ロバート・エガースだからなあ、と思って観に行ったんですけどね。
いやあ、つまらなかったですね、後ろの人とかいびきかいてましたね。どうやったら後ろの人間を起こせるのか色々考えたんですけどちょっと難しかったです。
あらすじ読んでも、すごくありきたりな復讐劇だったけど、本編はまさにありきたりで、すごく残酷ならまだなんか特色になると思うんですけどそれほどでもないんですよね…。
伝説の映像化といえば、「バーフバリ」なんかがあると思いますけど、バーフバリって、内容は割とありきたりなんだけど、「ありえないアクション」や「こんなん人間じゃねぇだろw」みたいなCGを使うことによって、ありえないからこそ面白いみたいなところ、あったんですよ。
でも「ノースマン」は、DUNEみたいな筋書だけどDUNEよりCGも劣る(CGは基本ほぼ、無し)し、みたこともない生き物が出てくるわけでもなく、バーフバリやRRRのようなむちゃくちゃなワイヤーアクションが出てくるわけでもない。
印象に残ったのはものすごく北欧神話なシーンばかり。要はミッドサマーのような、綺麗な残酷さや不気味すぎる儀式など。しかしアリ・アスターに助言を受けていると書かれている割に、ミッドサマーほどではないわけですよね。
なんかずっと中途半端だな~と思ってて、
ニコール・キッドマンのキャラクターが意外と一癖あっておもしろい役どころなんだけど、ほとんど生かされていないのがもったいなかったなと思いました。
アニャ・テイラージョイも相変わらず普通の役どころだし…。
ビョークは一瞬しか出てこないし、ウイレム・デフォーも最初だけです…。
あれだけ豪華キャストにしといてもったいないな~というのが本音。実はあまり乗り気じゃなかったのでは?と思いました。
今までのロバート・エガースの映画と比べるとまったく毛色が違います。映像の暗さや撮り方の癖は同じだと思うんですけど。誰かに頼まれて仕方なく作ったのかなとすら思いました。
どうせなら、ライトハウスやウイッチみたいに、精神病っぽい話にして、母親の「女性特有の病的な精神状態」に重きをおいたり、女が国を狂わす話にしてもよかったんじゃないかなあと…。 ラスボスが母親だったら私の評価はかなり変わってたと思いますよww
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