メグことメガドロンとは、360万年前に絶滅したはずのでかいサメのことである。
私はサメが出る映画を観た後海で泳げるくらいサメのことが怖くないのだが(海の中にはもっと身近で怖い生き物がいるので)
ジェイソン・ステイサムが再度メグに挑むというなら別である。
今回のステイサムはすごいぞ。
なんと、銛を投擲してメグをやっつけるのだ。これはネタバレっぽく聴こえるが、なんか知らんけどメグが増えるのだ。何匹いるのかわからない。
メグが繁殖すると知った時のステイサムの勘弁してくれフェイスはなかなかステイサムだった。
かつて日本人が銛を投擲して集団でクジラを狩ったように。
ステイサムは容赦なく、本気でサメに投擲で勝とうとする。
リゾート「FUN ISLAND」の楽しそうな一般人に犠牲を出さないために、本人がおとりとなるのだ。
しかも、どうでもいいような変な生き物(コモドドラゴンみたいなやつ)とか、巨大なタコとか、よくわからんものまで出てくる。基本的に食物連鎖の頂点にいるのはメグなので、メグがくれば食欲があるかどうかは別として食ってくれる。
後半はリア充に恨みでもあるのかと思わせる映画になっているが、前半はうってかわって素敵な深海映画であった。
減圧症を経験している私からするとその危険度はハンパないが…(水深7000mというのは、人が存在できる深さではない)(ダイビングライセンス取得直後は15mまでしか人間は潜ることを許されていない。そのくらい水圧というのは危険なのだ)
そこでもなんと、ステイサムは特殊な訓練により数秒間だけスキンダイビングを行う(もちろん、映画のストーリー上でですよ)。まあ普通なら不可能だし、10秒くらいで目的に到達したあと、ステイサム(ジョナス)が気を失うくらいの水圧ではあるようだ。
それから海慣れしてる私から見ても、やたら何かを触ろうとしたり、きょろきょろしてビビったりしてると危険というのは同意だ。
全体的にはステイサム鑑賞映画となっており、アクションは減ったもののまだまだ綺麗で的確なアクション、元飛び込み選手として綺麗な飛び込みや素晴らしいフォームの水泳はみどころがある。クロールってあのくらい腕を上げるもんなんだなと・・(海は平気だが泳ぐのが遅いので)
がやはり、一番の見どころはひとりでメグ3匹を殺しに行くシーンである。最後の最後はものすごい覚悟の目をしていてかっこいいぞ。
他の役者がどうしても引き立て役にしか見えないのだが
個人的には、DJがとても好きで、
ムチムチに太っているのにものすごい綺麗な回し蹴りを2回決めた上に、銃の扱いもお手の物で、ギャグも上手い。
彼がもっと出世することを祈っている。
全体的にさわやかなギャグパニック映画になっているのは、ステイサムの性格にもよるものなのだろうか。いくら生還したとはいえ、甚大な人的被害が起きたあとのビーチで乾杯はちょっとシュールすぎて笑ってしまった。
ほぼ常に海の中にいるので、涼しい気分になりたい人にもおすすめ。今年は特に暑いからね。
0 件のコメント:
コメントを投稿