ゲームにおいて「難易度」という概念はよく問題になる。
現代人は日本だと特に人材不足で、仕事の密度が上がってきており、団塊世代ジュニアであるわたしたちは日本経済のあまりにも奔放すぎる降下トレンドにひたすら搾取され、馬車馬のように働かされている。つまり、疲弊している。
それを救うものが「IT」だったはずなのだ。
だから、ゲームも「簡単で」「お手軽で」「なおかつ面白く」なければならないという、非常に難しい時代に突入していると思う。
ところでCONTROLというゲームは難易度が高い。これははっきり言えることだ。
だが最初に難易度選択というものは出てこない。
このままでは進めることができないと思った私は、オプション画面を開くことにした。するとなんと、細かいパラメータ調整で難易度が10段階で調整できるではないか。
100%にするとほぼ無敵になってしまう。
一時期あまりにも難しくて疲れるので、100%で挑んでみた。
すると、かなり簡単になってしまったので、50%に下げた。そしたらやっぱり完遂できないイベントなどが発生するようになった。
ただ、私はプレイしながら思った。
無敵な状態でも面倒なものは面倒である。
無敵でもエンカウントが多すぎると、先に進めない(倒すにはテクニックが必要なので)。
こっちが無敵でも、敵が弱くなってないので手間は同じこと。
「倒す」という達成感は、エンカウント率や敵の強さによってもかわってくるのではないか?
つまり
敵が適度に強く、エンカウント率が適切(多すぎるとやはり頭にくる)でないと、「面白くない」「楽しめない」
まとめれば、難易度は適切であるべきだということだ。
正直、難易度が高すぎると、どんなに調整が可能でもゲーム自体に興味を失うおそれがあると思った。
なおCONTROLにおける大きな問題点は以下の通り。これはアランウェイクほど本作が人気がない主な理由に直結すると思う。
・武器のカスタムが面倒(アランウェイクくらいシンプルでいい)、主人公のカスタムもあるのだが、いらん。勝手に経験値でグレードアップしてほしい
・主人公がスキルフルなため、やれることが多すぎて覚えられない
・敵の種類も多く、しかもものすごい量出てくる。囲まれるとかなり面倒(無敵でも、倒さないといけないのでうざい)
・爆発が多すぎて視界が遮られる。とにかく、うざい。そばで自爆するやつと、グレネードを大量に飛ばしてくるやつと、物を飛ばしてくるやつがいる
・ここまでゲームを複雑にしておいて、さらに大量のドキュメントを拾わせ、大量の動画メディアも拾わせる。追いきれない(読むのに時間がかかりすぎる)
「シンプルイズベスト」という大きな標語が見えた気がした。
やはりアランウェイクは偉大だ。
サム・レイクは天才だが、才能があるからといってなんでも詰め込むとこうなるんだな……。謙虚さって、必要ですね。
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