時間とチケットが余ったので観てきました。元々こちらは観るつもりでいましたが、あまりにも周りの評価が低かったので及び腰になっておりました。
結果としては父親の「KNOCK」よりは断然面白いなと思いました。
脚本やストーリーの凝り具合が自分好み。
ウォッチャーズの正体は明かされますが、背景を知れば知るほど面白い内容であり、その点では父親より上なんじゃないかなとw
主人公の抱く罪悪感、その罪悪感に足を引っ張られる姿にも共感できたし、最後はウォッチャーズの持つ良心(本人もちゃんと気づいていない)を見抜き和解するところもよき。主人公は、「自分の罪悪感とちゃんと向き合え」と冒頭から言われており、窮地に陥るたびにそれを思い出し、相手に語ることで窮地を脱出している。
連れて歩くオウムも含めて、ポエムな内容ではあるのですが、現実はきちんと進んでいるので下手すると、インセプションよりいいんじゃないかと思います。
実を言うとマトリックスやインセプションってなんでもありだからなあ〜って思っちゃうことがある。
あと、一部「Us」(ジョーダン・ピール)と似ている部分があり、ジョーダン・ピールの考える「ドッペルゲンガーの哀しみ」みたいなものも、感じました。
そういえば、アランウェイクも「スクラッチ」が出てきますが、スクラッチはあくまでもアランにスクラッチが取り憑いた状態なのですよね。
スクラッチは普段は雲のようになっており、それでもしつこく、アランに憧れ、アランを支配したいと思っているところも、似ています。
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