2022年7月31日日曜日

バッドマン!観てきました

しょーもな!って思いながら「バッドマン」観にいきました。

感想は「しょーもな!」って感じです(笑)。でもものすごいヘタレで低テンションなギャグのオンパレード、真面目に生きすぎてつらい人はぜひ見てみてください。こんなにいい加減でも生きていけるんですよ。人は。(普段から不真面目な人は見ても何も変わらないかも)

ギャグ映画はもともと好きで色々見てきましたが、昔のは結構忘れつつあるので最近のでいうと、やはりハイテンションでスピードが速いほうが面白く感じるので、ランク的には

1位:フリー・ガイ(アメリカ)

2位:VIVA!公務員(イタリア)

3位:ヒットマンズワイフズボディガード(アメリカ)(これは前作も見ましたがなんと続編の方が笑えました)

4位:ザ・ロストシティ(アメリカ)

5位:バッドマン(フランス)

という感じです!残念!でも5つとも面白いです。ランクが下がるにつれてゆるふわ癒し系になっていきます。「エージェント・ウルトラ」はもう一個下ですw 

やはり、個人的にイタリア人の「超高速しゃべり」と「超ハイテンション」はアメリカを凌駕していると思いました。アメリカ人って、普段はテンション低めなのでね。

そしてフランス人もあの言語特有の「ボソボソしゃべり」なので、それほどハイテンションではないのですが、ちょっと気を抜いたところにボンボンギャグを突っ込んでくるのでタイミングがすごくいいんですよ。

実はこの映画、アクションが結構上手だったので、もったいない!と思いました。

次作はパロディじゃなくてフランスのヒーローものをオリジナルでつくっても良いのでは??

ナポレオンとかになっちゃうんですかね…。

フランス人が、マーベルやDCや、ハリウッド映画の有名どころをパロディで次々と物真似をやるのですが、どう見ても、

英雄シーザーのコスプレが一番ハマってるあたり。

これは民族性だなと思いましたww

フランス人がマリー・アントワネットやナポレオンやったら全然違和感ないんですけど、なぜかヒーロー映画の物真似をやるとダサくなる。(つか、たぶんフランス人ってヒロイズムが浸透してないんですよね)

イギリス人は最近ヒーロー映画に出まくってるけど、やっぱりハリーポッターなんかは、アメリカ人には任せられないって思いますよね?そういう感じです。

個人的にはロードオブザリングもできるだけイギリス人か、ヨーロッパの人にやってほしいなと思っています。(主役はアメリカ人でしたが、あの役者は格別ですね)

中国人にサムライやらせるとなんか違う気がする、あの感覚ですかね。 

全体的にハリウッド映画を揶揄してる内容だなと思いましたが、イタリア人もそうなのですが自国をdisるギャグも忘れておらず、ノートルダムに火がつくギャグは笑っていいのか悩みましたw「オーマイガッ!!」って感じですね。

主人公は、ヒーロー映画に出る前は、ひったくりされるおじいちゃんを助ける余裕もない貧相な青年。記憶喪失してもまだ臆病ではあるのですが、自分が着ている特別なスーツや、映画のために用意された執事の応援メッセージ(笑)を見て、自信をつけるのであります。最後はヒーローの在り方を理解し、人を助けるために戦うようになります。こんなヒーローもありだなと思いました。

もしかしたら、それが、本物のヒーローなのかもしれません。

そう、本当は誰もが、自分より弱きものを助けるヒーローであるべきなのだと……


と思っていたところ2段階で強烈な皮肉オチが待っており、最後まで完璧でした。

フランス製なので、実にエスプリで、実にライトで、マカロンみたいに軽いノリでいただけましたよ。

ロマンスの描き方はさすがフランス、基本的にセンスはめちゃくちゃいいですね。

 

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