2025年2月27日木曜日

極悪女王

私は「翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜」でゆりやんレトリィバァを見てからというもの、「この人は一体何者なのか」と謎に思っていた。

それでこの記事を書くに当たって調べた。

なんと去年の12月にカリフォルニアはサンタモニカに移住したらしい。

アメリカに行こうと思った理由はバックトゥザ・フューチャーらしい。(ゼメキス監督責任重大だな・・・)

ますます訳がわからなくなった。

インスタ見たら「引っ越していきなり大火災が起きたので、チャリティコメディショウを行う」とのこと

強い。強すぎる。芸人以前に何か違うものを感じる。なんか持ってる。ちょっと真似できない。調べたら余計謎が深まってしまった。


それはさておき

「極悪女王」、やっと観ました。静かで快適なスクートプラスの座席で「やべぇこれしかDLしてこなかった・・・」(お前がわけわからんよ)

ダンプ松本さんが、ダンプ松本になって大暴れして、引退するまでのお話。

ダンプ松本さんは、私は一応かすってて、TVで見た覚えがある。

クラッシュギャルズはおそらく見たことがないか、記憶にない。ジャガー横田さんはよくTVで見ていた。個人的に女子プロレスラーはみんな好き。LiLiCoさんも元プロレスラーだし。自分は多分この世界向いてると思う。血の気多いし。でもまあ、オーディション受けようとかは思ったことないし、このドラマを観てフォークで刺されるのは嫌だなと思った。

佳境に入ってくるとゆりやんレトリィバァが美女の頭をフォークで刺してわざと流血させるという恐ろしいシーンが続き、私はスクートのスタッフが怯えるのではないかと少し心配した。

少しだけ。

と言うとすごい怖いドラマに感じるけどまあ、怖いは怖いんだろうけど

なんて言うのかな、「人は何かが起きないと本気にならないけど、本気出したらすごい」っていう典型的なパターンだと思う。

あとゆりやんレトリィバァの演技力が半端ではない。ますます訳がわからなくなった。天性のなんか・・なりきる力?みたいなのを持ってそうだった。逆にいうとゆりやんが何考えているのかいつもわからない。プロだ。


長与千種とは何者だったのか

このドラマを通して、ずっと千種の考えていることが気になっていた。

そもそもといえばダンプ松本が誕生した経緯であるが、実は千種に裏切られたと感じた松本がブチギレて悪党に開花したからなのだ。これがフィクションなのか、ノンフィクションなのかはわからない。

千種は、あれほど仲良くしていた松本がいたにもかかわらず、取材で「ずっと友人がいなかった。いつも一人だった」と言い切った上に、二人で会っても否定しなかった。その時の意味深な瞳に様々な複雑な思いがよぎった。

これは私の実体験にもあることだからだ。

あの時は、仲良くしてた。表面上は。修学旅行も行ったし、彼女の家にも行った。

だけど、私はずっと一人だった。

千種の気持ちはわかる気がした。松本が純粋な性格だったのが悪いのか、単なる鈍感なのかはわからない。けどこういうことは女性の社会ではちょくちょく起こることだ。

それに対して、「極悪女王」が開花するのはやり過ぎだと思うが、一時期、思春期はそれに近いことが頻発していた。突然、ちょっとしたことで友人がブチギレて冷たくなったりする現象だ。私もちょっとしたことで11歳でわざと他人を避けるようになり、ランチを一人で食べるようになった。多感な時期だから仕方ないのかもしれないが、どうにも全員余裕がない。

女はめんどくさかった。10代後半に入るともう男性陣は「男友達」ではいてくれない。周りの女は全て性の対象となり、やれるかやれないかの篩にかけられ、やれなくても一緒にいれば冷やかしなどを受けて面倒なことになる。私のいた社会はそういう場所だった。

千種はそもそも家庭環境がめちゃくちゃだ。もちろん松本もそうだったが、千種は親が晴れ舞台を見にきても全く喜ばなかった。

やはり色々とメンタルを拗らせていたのだろう。

剛力さんが可愛い

剛力さんはクラッシュギャルズで目立たない方。だけどこの役はなかなかのハマり役だった。彼女は少年体型で、ショートカットだし、プロレスラーはあまりメイクをしないので、まさに少年のようだった。

この中性的な雰囲気を活かした役で今後も頑張って欲しいと思った。

ちなみに今回は知り合いの男性に非常によく似ていたww

露出しているのに全くセクハラと無縁な世界が素晴らしい

プロレスの世界は運営は男性が取り仕切っていた。にもかかわらず、戦うという内容のためにセクハラが一切ない。ただひたすら、特訓の日々。特訓は、パワハラとはいえない。だって、彼女らは戦士になることを選んだのだから。

ちなみにスクワットのシーンが非常に多かったですが、スクワットで良かったと思いました。私は腕立てがほとんどできませんがスクワットならまあまあ行けるので。

プロレスの世界を見ていて思うこと

プロレスの舞台で、松本は個人的な怨恨から極悪女王として振る舞う。そして千種の頭にフォークを突き立て、千種の髪を刈る。

だが、それは全て「お客様に見せるためのもの」である。

怨恨が原動力でも、確実にお客様を興奮させ、楽しませなければならない。

私はプロレスを見ているといつも、「どこまで本気なんだろう」と思ってしまう。

だがその虚構と現実、本物の感情が入り混じった心理の駆け引き、それが面白いなと思う。


まあ個人的にはベタなギャグっぽいプロレスの方が好きだけどね。

例えばストリートファイトが本当に起こったら、みんな逃げるじゃん。でもそれが、リング上だったら見る、と言うことだね。とは言っても、昔から、「火事と喧嘩は江戸の華」だけど。 つまり喧嘩ってエンタテインメントなんだな。

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