いっけなーい!野獣野獣!
わたし、ベル!フランスの片田舎でお父さんとふたりで生きてる、恋愛小説が大好物な妄想系女子!
周りはわたしが普通じゃないって言うの!脳筋にしつこく言い寄られてるし、ほんと参っちゃう!やっぱパリに行こうかな?
そんなある日、お父さんが野獣の城に囚われて、馬だけ帰ってきたから助けにいくことに!
でもお城の野獣はひどいへそ曲がりの冷血男子で―…?
繰り広げられる美女対野獣の口喧嘩!便乗しようとする脳筋!虐げられるお父さん!
わたしたち、どうなっちゃうのー!?
----------------------
ざっとあらすじをまとめましたがいかがでしょうか。
この映画はエマ・ワトソン目当てで見たのですが
そういう魂胆の人には真剣にぴったりです!
村娘の格好、髪型
赤いフードの冬服
アップに結った髪型
黄色いドレス
脱ぎ捨てたあとの白いドレス(内側に着てるやつ)
最後に着てる花柄のドレス
何もかもが絵本から抜け出たような少女性を残しつつも
自立したひとりの女性を演じています
「女らしさ」や「色気」はあまり求めないほうがいいと思いますが
それがベルのいいところ!!
女にしとくのはもったいないくらいの気の強さ。頑固さ。意志の強さ。行動力。決断力。勇気。
エマは確かジェンダー問題にも言及していたと思いますが
彼女は、おそらく「女っぽいキャラ」は演じたくないのかな、というのが伝わってきました。
この話のテーマは、「外見に捉われない愛情」なので、
ベルの設定もそうなのですが、美女であることや、女らしさは強調せず、媚びない姿は作品に合っていると思います。
なのに!も!かかわらず!
エマ・ワトソンの美しさと言ったら!
コツンとした小顔に気の強そうな眉毛、細い顎と小柄な少女体型。
どんなドレスも難なく着こなし、自信たっぷりの姿勢、ストレートな発言と臨戦態勢(笑)
彼女の美しさの半分以上は「強さ」からきているのだと思います。
ベルの「好き」は恥じらいのあるような幼い恋愛感情ではなく
心の底から、好きなことに正直なんだと思います
嘘はつかない、媚びは売らないからこそ彼女の愛は常に本物であり
信頼できる人物と言えるでしょう
性差別の問題に対して、私は大きなことを言うつもりは全くないのですが
どちらかというと、女らしさや男らしさに過剰にこだわる人物に対して不信感は持っています。
なぜかと言うと、人って、生まれた時から男か女って決まっているので(稀に染色体異常はあるようですが、大多数として)
そんなの自慢するというのはあまりにも当たり前だし没個性的だと思うから。
性別以外に誇れるものがあってこそ、人は人たり得るのではないかと思います。
今回の美女と野獣の場合は
趣味が合っていた
というのが最終的にくっついた理由だと思いますが(笑)
私がちょっと気になっているのは
ベルは賢いし、偏見を持たない勇敢な女子だからいいですが
これが、「美男と野獣(女子)」の場合
どうなんだろうなって…
誰かそういう話描いてください。私には辛い妄想しかできない…
ところで
脇キャラが豪華すぎて最後驚いてしまいました
ユアン・マクレガー
イアン・マッケラン
エマ・トンプソンが
隠れていますので、頑張って探してみてくださいw
それから、こんな比較をして恐縮ですが
「ララランド」の数倍は歌が上手でした、みなさん素晴らしいです。
野獣の歌が最高。
野獣はアニメ版もそうですが、声質が深くてあたたかくて良いですよね。
歌詞の内容も良いです。
まさにミュージカルの真骨頂。
「一番言いたいことを歌に乗せる」
を見事にクリアしていました。
エマはそれほどうまくはないのですが、
声がよく出ており全く擦れないのと、ストレートな発声がベルの性格に合っていました。
そしてw
悪役のガストンとそいつの子分(相棒)が非常に歌がうまく、
特に子分の方はオペラ歌手並でした。
あいつらクズキャラなんですけど、本当に歌は良かったです!!
あとベルのお父さんの役者さん、ストーリー内で立場がくるくる変わるのですが
その度に綺麗になったりボロボロになったりして、演技力あるなあ〜と思いました
特に、記憶が曖昧な時のボケ方と、「娘はやらん」と言った時の表情の差がすごい。
0 件のコメント:
コメントを投稿