2021年10月27日水曜日

アランウェイク(4) キャラクター考察(ネタバレ注意)

DLC「小説家」、クリアしました!今回も幻想的なステージが多くて相変わらずのクリエイティビティに感激。

しかしやっぱり終わりませんでした!

しかも謎に迫る書き方をしておいて、解決はなし。

アラン「スクラッチってもう1人の俺でしょ?」

ゼイン「違うな」

アラン「クリッカーのことは…」

ゼイン「今は先を急げ、アラン」

ええー、はぐらかすの〜!!!

どうりで考察読んでもわからんはずだw

しかも10年経って続編がなくて、これがリマスターだからね。グラフィックさして綺麗でもないというw

それでも熱望したい!続編、お願いします!!!

アランウェイクの魅力は語ってるとキリがなくて正直まだ書き足りない。あの謎のハイテンションもいいと思う。ユーザーに説明がなさすぎる状態で強引に進めるあの感じ、嫌いじゃない。

今回はキャラクターの掘り下げをしたいと思う。

 

アラン・ウェイク

主人公。実は苦労してベストセラー作家になったので、天然の天才と言うよりは自意識過剰でガツガツしてるところがある。

それが災いしてスランプにうまく対処できない。天然な天才ならここで身勝手に休暇をとると思うのだが…。

アランは自分の人気が落ちるのも不安なのだろう。プライドは高そうだ。反抗的で短気、気が強くて血の気も多い。

そんなアランが、成長する物語の側面もある。作家にしては荒々しい性格が、このゲームにはぴったりだ。


アリス・ウェイク

カメラマン。自意識過剰なアランを可愛いと思ったのか、撮影しながらそれとなく口説いている。自分のわがままな性分をアリスに見抜かれて、アランは甘えているのかなという印象があった。

バリー

正直うざいが忠誠心の高さでアランのプライドを満足させるので、ウマが合うっぽい。シリアスな性格じゃないから闇に飲まれにくい笑

私が超苦手とするタイプだが、アランに夢中だったら別にいいかな。

ローズ

彼女はなぜ闇に飲まれたのか?やはりアランにハマりすぎたのかもしれない。推しに精神的に狂わされるタイプ。

シンシアがトムに心酔していたのと同じように、彼女も推しにハマりすぎて闇に操られ、最終的にはシンシアと全く同じ「ランプを大事に抱える女性」になってしまった。これじゃループになってしまう。本当にそれでいいのか、アラン、彼女も救ってやってくれや。

ラスティ

出番は少ないが、何を思ったのかローズと不倫しようとして闇に飲まれた。田舎の暮らしは退屈なのか?

ナイチンゲール

こいつもややサイコパスってるけど、彼が狂ったのには理由があるらしい。ゲーム内には書かれていないのが問題。

名前とのギャップがひどい。

バーバラにあっさりやられたりするが、アランには倒せなかったw


こっから先はまともな人たち。


サラ

ブライトフォールズの警官。女性だがめちゃくちゃ強い。気も強いので、闇を見ても動じないし取り込まれない。

どうやら彼女の会話を聞いていると、昔父親も闇と戦ったような感じがする。彼女は大体知っていて、「ナイトスプリングス」という暗号は「闇が復活したわよ」ってことなのだろう。

彼女が強すぎて一瞬、彼女が出てくるシーンだけは「救われた!」と癒された。このゲーム、進むにつれてどんどん難易度が上がっていくし、4章では詰んだと思ったので。


パット・メイン

おじいちゃんなのでおそらく70年の火山噴火やその時も闇に襲撃されたことを覚えていらっしゃるのではないか。

ブライトフォールズのローカルラジオ局のDJであるが、電波を通してプレーヤーを勇気づけてくれるとてもいい人だ。というか言ってることがめちゃくちゃまとも。

他の狂気な発言の人は大体闇に囚われてアランに襲いかかってくるからね。


重要人物


アンダーソン兄弟

もうろくしてるおじいちゃんたち。すごくロックな格好をしている。どうやら昔ヘビメタバンドで界隈を沸かせていたらしい。この人たちもハートマンに囚われている。ついでに言うとシンシアが鍵であることを知っている唯一の人間たちで、シンシアは自由なのにアランが救世主であることを知らないので、そこにいるのになんにも伝えられないという…

ハートマンに物理的に束縛され、バーバラには「思考と記憶」を奪われている。それを認知症だなんて判定されている。恐ろしい話だ。つまり、闇の復活を阻止できないようにコントロールされている。

犠牲者の中では明るい方だけど、ずーっと見てるとテンションが下がっていくおじいちゃんたちが、なんか悲しい。

モットー

チンピラだが意外と強い。それにしてもこんな低脳にだいぶ踊らされたが、ハートマンの指示だったら相当ヤバい。犯罪者だ。ハートマンと一緒に写真に写っているので、もはや疑わない方がおかしい。

ハートマン

ある意味中ボス。彼の怖いところは、精神病と決めつけた患者の芸術作品で金を稼ごうとしている上、ひどい嘘をつくところだ。嘘をついてまでアランに原稿を書かせようとするなんて。現実における最大の悪夢。サイコパスだ。

このゲームはホラーゲームだからいいのかも知れないけど、実は看護婦が患者に殴られたりと犯罪的な内容ではある。

ところで、彼はコールドロンレイクの力を知っているようだが、一体、闇とはどういうつながりなのだろう。利用しているだけか?本人は闇の人ではないらしいが。

普通の人間なのに闇の力を利用しているんだったら相当なサイコパスである。


シンシア・ウィーバー

彼女がキーパーソンだなんて最初は誰が思っただろうか。

やや変人で狂信的だけど、だからこそゼインに選ばれたのだろう。あんな行動は常識人には無理がある。


最重要人物

トーマス・ゼイン

1970年あたりで活躍していた詩人作家。超有名だったが事故で恋人のバーバラがコールドロンレイクに沈んでしまう。

これが原因だったのかは定かではないが一週間後に火山が爆発。闇が復活したのか、解放されたかで、街に怪奇現象が起きる。トーマスは自分のせいだと責任を感じて自分の著作物を全て処分し、闇を鎮めるために湖に一緒に沈んでしまう。

意識だけが残っており、同じような目に遭っているアランを助けてくれる。

ダイビングが趣味で、ちょっとデカすぎるレトロな潜水服に常に身を包んでおり、顔が見えないが幻想的である。

エンディングのデヴィッドボウイの曲「Space Oddity」では繰り返し、「トム少佐」が出てくるが、つまりこの歌から、トーマスゼインというキャラクターを作ったのかもしれない。潜水服は宇宙服の代わりといったところか。

ゼインの文章は詩人だけあって難解であり、ちょっとなにいってるかわからないことが多々あるので、それがストーリーの謎に拍車をかけている。

 

というか、アランとトムの関係が依然として不明である。近親者なのか、もしくは、すべてはトムの妄想の中、もしくはトムがアランの妄想なのかもしれないと思うと非常に怖いし、色々な可能性が考えられる。

そこがアランウエイクの面白さですよね。




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