SFファンタジーが好きなので、楽しみにしておりました。
FILMED FOR IMAXってことだったので、2DIMAXで観てきました。立体メガネはやっぱり苦手です、うっとおしいのでw
IMAXシアターは映像も綺麗なのですが、音声が結構よかったですね!特に映画館ならではの、重低音がよかったです。マンションの自宅ではほぼタブーですからね。あとこの作品はものすごく大きな機械が持ち上がったりするので、重低音は特に重要だったと思います。また、スケールがかなり大きいので、映画館でないと魅力が伝わりにくいでしょう。
映像の迫力で半分以上の魅力が表現されているといっても過言ではないので、良い環境で観ないともったいないというか、魅力がわからんかもしれないと思いましたw
砂漠は私は昔から興味があって、なにもない景色というのが好きです。大海原も結構好きですね。日本では砂丘はめったにお目にかからないのですが、海に囲まれている国なのでよくちょっとした船に乗ってまわり全部海!を経験すると、すごくストレスが減るんですよね~。海に浮かぶというのも、最初は怖いと思うかもしれませんが慣れるとむしろ海に飛び込みたくなるので危険です。
この作品は大半が砂の惑星での話で、SFっぽいメカや技術はたくさん出てきますが、宇宙の話はあまりなくて、大体砂とサンドウォーム、そしてなんだかんだでアナログな剣の戦いだったりします。
でもサンドウォームが私はとても好きでしてね。
出てくるとすごいわくわくします♪どうやらあれに乗れるらしいですよwwすげーなwって思いました。乗りたいですね。
ああいう巨大生物って特に敵意も好意もないから好きですね、蟲とかも好きでしたね。あと恐竜とかも好きですね。
ストーリーは典型的な、
父親のもとを離れて独り立ちしていく勧善懲悪王子様物語
だったと思います。よくある話ですが、砂漠をうまく使っているところや、見たことないスケールのでかさのSF施設や砂による独特のモヤによる神秘的な世界観がよかったです。また、なんだかよくわからない設定の帝国軍が謎すぎて面白かった。儀式で行われていることが意味不明だったり。
悪の親玉がデブなのはあるあるなので良いとして、なぜ黒い液体に浸かってるのか、とか、なぜ浮くのかwとか。
ストーリーのモデルは、資本主義の権化になっている大国VS少数民族という感じでしょうかね。資源をめぐって権力が対立するという感じでした。ベースは地味なのに破壊力がすごかったですw
キャラクターの配分もよかったんじゃないですかね。
一番気に入っているキャラクターは実は母親の「レディ・ジェシカ」です。
この役者さん、実は「ドクター・スリープ」「レミニセンス」でも主役級のキャラクターを演じています。毎回「この人印象に残るなあ」と思ってたのですが、DUNEでは最高に印象に残りました。
主人公のポールに呪術廻戦の「呪言師」のようなスキルを授け、他にもいろいろと仕込んできたっぽい強い母親です。「巫女」「魔女」とも呼ばれていました。
彼女はポールだけでなく、レト公爵も勇気づけていく、とても強い女性なのですが、何かと震え恐れるシーンが多く、それがいちいちリアルでした。彼女には師匠がいて、師匠から「恐怖の扱い方」を教わっているのですが、それでもしょっちゅう恐ろしい場面に巻き込まれます。
美しいのですが、ほとんど笑うこともなく、常に臨戦態勢。特に捕まってヘリの中で言霊だけで戦うシーンなんかはすごく引き込まれました。
ちょっと面白いなと思ったのが、父親であるレト公爵が弱いわけじゃないんだけど、彼はあまり活躍しなくて、ポールを直接支え様々な知識を授けていくのは実は母親のほうなんですよね。
あとはダンカンがとてもいいキャラクターでした!
豪快できっぷがいい、典型的ないいひとキャラでした。ティモシーシャラメが走って抱きつくと、子犬にしか見えないです……とにかく、でかい。
全体的にテンポは遅めなのですが、雄大な砂漠を堪能できますし、ゆったり感が上品だなあと思いました。と思うと、突然緊迫感のあるシーンなんかも出てきます。後半は結構怖いです。何回か手に汗握りました。
壮大で重厚感のあるSFものを楽しみたいのであればおすすめできると思います!
0 件のコメント:
コメントを投稿