我慢できずに公開初日に\(^o^)/
これは超大作ですよ!!!!
私的には2022年ランキング2位ですね。
1位は「ザ・バットマン」ですけど、これはもう好きというより沼にハマってしまっている状態なので、好きと言っていいのかわかりませんが、あのぼっちゃん見てるとメンタルが安定するんです……(病気)どうしても自分を重ねてしまうw
「NOPE」は、登場人物にはほとんど感情移入しないので純粋に客観的に観てもめちゃくちゃ面白いです。
それから、ジョーダン・ピールのノリが好きなんだよね~っていう人には間違いなくおすすめできます。
「ゲット・アウト」や「Us」よりはスケールがでかくて
「ゲット・アウト」の時の「なにがなんでも逃げ切って勝ってやるぜ!」の根性も健在です。
むしろそこに笑ったというか、感心しました。
普通あんな恐ろしいものが襲ってきたら逃げると思いますよ。逃げるのが普通でしょう!なんで戦って勝とうとするのか!と思うんですけど、それやっちゃうのがジョーダン・ピールなんだよなあ。
根が明るいんだよwアメリカ的とも言えるんだけど、ヒーロー要素は薄いの。だがそれがいい!
ちょっと金カムっぽいんだけど、最初の動機は金目当てなんだから見上げた根性だと思いますよ。
でもそこが他のヒーローぶったホラー映画と一線を画すところじゃないですかね~。
今回は人種要素は少なめです。でもやはり、黒人がつよいです!
なるべく大スクリーンで観ることをおすすめします。今回はスケールがとにかく大きいです。映画がスタートした時、「なぜこんなだだっぴろいところが舞台なのか」疑問に思ったのですが(しかもIMAXで観たので、首を左右に振らないと全部見えないくらい画面が大きい)、いざ、敵が出てくると結構画面いっぱいになるので、テレビだとちょっとあまりにももったいないかなと。
それから、サウンドがかなり重要です。というのは、ジョーダン・ピールの作品は音響もいつもセンスいいなあって思うんですけど、特に今回は敵が出るときに独特の音がするので。ホラーにサウンドはとても重要。出る前が一番怖い。それから、予告編にもあるけれど、家の真上にいるときがめちゃくちゃ怖くて、それをわかってて結構長い間とどまらせるのもうまいと思いました。
かなり怖いし、おどかし要素もあるので、メンタルが弱ってる時にはおすすめしませんが、イラついているとかストレスたまってるなら逆に最高だと思います。
暴力はありますが、最悪なシーンは見せてない感じですね。
あと異色のSFだなと感じました。いろんな意味で、個性が強いです。斜め上の展開、「そう来るんかい!」っていう、ジョーダン・ピールならではの、シュールな表現が面白かったです。
やっぱりどこにでもあるようなSFホラーだと飽きちゃいますもんね。
キャラクターについて
Angelとは?
エンジェルという名前の綺麗な顔の男性が出てきますが、最初に聖書の引用が出てくることもあり、彼は文字通り「天からの使い」ではないかなと感じました。実際、おせっかいを焼いて色々と助けてくれます。
顔が美しいし、芝居も上手かったので有名になってくれたらいいなあ。
顔がただれている女性の謎
これはもしかしたら、冒頭の事件で「アレ」に殴られていた女性が生き残ったんではないかと思いました。わざわざ、登場させるということは……。
まるで仙人のような映画撮影監督老人
なんとなく、山にのぼっていく様はモーゼかなにかのようでした。彼はあまりにもわかりやすいミスを犯しますが、それこそ彼の生きざまなんだろうなと思いました。
このキャラクター、じつはあまり意味がないと思うんですけど、あまりにも味わい深いので好きなんですよねw声が凄いし。
そして、彼が撮影に命がけで夢中になる姿や、 電動ではない手回しカメラで撮影するシーンなどは、映画業界のデジタル化を揶揄している側面もあるのかなと、(利益より本当に撮りたいものを撮ろう!みたいな)
なんか、色々オマージュが入ってるみたいなので(AKIRAは笑ってしまった)、ジョーダン・ピールが本当に映画が好きすぎて、映画好きのために、そして劇場映画が滅びないために創ったのかなという感じがしました。
テーマの片鱗
もはやテーマはなんでもよくてただ怖くて面白いのですが、どうも動物を飼いならそうとした(動物の権限を踏みにじっている人)は全員やられてる感じがしたので(冒頭で示される事件は伏線で、助かった少年はその後馬を裏切ったからやられたのかなと)、馬が逃げても追わず、飼育するためにちゃんと戻ってきた主人公はこの映画では正義とみなされるのかもしれません。オトリに馬を使う提案も即お断りしていました。
それ以前に頭が良すぎるし、勇気もとてもありますが。
結構考察すると面白いかもしれないです。まあまあわかりやすいですし。
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