あまり期待しないで観始めたんだけど結構面白かった。
私はこの手の皮肉満載な映画や作品が好きで、ノリ的には「第9地区」とよく似ている。しかし、第9地区のテンションまでにはたどり着かない感じ。でもかなり近いですよね。
ただ、この話、メンタルが強くないと笑って観れないかもしれないですね……
まあ、笑うというより……受け入れるという感じでしょうか。
この映画のあらすじは、彗星が地球にぶつかったら、人間はすべて滅亡する、という状況で、それにも関わらず、人は利益をめぐって対立し、SNSでは派閥ができてネタが大流行します。
でも、私、コロナ禍ってこんな感じだった(一応過去形)だと思うんですよね。
マスク反対!とかワクチンは陰謀だとか、いろんな憶説や、デマが飛び交ったと思います。
昔の宗教は、利益は絡んでいましたが、旧統一教会みたいに、一般市民から大金を巻き上げる詐欺集団ではありませんでした。
そういった、現代人のダメさ加減をそれはもう、極端なまでに描きあげた作品。
これを笑うというのは、結構人間のバカさ加減を理解して俯瞰できないと難しいかもしれないですね。
地球滅亡ネタとしては他にもあると思うのですが、テンポがよく、SNSをうまく使い、明るいけれど怖い感じに仕上げた演出力や、キャラクターの創造力(特に大統領w)、カットの速さとかが成功だったと思います。
また、エンディングが素晴らしいですね。滅亡の直前の表現もとても好きだし、おまけのあのアホらしい展開とか大爆笑です。あそこで笑う私は悪趣味かもしれませんが、一番面白かったのは、おまけエンディングですねww
ちなみにこの映画の前に「パッセンジャー」観てて、似たような展開もあったので、さらに悪趣味度が増すww
ジェニファー・ローレンス2連発。すごい美人だとは思わないのだが、超体当たりの演技には大変好感が持てる。女性として同情する。毎回ひどい目にあって声枯らしながら叫ぶあの感じとかたまらないですね。同性に好かれるタイプね。
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