パティンソン君が出ている映画としてウォッチリストに入れてたんですけど突然アマプラに公開されていました。定期的にチェックして正解ですね。
邦題ではダリがクローズアップされてますが、友人のフェデリコが主人公なんだそうです。確かに、途中でダリが突然パリに行くっていって抜けちゃうのでそうかも。
この映画何が面白いって、やっぱロバート・パティンソンですねww
特にファンは、面白くてたまらないでしょう。
内気で陰キャでド変人で、レースがいっぱいついたものすごい変な服を着て、髪の毛はおかっぱみたいにして現れる挙動不審な学生のダリ。
なのに最初から「僕は天才です」と言っている自己愛っぷりです。
パティンソン君はトワイライトの冒頭から気持ち悪さがありましたが
これが彼のウリなんだな!と確信しました。
クラスで微妙に目立つド変人で、何か質問しても変な返事しか返ってこず、しかも声が小さくて聞き取れないww
しかし、付き合っているうちに、シャイでわかりづらい彼の愛くるしさに気づき、いじらしい愛情や、繊細で優しい魂に気づいていく…。
女性は大体ハマるw
しかし今回のこの映画では男性がじわじわとダリに惹かれていく。
そして、明確には描かれていないが、レースを着用して髪の毛も長めにしているダリは、どうやら当初はトランスジェンダーだったようです。しかし最終的には男性としてふるまっているので明確ではありません。ただ、「リリーのすべて」のように鏡の前でペニスを股の間に挟み込んで女のふりをしているシーンがあります。なんと、エディ・レッドメインの友人であるパティンソン君はすでにそれを行っていたのか…。
どっちもかわいいですけどね!私はどっちも好きです!(おい)
エディ・レッドメインのほうは身体が折れそうで怖いけど、パティンソン君は身体が大きいけどメンタル弱いから…(笑)
フェデリコに惹かれつつも、からだを許すことができないダリは繊細で美しく、黒髪なので「ブルースぼっちゃんが20歳くらいの時こんな感じかなあ」とか妄想しました。特に毛布にくるまってるパティンソン君とかかわいかった。
問題は後半で、パリでぶいぶい言わせて大人気画家になったダリは、変なちょび髭生やして帰ってくるのですが、以前の繊細なかわいらしさが完全に抜けてしまっています。
垢ぬけているといえば垢ぬけているのですが。
そっからは、映画の評論にあるようにパティンソン君の演技はオーバーだ、と言われても仕方ないのですが、でも考えてもみてくださいよ。ダリが普通なわけないし、ダリが、あのふざけたひげを真剣にやってるわけないですよね。ダリ自身が、演技している、セルフプロデュースしているに決まっています。だからわざとらしくていいんじゃないでしょうか?それに1本の映画であそこまで演技に幅があるのはパティンソン君のポテンシャルが高いということだと思います。(ただ、ダリ自身はちょっとお笑い芸人っぽさはあります)
この映画はなにを言いたいのか?!
典型的なラブロマンス映画だと思います。ただ、エロシーンは少ないです。それに、最初のキスシーンはとても美しく演出されていて、とてもゲイの映画とは思えないほどです。しかも前半のロバート・パティンソンは本当にむちゃくちゃ美しくて、男性でも女性でもどっちでもいい!という感じでした。お相手の俳優さんもかなりのイケメンでした。
なので、どっちかというと女性向けかなあ。
当時のスペインでは(スペインはもともとカトリックというのもあって)同性愛は毛嫌いされていたので、ダリはフェデリコを愛していたのに、セックスまでには至れなかった。そのジレンマを、女性の嫁を得ることで、社会的にカモフラージュしてからわざわざフェデリコに会いに帰ったのだと思うと、、
同性愛ものとしてはかなり正しいというか深みがあるなあと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿