リーアム・ニーソンは新しい映画が出たらなるべく観るようにしています。
癒し効果が絶大なため、男性に対する不信感が大幅に減少するのです…(笑)
前回、ファイティングダディ怒りの除雪車だった、スノーロワイヤルでは多数の人間が死ぬものの、今回はリーアム、基本的に人を殺しません。
そこがすげーなって素直に感心しました。
リーアム・ニーソンは、脚本を読んでから出演を決めると言っていたことがあります。
今回の脚本はとてもよかったんじゃないでしょうか。まあ唯一謎だったのは、主人公がなぜ銀行強盗を始めたかの理由なんですけど、説明されても「お、おお…ん???」っていう謎めいた感じの理由でした。まあ、トムってキャラが天然変人なんだなあっていう理解です。それも含めて、リーアム特有の純粋さとどこか欠陥のある良い人、というキャラが出ていました。
リーアムは今回は除雪車の時ほど怖くはなくて、攻撃性は低めで、始終どこかかわいいところがありました。もともとかわいいおじさんなんですが、1年前にできた大好きな恋人の女性への一途な思いを貫く芝居がとてもかわいいです。
リーアムの演技はとても細かくて、自首する時の緊張感、誠実さを証明する時の無垢さ、だんだん怒りがつのってきて例の「怒りのリーアム顔」(かなり特徴的)、細かい策略を巡らす時のクールな顔、恋人に対する優しさとお茶目な顔など、今回も多数の表情を見せてくれました。
脇役はちょっといまいちな感じではあるものの、キャラクターのバランスはよくて、本物の悪はひとりしかいなくて、あとはそれぞれの正義や哀しみを持つように描かれていてよかったです。あとちょっと複雑なストーリーにはなってるので、みんながそれぞれどういう風に動くだろうか?と想像したり追っていくのが面白いストーリーでした。
オチも多少は読めるものの、ニクイ演出だったりして、結果的には満足度高いと思います。
それにしてもこの映画に出てくる女性たちの天使っぷりはすごいですよね。
旦那を悪の道から救ったり、強盗を改心させたり。
私もそんなイイ女になりたいと思います!
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