Twitterの一部の変人たちに大ウケしているロシア人の奇天烈な自主制作サメ映画。
その中でも、最もおすすめなのが「死んだサメの森での殺人」である。
(他のもざっと見たけどちょっとしんどかった)
全編ロシア語で展開されるが、日本語や英語の字幕が表示可能だ。(日本語の字幕がちょっと意味不明な時があるため、英語のほうがベター。また、SAN値が削られるため、コメントを表示しておくとちょっと気が楽になる)
監督は「セルゲイ A.」
映画に出演はしているものの、ガスマスクなどで顔を隠していたり、顔を映していない。
1時間14分もあるので、とりあえず笑えるところだけ観たいという人は、52分までスキップしても問題ない。(おい)
ここから、サメの魔王(演:セルゲイ監督)が、「モスクワを征服せよ」とサメに命令し、サメの森に開いた魔のゲート「サメポータル」から、各種サメが解き放たれる。
多数のサメに襲われるモスクワ!!
サメは、なぜか、目的の場所を爆破できるようだ。
ここで多数の疑問が発生するだろう。この映画は本当に謎だらけで、解釈に困る。コメントも「???」だらけである。
サメ映画は多数存在するが、なぜサメが手描きなのか。
サメの絵が、2次元である。X軸とY軸でしか動けないのだが、拡大縮小はするらしい…(遠近法??)
6つ頭のあるサメ、どこがボディなのかわからない。
そもそもだが、サメは魚類である。エラ呼吸だ。
なぜ、森にいるのかw
魚類なのになぜ空を飛べるのか。
なぜ、「サメポータル」なるものが存在するのか。
なぜ、セルゲイはそれほどまでに、サメで映画をつくりたいのか。(流行りのゾンビのほうが圧倒的に楽なことは確かだ)
BGMが素晴らしいのに、なぜ世の中にフリー素材が存在する銃声、爆音を口で言っているのか。
ていうか、図形ツールでサメ描くなよwww
そして最大の謎はこれだ。
なぜ、そんな下手な絵にしたの?
この映画は、クライマックスのモスクワがサメによって爆破されるシーンだけで十分なのだが、それこそが、この映画を観る最大のメリットである。
モスクワの、曇っているものの(ピーカンのモスクワとか想像できないので想像通りだが)、観光ビデオとしても堪能できる。
モスクワは実に美しい。
ヨーロッパ風の建物。時々混ざる、 たまねぎ型の屋根の建物。実にかわいらしい。
コメントを表示していると、時々建物名を中の人が教えてくれる。
また、この映画のスタジオ(?)「Terra Studio」がつくるサメ映画の中に、地下鉄にサメが出るという意味不明なやつがあるんだけど、地下鉄の駅構内がとても美しい!
まあとはいえ、一時的に大爆笑するだけでそのうち飽きるかもしれないが、さらに深堀すると私にはこの謎が未来に待ち受けているのだ。
セルゲイ監督はなにがしたいんだろう…………
(本当はリアルなサメ映画がつくりたいんだろうか…???)
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