長かったよなぁ…ここまで…
スタッフロール観てたらなんか人生を感じて泣けてきたわ………
でも変な、感動ポルノとかじゃなくて、「大変だったな、ここまで」っていう涙ですかね。
初めてエヴァンゲリオンを観た時はまだ学生で、それなりに楽に生きてたなって思うけど、高校生くらいまでは親にがんじがらめに縛られて「模範的な人間」をやらざるを得なかったし、たぶん今の方が、ハードでも幸せなんだと思う。
Qまではやっぱり伏線なんだなと思ったし、Qって結構もやもやするじゃないですか。Qを初めて見たときは、「シンジ完全にダメ人間」と思ったし、この映画観る前々日くらいに予習で観たときも、「シンジなんておバカなんだ…」と思った。そもそもカヲルくんが止めてるのに全然いうこと聞きやしないっていう。
シン・エヴァンゲリオンはちゃんと続編になっているので、しばらくシンジ君は落ち込んでいますが、あんまりネタバレするのもあれなので、ざっくりと思ったことだけ。新しい要素は完全にネタバレなので、なるべく言及しないようにします。
個人的に良いキャラだなと思ったのはやはりアスカ。
TV版観てた時は「こえぇ」って思ってたけど、映画版になってから、私が大人になったのか「アスカが一番正しいし貢献してるよな」って思うようになったし、今回も素晴らしい活躍をしていた。というか、思い切りがすごくいい。スカッとするキャラですよね。
相変わらず性的搾取されてるなぁと思ったけど、んなこと気にも留めないのがアスカだと思う。マリではなくアスカが一番エロかった気がする…。なんかかわいそう。
あと古いキャラが出てくるのはサービスなのかわかんないけど、ケンスケが非常にいい男に成長していて全私が一生ついていきたい感じになっていた(大袈裟)。あまりにもオタクすぎてトラブル起こしてた少年だったけど、やはりあれだよ。知性がハンパじゃないですよね。 世俗にまみれてない感じがタイプだし、ちょっとやそっとじゃ動揺しない、シンジがどんなに情緒おかしくなってても平然としてるのがとても、良い……。器がでかいっていうんですかね…。しかもさわやか…。
話は難しいか?と言われると、おおざっぱにとらえると結構わかりやすいと思います。おそらく庵野監督の悪い癖で(しかしオタクが喜ぶやつ)異様に凝ったネーミングや専門用語を並べるのが大好きなだけで(笑)、起きていることの流れを把握してれば大した問題はないと思います。相変わらずセリフが速いがね……。
ただ、個人的にはそんなに難しくしなくてもいいのでは?という印象でした。
あと映画という形をとる以上は、映像で魅せないといけないわけですが、その点においては確かに圧倒的なビジュアルだったと思います。相変わらず。意味不明wwそして相変わらず、「なんかちょっと気持ち悪い……」。
私的には碇ゲンドウがいつのまにあんな大量の兵器を作ったのかいまいちわかりませんでしたが…。
その量がですね
普通の量じゃないんですよね
画面を覆いつくすっていうか、ゲームでこれやるとプレイステーションが処理落ちするのではっていう量のなにかが飛んでましたね
バトルシーンは360度展開なので、3Dで観るのも良いかなあと思います。3D好きならおススメできると思いますが、結構疲れるかなあと。
悪はいつもエゴイストで、エゴはいつも悪。
私は、エゴイストと対峙すると、ぶっつぶしたくなる癖があるけれど、もしかしたらそれもエゴなのかもしれない。
シンジ君が出した答えは、エゴではなかった。アスカのようにツッコんでいって戦うような、やり方ではなかった。
その辺は、怒りで突っ走りがちな私にはとても勉強になりました。
私もまだまだ古い人間なのかもしれませんね。(しかし私のようなキャラはいつでも対比で出てくるんだけどねw)
スタッフロールで内山昂輝さんと神木隆之介さんが出てきてめっちゃびっくりしたのですが、スタッフロールを観ながら冷静に考えて、帰り道も考えて、自宅で調べたらやっぱり合ってました。でも声からは、推測できないですw私の耳じゃあ…。
「なんっか聞いたことあるような……??」くらい。
スタッフロールが圧巻だ!というコメントもツイッターで見かけましたが、若干震える感じではあります。はい。。ufotableも連れてきたんかい。とか。あとBlenderも使い始めてるしUnityも入ってましたわ…。
これを創るのにかけた労力を想像して、泣けたのかもしれない…。ものをつくるのって大変。もう何年も色々つくっていて、つくっては壊され、アップロードしては、消されていく、それがクリエイティブの世界なんだと思う。
だけど、それでもやっぱり、いいものを創りたいと思うところに神がいるし、経営者が擦り寄ってきたところで、我々は、「生きてるうちにどれだけいいものを創れるか」が使命だし、「人が喜んでくれるもの、楽しんでくれるもの」を創りたいし、それが生きる糧になるんだと思う。
そしてわたしたちは、人がつくったものを楽しんで、生きる糧にする、その好循環が、クリエイティブの世界に存在しないといけない。どんなに売り上げが上がったところで、その精神を無くしてはいけないんだなって思う。
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