2020年4月5日日曜日

「モテキ」映画版

個人的にこのパターンだと最後全員にふられたほうが面白いと思うのだが、エンディングは意外だった。

もしかしたらドラマだと全員に振られるのかな?

主人公の森山未來くん演じる「幸世」はセカンド童貞だけど、彼女が欲しくてたまらない、草食ヘタレ系男子。だけどひょんなことから2人の女性と三角関係になる。
4人とか言ってるけど残りの二人はほとんど関係がないw

筋書としてはかなりつまらないんだけど、
前半の演出がすごく面白い。例えば「おっさんずラブ」とか「勇者ヨシヒコ」のように、ギャグをふんだんに交えて、ミュージカル調にして、流行ったJ-POPをバックにPerfumeと踊ったりして、絵として結構おもしろいものがある。
おっさんずラブのフラッシュモブがめちゃくちゃおもしろかったけど、あんな感じである。

また、ツイッターで知り合うあたりのやりとりもすごくうまい。
なにがうまいって、幸世のツイートが面白すぎるww

だけど後半になって三角関係が泥沼化すると、突然シリアスになってとてもつまらなくなる。
その点でいうと映画としては全然面白くなかったといえるが、前半の個性的な漫画っぽい演出は好み。

あと女性視聴者として気になるのが、長澤まさみの存在である。

そりゃ、あの子はめちゃくちゃかわいいし、手とか脚とか細すぎでしょ!長すぎでしょ!って思うけど、
幸世はそれだけで彼女を好きになりすぎである。できすぎてるし、なんで長澤まさみ演じるみゆきは、知らない男に肌を見せまくり、肩を出してショートパンツで現れ、胸元も見せてるんだ。それで部屋に上がりこんで寝るとか、頭がいかれているとしか思えなかった。

このみゆきの自由奔放すぎる行動と、あまりにもラッキーすぎる展開は男性に都合のいい展開だなと思って、その辺はしらけた。

まあ、でもこのバカなノリは面白いですよね。

あと、みゆきの心の闇や泥沼化していく心、ライバルとして現れた「るみ子」が交際を断られて発狂するシーンも女性のドロドロした部分を見せてくれている。

女性というのは非常に美しい生き物だが、常に心に傷をかかえている。
私は、傷つかないで生きていこうなんて女は大嫌いだから、こういう描写はすごくいいと思う。
どんなに好きでも大体毎回恋をするたびに、女は泣く羽目になる。
その辺を男性にご理解いただけるとすごくうれしいかなと思う。

正直幸世の考えていることはよくわからなかった、単に、タイプの女を選んだだけっていうことはわかってる。
でも、他の女を泣かせたり、その気がないのに抱くのはやっぱりまちがい。そういう点では、男性都合の話なんだなーと思う。

まあ長澤まさみ彼女にしたい気持ちはわかるがなw

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