多分真エンディングっぽいものを見たので、少しネタバレする感想を記録。
ダークピクチャーズアンソロジーにいくつか欠点を感じるのでそれものちほど記載します。
マン・オブ・メダン 全員生存エンディング
ジュリアがめちゃくちゃ死にやすい。
なんと、会話で相手が狂ったら撃ってくるという話で、これがまた、情緒不安定でいつ撃ってくるかわからないし、なんでジュリア狙うの?って感じで。
でも、なぜか2回目トライしたら、リブリーザー確保に成功し(結婚指輪はロストした…)、敵のひとりを正気に戻し、連れて帰るみたいな展開に。あいつ一言も発しなかったけど大丈夫なんかw
私のエンディングではコンラッドが助けにくるやつで、コンラッドが一転ヒーローに。あいつ陽キャなのはいいとして、フリス船長を口説いたり、酒飲みまくったり、ドル札ばらまくしで、まったくいい印象がないどころか正直嫌いなんだがw、それもあって最後にいいとこ見せる設定にしたんだろうか…。
フリスが一番かっこよくて、最初に正確に船の謎を解いた。といっても、とあるヒントを正しく調べないとそのセリフは出ないんだがね。
ブラッドはイイ子なので許す。
問題はアレックス。
確かにイケメンだし体格もいいのだが、どうにも役に立たないというか。ひとりで死体調べてぎゃーぎゃー言ってたのは爆笑ものでした。プロポーズするかしないかも弟のひとこと次第という…。弱い。あとフリスを突然疑い始めたりして、不躾だし不安定な人だなと思った。
ジュリアがアレックスが増える幻覚を見るのもわかるような気がしたのであったw
リトル・ホープ 全員生存エンディング
確かに最初に観たエンディングよりははるかにマシになったが、オチは一緒だし、どうにも未消化感が残る。
シナリオ自体は面白いとは思うんだけど、結局同じだし…。
テイラーとダニエルは、割とイノセントな人たちなので、この際おいておこう。
問題は、中年のアンジェラとジョンである。彼らにはそれぞれ大きな問題がある。
アンジェラは悲観的で愚痴っぽいおばさんになっている。あまり良い印象がない。だが、グッドエンディングを迎えたい場合、彼女に前向きな選択をさせねばならないのだ。
少し不自然な感じになるが、彼女だって生きたいはずなので、とにかく前向きに回答する。
ジョンはとにかく臆病だ。
先生ということだが、慎重な発言をすると周りの好感度がダダ下がりするw
ジョンは中年だけど、ここはわざとらしいくらい自信満々に回答していかなければならない。結局若い者も中年にはしっかりして欲しいんだと思う。
それから、このふたりは冒頭で出てくる両親に瓜二つなのだ。だから私が思ったのは、
アンジェラには母親にもっと明るくいて欲しかった、という願いを実現化してもらい
ジョンには父親としてもっとしっかりして欲しかった、という願いを実現化してもらう
という、アンドリュー(主人公)の願望が反映されてるんじゃないかなと感じた。
ただ、エンディングとしては、もうちょっとなんか、説明が欲しかったかなとは思ったけど…。
エヴァンゲリオンみたいに、みんなに祝福されながら終わるとか?wそれかもう許すよ、ありがとう、って言いながら消えるとかさ。なんかあるやろ。ベタだけどさ。
ちなみにこのエンディングでキュレーターさんが言ったのは
「はい、ゲームオーバー」(拍手しながら)
なんなんあの人www 素直じゃないww
キュレーターめっちゃ面白くてハマるわ。ヒント出しましょうか?で「はい」を選択したとたん「ハッハー!」ってなんなんwww
ダークピクチャーズアンソロジーの欠点
「秘密」というヒントを見つけるとそれがボードにぺたって貼られて、ちょっとした推理ボードになっている。
ここから、何が起きたのか推理は可能である。
だけど、それが生存に繋がるかっていうとそうではない。正直関係ないと思われるエビデンスも多い。
ここはやはり「ヘビーレイン」のほうが強い。ヘビーレインでは、最後らへんの佳境に来ると、今までコレクションしたヒントがずらっと並んで推理モードに入る。そして、時間制限もある。十分なヒントがないと誘拐された子供を見つけられないかもしれない。基本、足りない分は推理で補えば、ゲームなので大丈夫なんだけどね。
ダークピクチャーズアンソロジーでは、集めたヒントでストーリーを深堀できるだけだ。
例えば、リトルホープなら、牧師がなんであんなに魔女裁判で何人も有罪にしたのかがなんとなくわかる。けど、推理して答えるシーンとかは特にないのだ。
例えば、ヴィンセントが主人公にどう関係あるのか、1周目だとかなりわかりにくかったし、ヴィンセントの恋人に関する説明もほぼなし、エビデンスから勝手に推理してねという感じだ(写真の女性のほう破かなければいいのにと思った)。QTEやバケモノに気をとられているのでそこまで考えている余裕がなかった。
テーマも少しあいまいな印象を受ける。基本的にはみんななかよく!ってかんじなんだが…。あんまり感動のシーンもないし。クアンテックドリームの作品は良心を揺さぶられまくるので、エモーショナルな面においても、推理などの点においても、脚本の緻密さや選択肢の多さなども、すべて上回っていると思う。
ただ、開発スピードは遅いので、ショートストーリーでぽんぽん出してくれるダークピクチャーズアンソロジーの方が周回は早いし時間のない人には向いてる。でもそれだったら、もうちょっとわかりやすくしてもいいんじゃないかなと思った。
あと最大の難点だけど、とにかくインタラクト・キャラの動作が遅いんすよね。ボタンが出てくるのも遅い。なのに、「落ち着いて」QTEはリズミカルじゃないからものすごい難しく感じるしw
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