2023年12月10日日曜日

ゲゲゲの謎 2回目の入村

沼る人続出らしいじゃないですか。まさか同じ好みの人がそんなにいるなんて?(勝手な解釈)いい世の中になったもんだ?(推測)

残念ながら特典はもらえなかったものの、1回目がただ圧倒されて終わったので冷静に2回目を観ようと、、(1回目の特典は水木だったので、パパがマジで欲しい)

でもあそこ(村)マジ怖いっすからなぁ…しかも、グロい。初回、終盤生きた心地がしなかったのは、感情移入しすぎていたからなのか。(血が多すぎるんだよね……)

2回目は、かなり冷静に見れました。あと、原作の1話目を読んでいったのですっごい納得がいくエンディングでした。綺麗にハラオチしました。初回は「?????」ってなってたので。

それから、水木先生の「総員玉砕せよ!」を最近なんとなく興味があって読んだあとだったので、「あっ先生おるw」とか、「まったく同じセリフとシーンだ!」とちょっと感動しました。コアな水木オタク向けだったのか…。

総員玉砕せよ!という漫画は、水木先生の戦争体験をもとに描かれた漫画なんだけど、いややっぱりあの鬼太郎を生み出すだけあって淡々としてて、毎日毎日「食べ物が足りない」と言いながら上官にビシバシやられる日記みたいになってるんだけど、この「弱者が搾取される様」ってずーっと鬼太郎に受け継がれてますよね。この映画にも、がっつり。

 

-----------ちょっとネタバレするでござる -----------

 

2回目思ったのは、

水木はこの経験ですごく精神的に成長していて、最終的にラスボスから会社をくれてやろうって言われた時、あんなに、のしあがることを軸にして来たのに、ばっさり断るのが痛快なんですよね。「あんたつまんねぇなあ!!」は名台詞だと思います。ゲゲ郎に情けをかけてもらったことや、嫁の話を聞かされて、「出世より大事なものがあるのかも」と思い始めていたのかもしれませんよね。

実はゲゲ郎も精神的に成長していると思っていて、 おそらく奥さんにも言われていたとおり泣き虫で、へたれで心の狭い幽霊族だったんだろうけど、奥さんに出会ってからまず人間も悪いもんじゃないと信じ始めるのが第一歩(そもそも奥さんを信じるところから大変そうだけど)。そして今回自分に子供がいることを知って、さらに大きく成長し、水木が助けてくれたことで人間はやっぱり信頼できることを知ったのだと思います。

あとつくづく、なんで小学生低学年で鬼太郎にハマってたのか、分析すればするほどこの世界観は私にはしっくりくるのだと、この映画を観ても思ったんですよね。よくいじめられていたので、鬼太郎の父が石を投げられるシーンがわざわざあるっていうのは、やはりこのシリーズはマジョリティの強欲な人間から搾取されたり迫害を受ける弱い側の人間を応援する作品なのだと思います。

私は幼い頃は本当に鬼太郎が好みのタイプだったし(笑)、そういう人にゲゲ郎さん見せると更に好みなわけですよね。父は拡張版だし、大人の姿をしているので、大人向けなんだと思うんです。

しかも、私はヘタレで泣き虫でピュアな人大好物なので、なんか奥さんほとんどしゃべってないけど「相変わらず泣き虫ねぇ……」がグサグサ来ましたwそうよwそこに惹かれるわよね。わかるわよ!死ぬほどわかるよ。

 

そして自分の軸が5、6歳からブレてないのに驚愕しかない。

ゲゲ郎さんがいうとおり私にも運命の人はいますか?いや俺にはちょっとそういうのはないかな…なんつって。

あと個人的に父以外で好きなシーンは沙代ちゃんが大爆発して全部破壊するシーンです。あれは一回目もスカッとした。毎回「やっちまえー!」と思う。終わり方が嫌だけど。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿