クローバーフィールドHAKAISHAがアマプラに来たわよ!この名作パニック映画を観たことがないなんてどうかしているから、なるべく早めに鑑賞なさいな。ちょっと疲れる映画だから退屈しているときに観るとグッドよ。
続編だという本作なんだけど、なんでみんなが怒っているかというと、続編に思えないから、らしいんだけど
いや、これはこれでいいんじゃないかしら?
マット・リーヴスがつくったらもっとシャープになったかもしれないけどね。
確かにテーマはブレてるように感じるんだけど、この作品の面白いところは、
「はたしておっさんの言ってることは本当なのか?」
なのよ。もうそれだけなの。脱出するかどうかは二の次。
おっさんが言っている「外の空気は汚染されている」「攻撃を受けている」これがどこまで本当なのか、主人公には確かめるすべがほぼない。だから、わずかな情報から、本当かどうか考えて、脱出プランを練る。
しかし、このおっさん、明らかにおかしい。
途中で主人公のヒロインのことを「女の子」と呼ぶシーンがあるのだが、あきらかにヒロインが嫌そうな顔をする。
アメリカにおいて、成人女性を「女の子」と呼ぶのはちょっと病気と捉えられるから。
日本では、奇跡のアラフィフでもかわいければ女子、なんて呼んだりするけど、それは、日本では小児愛者が多すぎて、HENTAIがまかり通っているから。アニメが原因なんだろうけど。童顔に成人女性の身体をくっつけたりする。
でも上記はアメリカだと「精神病」とみなされる。危険人物なのだ。そう、このおっさん、だんだんやばくなってくる。超危険な液体を保持していたり、大きな嘘をついていたり。
だからこの作品はブレているのではなく、2軸で構成されている。
ひとつはやばいおっさんから逃げなきゃということ。
そしてもう1軸は、本当に外は攻撃を受けていて空気は汚染されているのか?ということ。
このふたつは違うようでリンクしている。
おっさんがやばいだけでも映画としては成り立つのだが、途中で本物かどうかわからないが、「ガス攻撃を受けた」という女性が窓にはりつくのだけど、これがヒロインに恐怖を与える。ヒロインはおっさんが嘘をついていると思っていたけど、この女性の登場で半分は本当らしいと思い始める。だけど、おっさんからは逃げたい。
ただひたすらその葛藤なんだけど、ミステリー色が強くてよかった。見ているほうも葛藤してしまう。
本家クローバーフィールドは、すでに攻撃が開始されており、バケモノの姿もちらちら見えるので、怒涛のパニック映画となっている。一見単純だが謎の面白さがある。
だから、今回は謎解きっぽく仕上げたのだろう。
特に面白いのは最後の10~15分くらい。ネタバレになるけどヒロインは脱出をきめる。ここまでもかなり大変だったので大変面白かった。さて、脱出した先にあったものはー?!!!!
またこれが面白いんですって。
個人的には、さっさと脱出したほうがよかったと思ったけどね。
「ゲット・アウト」も出ていくのが遅かったじゃないですか。だから、実をいうとラストバトルはちょっとしつこいな!と思ったんだけど、今回のクローバーフィールドはちょっと笑ってしまった。普通に「続くんかい!」って面白かった。だからこそラストバトルはもうちょっと長めにやって欲しかったかな。おまけに感じた。
エンディングは賛否あると思うが
ヒロインの決断って、
「私は戦える女になった。だから人を助けに行く」
なんですよね。それがすっごくかっこいいなと思って気に入りました。
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