2が出ると聞いて、ちょっと前に前作を観て、結構気に入ったんですけど、今回もすごく面白かったですね~
世の中にはつまらんツッコミ入れてる人もいるんだろうけど。
確かにね、ツッコミどころは色々あるんだけども、総じてエンタテイメントとしてはスリリングだったり、前のめりに観ちゃう面白さっていう点では満点ですよね。
あとこの手の映画は映画館で観たほうが絶対にお得だな~と感じました。音響的に。驚かせるのも目的のひとつなんですけど、音量が少なすぎると驚けないし。
特に冒頭の初めて敵が襲ってくる時のパニック映像はとてもいいクオリティだなと思っています。スピード感とか、音の使い方とか、カットの仕方とか。車の中にいるからこそ見える景色の使い方とかね。
内容的にはやっぱりゲーム「ラストオブアス」に非常によく似ていますが、私は、この映画をゲーム化してもらったら楽しいかなと思いました。ただ、おそらくパクリになるし、もしノーティードッグが作ってくれないならクオリティは下がるだろうけど、「この手のゲームがやりたい」層はいますからね。
クワイエットプレイスのいいところは、前作もですが、しゃべったら敵が気づいて襲い掛かってくるため、ほとんどしゃべることができない。とても静かに進行するから、静かなのが好きな私には合ってるなと思います。そして敵が襲い掛かってくると突然うるさくなるので、コントラストがいいなあと。そして、恐怖に恐れおののいていても、絶対に叫ぶことが許されないという緊張感があり、「音を立てられない」だけで緊張感や恐怖感が増すのでテーマとしてすごいいいものを選んでるんですよね。
また、残虐表現が抑えられているのもポイント高いです。相変わらず敵が人間の何を狙ってんのか全然わからないけどねw
ストーリーの大筋は、今回は、他に生き残りがいるというのを、例のヒロインの女の子が気づいて、探しに行ってしまうところが、メインになると思います。
なにしろ名前を呼ぶことすらためらわれる世界観なので名前が覚えられないのですがw、
「リーガン」は前作でも失敗をしながら最終的には英雄的な活躍をするわけですが、彼女は今回も勇敢に活路を切り開いていきます。彼女は、決して美人ではないですが、演技は素晴らしかったですね、意志の強さを感じました。前作で、コンプレックス満載だったのは、外見も含めてなんだろうなと思っていましたが、コンプレックス大量満載な子特有の気の強さを感じました。その気の強さで、彼女は前進し、「あきらめろ」と言っていた大人も認める大活躍を成し遂げました。
その対比となるのがエミリー・ブラントの演じるお母さんなのかなあと。彼女は乳飲み子と一男一女を抱えてさまよう疲れた母親ですが、かなり限界に来ているなあと感じました。でも彼女の演技もすごくいいんですよね……前作から変わってなくて、恐怖に耐えながら、脳の半分ですさまじい理性を発揮するっていうか。と思うと、他人にすがろうとするところもあるので、危うい強さというのでしょうか。でもいいキャラクターだと思います。
キリアン・マーフィーが演じるエメットは予告編から気にしていましたが、いいキャラクターでした。あきらめそうであきらめない、人間臭いキャラクター。この映画のキャラクターはそれぞれ役割があって、とてもバランスがいいと思います。
ただ、強いて欠点を挙げるとすれば、やはりラストが投げやりなのかな~と思いますが、それは前回もそうだったので、このシリーズはそういうものなんかな、と思うことにしていますw
それにしても投げたなあ!って感じ。
エピローグは必要なんじゃないかなあ…。
次作はあるのかないのか。
映画のテーマって色々あると思うんですけど、前に「ドクタースリープ」をベタ褒めしましたけど、あれのテーマも「あきらめない大切さ」だと思うんですよね。
今回もそうでした。
私、木曜日にすごく忙しい時に、会社で色々反論してたら「あきらめろ」って年下の男(一応部下)から言われて、お前何様なんだよ、ここであきらめるの?お前の人生ってそうやってあきらめつづけて文句言い続けるわけ??って、非常に嫌な思いをしまして。
その人、ずっと仕事の文句言ってるんですよ。若いのにね。子供がいるからやめられないんでしょうけど、しかも、私はその仕事をやりたいわけじゃなくて、彼が徹夜しても終わらないから急遽入れられた人材なんですけどね。
でも、彼が言っている「あきらめろ」は私に言わせれば、「いやここはあきらめるところじゃないでしょw改善できるっしょ」っていう内容で。まあ、私という外部から来た人間を受け入れられない頑固な亭主関白野郎なんだろうけど、そんなことしてるから徹夜しても終わらねぇんだろって思って…。
まあ、性格の悪いバカは相手にしないのが一番だなと思って議論からは抜けたんですけど、あきらめなくてもいいところであきらめるっていうの本当にやめてほしい。若い人は特に。
それか、あきらめたんならもう文句言ってくるな。絶対に。ちゃんとあきらめろ。
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