2022年8月5日金曜日

ゴッサム見終わりました!!T_T

長かったな〜!!

シーズン5は短いのに、あんまり面白くないのでなかなか終わらない感じがした。

ベインはあっさり、ゴードンに捕まって終わっちゃうし。これは打ち切りの合図だなと思った。
そもそもゴッサムというドラマには欠陥がある。

このドラマ、死者を再利用しすぎなのだ。

倫理的にもちょっとな、と思うし、どうせ生きてるんでしょ、と思うこともある。なのに、ブルースの親は生き返らないし、他にもブルースが大変後悔した事件の被害者も生き返らなかった。
そして生き返った人が決まって「ここはゴッサム」っていうのがもはやコント。

役者が気に入っていれば、また出てきてくれて嬉しいかもしれないが、例えばミスターフリーズはフェードアウトして、アイヴィーは何度でも出てくるのはなぜか。お色気作戦だろうか。セリーナの母親だって、もっと出てきてくれても面白かったのに。

最後の最後にバットマンが出てきたんだけど、あのかわいかった坊ちゃんが影も形もなかった。

いかにロバート・パティンソンが可愛いか。良くわかった。パティンソン君はカウルをかぶって出てきてもお口元が可愛らしくて、いかにも初心者って感じがあったし、若いな!って感じがあった。バットマンは普通の青年だ。私は、素人感があった方が圧倒的に親しみやすくて好き。

さてこのドラマ、個人的にはシーズン2だけを観てもなんとなく世界感がわかると思うので、部分的に観たいならシーズン2をお勧めする。(1のフィッシュはあんまり良いキャラじゃないと思った)

キャラクターの個人的ランキング。

5位:バーバラ

男嫌いなのにゴードンを愛してしまう、奇妙なヤンデレだったが、どんどん美しくなっていった。最後はショートカットが可愛い。ゴードンと結婚はしてもらえなかったが、なんと子供は産んでしまった、、、、すごい。そして生き残ったし。

4位:リー

この女優さんのお芝居がすごく上手で好き。キャラクターも医者として、どんな状況でも人を助ける良いキャラクターだった。リドラーと一時的に恋仲になったふり?をしていたけどやっぱりゴードンに戻って、よかったのかな。ゴードンの役者さんはリーの役者さんと本当に結婚したんだからすごいw
シーズン5のアルフレッドとの会話「子供を育てるということ」は号泣必至なのでご興味があれば。

3位:ハービー・ブロック

最後まで生き残った!最後までキュート!だけど中盤が一番可愛いです。つぶらな瞳がワンコキャラ。年取ったふりして怠惰なシーンもあったけど、この人も芝居が上手いんだと思う。強運の持ち主で、爆弾のワイヤー切るとき、「あのねのね」的な切り方をして助かってる。洗脳されてもなぜか、助かる。愛されてる。

2位:ペンギン

このドラマはゴードンやブルースが主人公というより、ペンギンの話じゃないだろうか?
マザコンと言われようと、彼は幸せだった。なのにある日、母親を殺されて、傘持ちだったペンギンはさらに悪の道を駆け上がっていく。市長にまでなった。リアクションがわかりやすく、華のある外見で、人々の興味関心をひいていた。何度か殺されかけたり凍結されたりするけど必ず生きて帰って来た。でも一番良いのは、彼の中にある「愛」。これは異性愛とは限らないし、ペンギンの場合は女性にはあまり興味がないらしく、一番好きなのは母親であり、他の人にも同様の無償の愛を探し求めている。その姿は純真無垢で、誰の心にも必ずある気持ちだ。
その逆をいくのがリドラーで、彼は異性にしか興味を持たず、あとは利用するサイコパス。その辺のコントラストが良く、なぜリドラーがペンギンと同じ場所に駆け上がれないのかが良くわかる。リドラーには愛がないのだ。

1位:アルフレッド・ペニーワース

もしゴッサムに感動のヒューマンドラマがあるとしたらその大半はアルフレッドから来ている。
初めてブルースと二人きりにされた時の所在ない哀れな執事の姿から、シーズン5あたりまでくるともはや父を超えた存在となっている。
アルフレッドは単なる執事ではなかったし、武道の師範でもない。彼は、ブルースに生きるということの意味を教えた教師なのだ。
何度も死にかけて、その度になんとか生き返るが、アルフレッドが守ったのはブルースだけではなく、ゴッサムの守護者になるべき人物を守ったのだ。つまりゴッサムシティを守るためにブルースを守っていた。
ブルースとアルフレッドの相性が良かったか悪かったかはあまり関係がなさそうだ。アルフレッドは、目の前にある困難なミッションに真面目に取り組んだ善良な人物であり、本物のヒーローは、ヒーローを育てた彼に他ならないと思う。
だから、私たちがアルフレッドに涙するのは、彼が素直に苦悩を打ち明け、ひたむきにブルースを導くその真摯な姿に自分を重ねる時なのである。


さて問題は、ゴードンがいまいちな主人公だったところ。彼は女にモテる。他の女とも寝てたし誘惑されれば落ちるし、数日で妊娠させてしまうすごい男だ。なぜゴードンをそういうキャラにしたのかは、良くわからなかった。あとかっこいいとも思わなかった。

ブルースはイケメンだが、欠陥が色々ある。そもそもなぜバットマンにならなきゃいけないのかが、「ザ・バットマン」より説明が下手。暗いといえば暗いけど、堂々と経営会議に出てるあたり隠キャとは言い難い。また、セリーナにこだわってる割にはちゃんと付き合うことができなかったのも、なんだか謎である。
既存の設定に振り回されて作られたのが今回のブルースであり、「ザ・バットマン」ではブルースの性格を一新し、女を知らない引きこもりの隠キャに作り替えたことで、真実味が出た。
昔のヒーローは007も含め、女好きのプレイボーイが多いけど、それは男の理想を描かないと売れなかったからだと思う。
今の時代は個人と隠キャの時代。みんな少し内向的なくらいが現実的。ブルースは2022年になってやっと設定が一新されたのである。
これは喜ぶべきことだと思うな。少なくとも、私は嬉しい。

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