ずっと気になってて観たのだけど、最初からなんも知らずに見ると非常にいいですよ。
とても丁寧に謎解きをしてくれる映画です。
様々なミスリードがあり、特に最初に出てくる女性が明らかに怪しい感じで出てくるのですが実は・・・・
みたいな映画で。
冒頭で主人公の男性と女性は記憶を失っていますが、なぜ、雷に打たれてそういうことになったのか?この映画の主旨とは何か?と思う日本人は多いと思います。ですがキリスト教の主旨に慣れている映画視聴者や、西洋文化に接した時期が長い人にはすぐにわかるのです。
あの雷は神からの啓示であり、彼らは自分を見つめ直すチャンス(罰)を与えられたのだと。
男性は、自分が良い人間だと信じていたし、途中まで善良な考え方をする人でした。
でもそれもある意味、結果を見ると残酷ではあるのですが。
私としては、彼らがやり直すチャンスはどこにもなかったのか?その辺が気になりました。オチがちょっぴりありきたり。
神は、彼らを雷で殺すこともできたと思いますが、魂の浄化と共に、罰を与えたのだと私は解釈しています。「自分がどれだけ悪いことをしてきたか」の自覚を持たせると言うことですね。
そして、視聴者に対しては、「お前たちも過去にやらかしていると思うが、神は常にお前らを罰する準備ができているぞ」という、説教じみた側面もあるわけです。
ですが、タイトルからして途中までバリバリのSF感を出しているのは、ちょっと肩透かしではありますね。
もしこれが、シャラマン映画だったらめちゃくちゃ腹落ちするので、シャラマン的なものを目指していたのではないかと推察します。
脚本の組み立て方は非常に上手いと思います。
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