御年86歳のリドリー・スコットが闘技場にサメを放ったと聞いてww
マジでやってた
船を漕ぐ練習をさせていたかと思えば「闘技場に海水張るんかい!!」いくらなんでもやりすぎであるww
グラディエイターシリーズの根底に流れるのは「知略」「戦略」である。そして軍人の「高潔さ」「徳の高さ」がメインテーマだ。
サメが放り込まれたところで、そのコンセプトは変わらない。
闘技場はいつだって脳筋で残虐な舞台であり続けるが、このシリーズでは主人公がびっくりするほど冷静に敵を倒していくのが見どころである。そして知略で勝利し民衆を味方につけてしまう。
私はこのシリーズのそういう冷静さが好きなのだ。
グラディエーターが大ヒットした後、似たような映画がいくつか創られたが、やはり本家には敵わなかったのではないだろうか。このシリーズの主人公はいつだって謙虚で高潔だ。毎回のことだが愚かな政治家、皇帝を見るたびに現実の政治家と比べてしまう。いつだって主人公の敵は強欲な政治家や皇帝たちで、それに徳の高さで勝ち上がっていくストーリーが人気なんだと思う。
今回は特にひどかった。特にカラカラ帝が酷かったがゲタも似たようなものだった。女を侍らすか、美男(?)を侍らすかくらいの違いでカラカラ帝に関してはもはや正常な判断ができていない。猿に政治をさせようとするレベルである。そこで登場するのが今回最大のトリックスターであるデンゼル・ワシントンのマクリヌスである。
最初こそ主人公に「自由になる方法」を説いてて味方っぽかったが段々と黒くなっていく様が素晴らしいのでぜひ。
世界史が好きだとさらに深まると思う。
カラカラ帝は有名だし(あんなに酷いと思わないけどww)ゲタもマクリヌスも実在したので。映画見た後だと世界史の勉強が捗りますね。ただ、あのままだと歴史改変ですねw
全体的には前作の焼き直し、同じようなシーンを繰り返すなどの表現が目立ったものの、作品としては成り立っているし、どうなるかわからなくてワクワクする展開だった。
また、前作からちゃんと話がつながっているので、一応復習しておくともっと楽しめる。主人公が今回前作と全く違う立場からの話なので、面白かった。
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