2022年7月11日月曜日

GOTHAMシーズン4!やっと視聴完了!

シーズン4は相当だらけてきた。

いやドラマとしてはいいのかもしれないけど……

まず、ぼっちゃんがぶっ壊れて全力で反抗期突入。

みなさんはこの本をご存知だろうか……

リドリー・スコットのメイドを務めた日本人女性が書いたエッセイだ。

イギリスを揶揄したいわけではない。

「金持ちのお貴族様の子供がスポイルされるとどうなるか」について結構リアルに書かれていたと記憶している(リドリー監督のことではない)。要は、ヨーロッパには大して世間にも貢献しないでグダグダしている貴族の末裔がいるってことだ。マリー・アントワネットの時代のアレだ。

今回のブルースは前半完全にそれであった。「本で読んだことがある」ダメなお貴族様の末裔…。 

もちろん理由はある。そもそも親がいきなり殺害されて、おかしくならない方が立派すぎる。

ブルースはラーズ・アル・グール(英語で聴くとどうしてもラーシャラグールなんだけど)に挑発されて彼を殺してしまい、「不殺の誓い」を破ったことが苦しくておかしくなってしまう、というか現実逃避してしまうのだった。この辺は見てても不快だし、年齢的にももう可愛くない。(パティンソン君だったらかわいいのかもしれないけどw)

その結果アルフレッドをやはり怒らせて、怠惰になっているブルースに訓練を仕掛けたところ、殴ってしまい、クビを言い渡される。これで2回目。さすがにアルフレッドもこたえたのか、結構長いこと、今回はウエイン邸から離れることになった。 

ブルースが目が覚めて、自分の役割を、「守りたいと思うものを認識する」ところでやっとアルフレッドが納得して戻ってくれるが、その後も拉致されたりして大変だった…。

このドラマのアルフレッドはとにかく酷い目に遭ったり、なにかっつーと全力で乱闘するけど、海外のツイッターでは大変評価が高かったwまあ~、強いですからね!

シーズン4の敵は、前半はファルコーネの娘ソフィアなんだけど、この子がものすごいサイコパスで男を騙しまくり、平気で裏切るような怖い女性だった。

後半は、ラーズ・アル・グールを後継したと思い込んだバーバラとラーズ・アル・グールの戦いと、ジョーカーの位置に該当するジェレマイアたち(双子なんだけどめんどうなので詳細は省略する)が起こす事件で締めくくられている。

私は、実はバーバラが大変魅力的なキャラクターに成長したなと感心した。

ファルコーネの娘ソフィアは、父より相当あくどい女で、ペンギンの依存心を煽って、母親と同じ味の料理を出して気をひこうとするような女だ。しかもペンギンは割とそういうのにひっかかりやすい。とにかく愛に飢えているのだ…。

そんな、やばいキャラクターに囲まれていながら、意外とまともな立場を守ったバーバラはいいキャラなんじゃないだろうか。彼女、どんどん綺麗になっていくしw

彼女の問題点は色々あるものの、「男ってのはどうしようもないわ。女だけでいい」というのは、あながち、悪くはないな、なんて思ったり…だからと言って殺すのは違うと思うけど、バーバラは女性だけの組織で生きてればいいと思うので。というか、もうほとんど女性とばかりチームを組んでいて、美女だらけでちょっと楽しかった。

悲しかったのは、リーだ。彼女はあの後も、貧困層(Narrowsの人たち)に医療をひっそり提供する医師として生きていた。人類の鑑だと思うが、なんだかんだで巻き込まれて結局どんどんひどい状況になっていった。彼女は男に振り回されて人生をダメにしている。

リドラーはちょっとよくわからないキャラクターになってきた。が、彼の二重人格は結局「リドラー」側がメインになりかわったということらしいので、エドワードは消滅というか吸収されたのかも。

ペンギンは実に難しいキャラクターで、ファルコーネの娘に騙されているかもしれないと疑いながら、惹かれていき、そしてまた色んな人に騙される、の繰り返し。

だけど、なぜかあんまり憎めない。

彼は孤児院を訪問し、いじめられっ子の少年に目をつけた。どうやら失語症かなんかでしゃべれないらしく、大きめのメモパッドを首にかけていて、筆談や絵でコミュニケーションを行う。ペンギンがいじめっ子同士を仲間割れするような策を授け、ふたりは仲良くなる。ちょっと、いかがわしい知恵だなと思ったんだけど、彼らの別れ際は涙するものがあった。

この少年、マーティンは、ソフィアファルコーネにも少し利用されていたようなのだが、最終的に少年が死んだと見せかけて、ペンギンが逃がしたのだ。

ペンギンは、たくさんの人を愛した、それが一方的に求めた愛だったとしても、彼は人を信じようとしていた。しかしことごとく裏切られ、シーズン4の最後では、わざと愛する人たち(ヴィラン側だけど)を再会させたあと、復讐のためにその場で殺害するようになるくらいには、もう人を信じられなくなってきている。

だけど、このマーティンだけは本物だったんだと思う。

少年は、最後に「あなたは友達」とメモに書いて、ペンギンをハグした。その際に、ペンギンがさすがに嬉しかったらしく、涙ぐむのが印象的だった。

それに比べると、リドラーは本当に魅力がないというか、映画版のほうがはるかに何か持ってる感があったなあ。

あとは、セリーナのセリフがものすごい印象的だった。

ブルースは、「あの時ジェローム(ジョーカーっぽい人)を殺さなかった自分に責任がある」と言って彼を追うんだけど、セリーナがそれを聞いてたった一言。

「あんたのエゴは巨大だね~」

ブルースがぶちギレるのではないかとハラハラしたが、静かに帰れ、みたいな仕草をして終わりだった。一応セリーナには声を荒げないのかもしれないですね。

でもこういう一応ヒーローもので腹をえぐるような、アイデンティティを崩壊させるような言葉を刺してくるセリーナさんはやはりスゴイと思う。私もこういうこと言えるようになりたいなと思いますwww

ハービーブロックは相変わらずかわいいのですが、のどを切られたりちょっと洗脳されたりして大変でした。でも私の見立て通りしにませんでしたよw


シーズン5は半分くらいしかないからすぐ終わると思うYO!

 


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