先日ガイ・リッチーの映画を観て「この人何撮ってたっけ…」と思って調べたときに一番気になったのはこの映画でした。
評価もかなり高い!
楽しい感じのおしゃれでノリノリなスパイ映画です!こういうのが撮りたい人だったんだなあ~と思いました。
冒頭のタイトルなどが出る映像で、「若くて冷戦すら知らない人たち」でも一発でわかるような「東西冷戦の説明」が流れますwこれが非常にわかりやすい!
特筆すべきは、相棒ものなのですが、主人公はアメリカ人スパイで、相棒はロシア人スパイ。こんなんありえないでしょ、と思いましたが案の定、しょっちゅう衝突するし、相手を貶めようとするし、技術力で張り合うし……コメディなのでおもしろくていいのですが。
キャラクターは本当によかったです。
主人公の「ソロ」はジェームズ・ボンドの物真似かと言いたいくらい、すごいボンド臭がしてたんですけど、それもそのはず、どうやら彼はボンドの最終選考に残ってたそうです…。若いから落ちたんだとか!
完璧でレトロなルックス、スーツの着こなし、美しい英語とイケボ、生意気で頭のいい性格、次々と女をたらしこむ習性…すべてがボンドっぽかったですw
相方のロシア人「イリヤ」は頑なで神経質でコンプレックスの塊、怒りっぽい性格で「ちょっとスパイ向きではなさそう」と思ったのですが、相棒としてはソロが軟派すぎるのでバランスがとれてました。凸凹コンビでしたが両方すごいイケメンなので、女性としては楽しくてたまりませんねえ~~~w上司はヒューグラントだしw
ヒロインのギャビーはすごくかわいくて強気、任務に就く前に、イリヤが丹念に衣装を選ぶのですが(イリヤと婚約している設定で偽装するので)、レトロな衣装がぴったりで、ものすごいかわいいんですよね~
そして偽装婚約しているイリヤが、堅物だけど婚約のシチュエーションにのめりこんで、嫉妬とかしてかわいかったです。恋愛の描写はあまりない代わりに、そんな淡い独占欲がイリヤの初々しさを感じさせました。まじでこいつKGBやってて大丈夫なのかw
そんな3人組でビジュアル的にもかなりよかったですね~
ロケーションもイタリアとかすごく美しかったし。
あと潜入時の映像の見せ方が、マンガのコマ割りみたいになってて面白かったり、色々と全体的に工夫があって、飽きないようになっていたと思います。一応ちょっとしたコメディなのでセリフとかやり口とかも面白くて、私は特にラストは舌を巻きましたね。
小道具の使い方が上手すぎる!えっ、そこでそれ回収するの?!かっこよすぎー!!
とにかく粋でオシャレでした。
続編があるかのような終わり方でしたが、またやってくれないですかね。とても楽しいノリのシリーズになりそう!
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