2021年2月10日水曜日

ヘレディタリー 継承 観ました!これは面白い。

ミッドサマーの監督の作品ですね。これもツイッタラーの人たちがおすすめしてたんですけど今週レンタル安くなっていたので思い切って観てみました。トラウマ級ホラー映画よ!とか書いてましたけど、

そんなでもないです。

怖いですけどねww

ミッドサマーって映画は冒頭から独特の雰囲気を持っていて、これがアリ・アスター監督の特色なんだろうなあと思っていたのですが、ヘレディタリーも最初からまったく同じ雰囲気。

同じ雰囲気を何度も出せるってすごいですよね。

しかも、ちょっと体験したことのない不気味さなんですよね。

特色としては、「精神的に病んだ人が主人公である」ところなのかなと思うんですが、精神病の方に申し訳ないかもしれないけど不気味な泣き方をするんですよね。それが全く同じでした。

私も何度か人生で病んでるので、ちょっと気持ちわかるし…と思いつつ。でも、私は、睡眠薬は必要ないみたいです。会社の仕事に対してものすごい苛立ちをおぼえることがあり、まっすぐ座っていられなくなって会議中に気分が悪くなって、吐きたいけど吐けない、かといってなんか発言しようとしてもできない。とにかく拒絶反応がすごくて、逃げたい気分になる。日中だけ心療内科でもらった薬を飲んだりしましたが、眠くなっちゃうのでやめてしまいました(なお薬はてきめんに効いて、どんなにくだらない会議でもスルーできるようになるという……)。 

なので、まあ、身内が亡くなったら、このくらい気が狂ってしまうのもわかる気がするんですが、問題は、テーマとしてかかげている「霊障」が本当なのかどうかなんですよね。

あまりにも、主人公の母親が発狂しすぎていて、「この女性が見ている幻覚に違いない。夢遊病だし」「人が死んでも、結局彼女がやっちゃったんだ」と思い、また、降霊した時も、うっかり母親に霊が降りるので、「自作自演に違いない!」って、途中までは思ってるんですよね。

でも映画の後半の1時間は、「どうも本当らしい………」となって、そっからはどう転がってくのかが気になって目が離せなくなってしまいます。

あとオチが最高でした!!

個人的にはミッドサマーよりオチがとてもいいなあと思いました。どうおちるのかな~と楽しみにしていたところを、しっかりと納得のいく終わり方をしてくれました。

多分「よくあるホラー映画」だったら、この映画が80%くらい進んだところで、「はい全員死んで終わり~霊に祟られて終わり~」って投げそうな感じのところを、「実はこういうことだったよ」って100%まで描ききる。アリ・アスター監督の頭の中の変態的な都市伝説を、最後までちゃんと完成させてるところがとてもすっきりしていいと思います。

都市伝説いいよな~~結構細かい設定とかにこだわってそう。いろんな黒魔術とか勉強したんですかねw

ミッドサマーは、ちょっとだけ進撃の巨人と同じ「ユミル伝説」を引用してたので、北欧神話を参考にされたのかなと思いますが、どっちも怖いけど黒魔術おもしろいよね

日本にも、イタコとか、こっくりさんとかあるけど、そういうたぐいの西洋版。だからジャパニーズホラーの静かな恐怖感に近いものがありました。

 

でも音が怖すぎるので映画館では絶対見たくないしヘッドホンは絶対つけないww




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