテムもあり、結局それよな。って思う。

すごいシンプルだけどすごいよくまとめてるよね〜。素晴らしい。


2024年9月17日火曜日

「エイリアン:ロムルス」超おもしろかったのですが?!

エイリアン:ロムルス批判してる人ってなんなの?!知的生命体ぶってんの?カッコつけてんの?普通に面白いじゃん!エイリアンのファンってめんどくさい人多いな!

↑という結論の記事になります。


確かに今までの「エイリアン」シリーズの焼き直しだしほとんど変わってない上に、イアン・ホルムがもう亡くなっているのにも関わらずCGでの出演。ただ、今回はウェイランド・ユタニ社がブラック企業らしい描写が冒頭にあり、そこでの底辺の社員の働きぶりや、生活の苦しさのようなものが窺える。

今までは宇宙船の中の話が多かったため、ちょっと新しいなと思ったし、会社に冷遇されているというのは今の時代だと感じる人も結構いるのでは無いかなと思った。

そしてもう一つ私が比較的新しいかなと思ったのが、ウェイランド社は人間の脆弱性を重く受け止め、強い人間を作るためマウスとエイリアンの遺伝子を掛け合わせた研究を行っており、注射すると遺伝子が取り込める薬品まで作っていたこと。

しかし生物兵器よりはマシなんじゃ無いかと。

個人的には「プロメテウス」の説明不足部分が気になっていて、今回の映画公開にあたって色々噂が飛び交っていたんだけど、エンジニアが人間を作り出した張本人たちで、イエス・キリストという完璧な人間を後から送り込んだところ殺されたことに怒っている、というのが本当のアイデアだったら非常に面白いと思うんですよね。(ダン・ブラウンが飛びつきそうだな)

エンジニアが作り出した人間が非常に脆弱で、呼吸できる気体の酸素濃度や、気温などの環境にかなり制限があることを、エンジニアが「失敗したな」と思っているんだったら、ウェイランドの研究は愚かではないと思うんですよ。


「人間の愚かさは感情で物事を判断すること」

この指摘は実は間違ってはいないと思う。実際非常に感情的な人が多いと感じるし、ちょっとしたことでキレ散らかす人がいる。

私としてはそれを逆手にとるのが一番いいなと思っていて、今まで、結構いじめられても放置したりしてたんだけど、最近は「怒る時はわざと怒れ」と思っている。それが意思表示になり、コミュニケーションになるからだ。

私は怒りの限りゴネて喚くやつとか超ガキだしそんなエネルギー残ってないよって思ってたけど、わざとやるのは有効だと思う。前の職場とか本当にすごくて、怒るとzoom会議なのに10分間他者を差し置いて喚き続けるやつとか普通にいた。大体30〜40代の男性で、中には日本有数の大学を出ている高学歴男性もいた。彼らはただキレやすい人たちなので、戦略にはなっていないけど。

私が今までフィクションで一番感情を排した決断ができるなと思った人物は「ゴールデンカムイ」のウイルクである。彼は人間でありながら、土壇場で非常に残酷な決断ができる人物で、仲間を殺したあと自分の顔の皮膚を剥いでいるんだけど、どんなに感情的な人間が嫌いでも私はそこまでできる自信がない。

エイリアンシリーズでは、アンドロイドが毎回のように感情に左右される人間を否定してくるのだけど、一応、本筋としては「いうても人間には良心がある」でいつも締め括られる。けど、この残酷な正論が私はいつも好きだ。これがなければ「エイリアン」ではない。


アンドロイドの「アンディ」がキーキャラ

アンディはディスクを追加されるとウェイランドの使者みたいになって残酷な決断が可能になるんだけど、それが、今までいじめられてたアンディではなくて万能感あって私はかっこいいなって思うわけ。だけど、先ほどの話に繋がっちゃうんだよね。

つまり合理性=善と言えるのか?というテーマ。

いや、これは前述の通りずっと付きまとう話だと思ってる。

時には残酷な決断を下さなければならない時もあるだろう。だけど長い人生を見ていくと、まあバランスかなと思う。残酷かどうかは主観だから。

優しければ脆弱なのか?残酷であれば強いのか?これは一生つきまとうと思ってる。

ちなみに残酷な時のアンディはずーーっとすごい悲しそうな顔してるんですよね。見どころだと思います。


それにしてもメタファーが強烈

今回の「妊娠・出産」のメタファーも強烈だった。

サナギと化しているエイリアンを攻撃すると女性器そっくりの口が開き、例の強酸性の液体を飛ばしながら中に棘とか仕込んでくる。確実にやられるとしか思えん。。

こんなの見て喜んでる人なんかいないだろ。。

前からずっと思ってんだけどやっぱりリドリースコットは人間のreproduce過程が嫌いか、なんか歪んだ信仰とか持ってるんじゃないだろうか。それか人間が嫌いなのかもしれんが。

冒頭でメンバーが一人妊娠していることがわかり超絶嫌な予感しかしなかったしプロメテウス見てる人は「オワタ」って思うだろうけど、まあ正解です。おもしろかったですよ(笑顔)


エイリアンがCGではなくてアニマトロニクス使用なのも良かった

ただ、もしかしたら予算的な問題かもしれないけどそんなにたくさん出てこなかったかな(尺の話ですが)。

前から言ってるけどCGはかなり頑張らないとどうしても違和感が残る。実写との融合がかなり難しいんだ、、私は、長年写真のレタッチをやっているから下手な合成がすぐにわかってしまうし、AIは皮膚をなめらかにしすぎ。どんなにメイクしても、加工しなければ普通は毛穴らしきものが写って、それがリアリティになる。

そこにきてアニマトロニクスやパペットは合成ではないので、ちゃんと作られていれば綺麗に現場の絵に融合できる。そもそも照明を考えなくていいのが楽なはず。CGの照明ってなんか非現実的なんですよね。まあ当たり前なんだろうけど。

あと最後の「アレ」は役者が中に入ってるそうです。


主人公は魅力的で「次のリプリー」になれるかもしれない

とはいえ、シガニー・ウィーバーは特殊だったよな。かっこいいし。4とか本当に最高。個人的には4がラストであるにも関わらず、「完璧なリプリー」だったと思う。色気も母性愛も最強だった。

今回の主人公は個人的にはラスアスのエリーそっくりだった。薄汚い環境に汚い格好でいるのもピッタリである。銃撃戦もできるし。

終盤で下着姿みたいになってるのは1のオマージュだろうか。


全体のテンポは非常に早くて構成力あると思った

ちょっと早すぎるか?!と思ったけど、私は遅いとしんどい人なので全然いいと思った。

とはいえ冒頭の、静かな宇宙を少しの間見せてくれるのはリドリースコットの作品だなあと感心します。意外と、あの、宇宙をぼーっと見てる瞬間が好きなんですよね。