主演
ロバート・デニーロ(パディ)
マイケル・ダグラス(ビリー)
モーガン・フリーマン(アーチー)
ケヴィン・クライン(サム)
ケヴィンさんに関してはよく知らなかったのですが、美女と野獣のベルのお父さんでした。
そういえばその映画見たとき、お父さんの人格の変貌がすごいなと思ったのを覚えています。普段はぼーっとしてるんだけど本気出すとかっこいいお父さんって感じ。
他の人はもちろん…演技力は言うまでもなくベテラン中のベテラン、大御所ばっかりのすごいメンツですよねw
この4人がベガスでバカ騒ぎをするコメディー映画なのですが
これが、ハングオーバー!のメンツだったら途中で飽きたかもしれませんが、この4人はそもそもの設定がひどい。60~70代のおじいちゃんたちで、
パディは最近奥さんを亡くしたばかり。
ビリーはいい年こいて独身の軽薄プレイボーイで、20代の女にプロポーズ。なぜか承諾される。キモイくらい若い時のテンションひきずってる。服装とかもヤバい。
アーチーは孫がいるし、要介護w
サムは薬が必要だし、奥さんには「浮気して男を取り戻してきてくれ」と言われる始末……。
このギリギリな感じの初老のおじいちゃんたちが、人生最後くらいの羽目の外し方したところで、あまり責める気が起こらないところがミソだと思いますw
しかし、思ったより裏事情が複雑なのは、ちょっと驚きでしたが……。
その設定必要?と思いつつ、なんというかおじいちゃんたちだからこそ、渋い!!過去があるからこそ、今できる最良の選択とは!おじいちゃんにならなければ、わからなかったことが、たくさんあるんだと、思い知らされました。
独身でバブリーひきずった勘違いビリーだって(俳優がマイケルダグラスじゃなかったら見ておられんキャラクターw)、実はずうっと独身貫いた理由があったりとか。 とても切ない理由で、彼はずうっと独身だったのです。
私はこの中だったら断然ロバートだと思いますが(マイインターン見て本当に良い役者だなあと思い知らされた)繊細で真面目で、慎重なパディですら、ビリーの想いには気づかなかったわけですよね。
シリアスなのはいらないかなあと思いつつも、この設定があるからこそラストが盛り上がるのかなあと思いました。ただのバカコメディーもいいけど、バランスがとれてますね。それにロバートデニーロをただのコメディーに使ったらちょっともったいないかな。
他のキャラがあほかっていうとそうでもなくて、サムが浮気の寸前にすごい理由で「やっぱりできないなあ」って言いだすんですけど、これは人によっては号泣するシーンかもしれないです。
アーチーは、若者に素晴らしい知恵を授けておりました。
「いいかい。女性には、指図するのではなく、訊きなさい」うまく訳せてるかわかりませんが。
Don't tell her to dance, ask.
みたいなセリフだったと思います。あと「セクシーさより美しさを褒めなさい」と言ってたな。なんかそこはすごく納得しました!!!!!
こういうのって年配の人が言わないと説得力ないんだよね~。
おじいちゃんムービーの良さってこういうところにあるよなあと思うし、
おじいちゃんに価値があるかどうかは、本人の心がけ次第なんだよなあと、
世の中で老害と呼ばれる人たちに言いたいし、
自分も、「好かれるのではなく尊敬されるような老人」になりたいなあと思います。
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