2021年10月3日日曜日

NO TIME TO DIE!!!!!!!!!!

ノー・タイム・トゥ・ダイ観てきました、

まだ公開されたばかりなので、ネタバレに注意したいと思いますが、本当になにも知らないで見に行きたい人はブラウザバックですw

 

見終わった印象としては過去最高の面白さとエモさがあったと思います!

 

アクションが特によかった!

これでもか、というくらいスピーディーでハイテンションなアクションシーンを前半に詰め込んでいて、引き込まれました。特に冒頭のタイトル前のアクションは穏やかに過ごしていたシーンから唐突に襲撃があったため、うっかりジュースを飲んでいた私は吹きそうになりましたww

そのくらい、突然超ド派手に襲撃されるところから始まるんです。観客みんな超~~びびってるのが感じられましたw

私はキャリーフクナガ監督はよく知らないのですが、アクション撮るのがすごくうまいな~と思いました。とりあえずブレでごまかしちゃう映画とか、きちんと説明できてない映像とかよくあると思うんですけど、冒頭は特に、なにが起きたのか、誰が迫ってきているのか、舞台はどういう状態になっているのか、カメラワークでうまく見せていました。また、襲撃された直後は間をとってボンドとともに今のはなんなんだろうとか、ヒロインは大丈夫だろうかとか、考える間をくれるのもよかった。

間といえば、冒頭で車が撃たれているのに(ボンドカーは防弾である)何もしないで仏頂面で散々ひっぱったあとで反撃開始するところとかも盛り上げてくれてよかったです。

あと後半のカーチェイス。車が2台通り過ぎて、こちらからは顔が見えない。でも明らかにUターンして追ってきそうな雰囲気で、ボンドの目線が車を追う。とかそういうのを映像で上手に説明してると思いました。観てる方としても、「あの車怪しすぎるんだがw」ってなりますよね。

よくある興ざめアクションは、主人公を取り囲んでいる敵が飛び掛かるのをためらうように待ってるようなシーンなんですけど、今回の映画はそういった隙がまったくないという点ではリアリティも感じられるとともに、テンポがとてもよかったです。

ダニエルクレイグが受け身をとって転んだあと、即座に立ち上がるのでやっぱ007に抜擢されただけあって、本気で訓練してるんだろうな~と感心しました。

 

スパイ映画お決まり要素がてんこ盛りで、スパイ映画好きはかなり満足

スパイには何種類かいて、敵をあざむいて潜入するタイプと、武装して裏口から潜入する戦闘員タイプと、情報戦(ハッキング・クラッキング・遠隔操作や傍受、暗号解読など)がメインの工作員などがいますが、それが今回全部てんこ盛り。

あこがれのタキシードとイブニングドレスのカップルでパーティー潜入。お決まりだけどなんど観てもいいですね。それに007では必須ですw

ドレスバトルも素晴らしかったし、ジャングル(森林?)戦もあったし、後半ではメタルギアソリッドそのものな武装潜入シーンもありました。この辺は完全にゲームでしたw

そしてボンドカーはスペクターに比べるとだいぶかっこよかったですwスペクターはなんであんなに笑いをとりにいったのか……

他にも、ボンドの時計や口紅にしこんだものなど、スパイ小ネタ満載。 

磁気を使った技術なども、新しくて面白かったです。


ヒロインのキャラクターが複雑で良い。

レア・セドゥの存在感がすごい。

私はこの女優さん、デスストランディングで初めて知ったのですがw(その後にスペクターを観たw)

レア・セドゥって、ニコニコしてると普通になっちゃうんですけど、個人的には悲しい芝居をしている時と、 何か秘密を隠してる時とかの、妖しい色気がたまらなくいいと思います。

何も言ってないときとか、意味深なこと言ってるときが良い感じの役者。

もしやる気があればぜひヴィラン役を!!ww

 

ストーリーの複雑さが、めんどうくささがありながらも盛り上げてくれる

今回筋書が一辺倒ではなく、「実はこうでした」とか「実はこいつが裏切ってて…」みたいなカードをめくったら思ったのじゃなかった、という展開が前半にてんこ盛りで、観客としては驚きの連続だったりしました。

個人的には、後半で何が起きてるのかいまいちわからんシーンもありました…w

でも、話ってすこし複雑にしないと、いくらアクションが面白くても、記憶には残りづらいですよね。ただ、中盤以降は少しテンポが遅くて中だるみ風ではあったと思います。

基本的にボンドは短気だな~~とは思いましたが。

ただ、007は毎回思うのですがもうちょっと悪役側を掘り下げてくれてもよかったかなと思います。

私はスカイフォールの時のヴィランが一番不気味でかわいそうで、とても印象に残りました。セリフもなんか怖くていい感じだったし。

今回のヴィランは、能面がすっごく怖くていい演出なんですけど、その面自体には深い意味がなかったっぽくてなんか残念です…w ちょっと日本好きwみたいな感じだった。小道具としては上手いですけどね。

日本的演出が随所にみられるのに、実に中途半端でした…(まあ生粋の日本人に言わせれば、ですが)監督に日系の血が入ってるからだろうか…監督は、日本好きそうですね。

 

ダニエル・クレイグがどことなくかわいい

一番笑ってしまったのが、救命ボートを見つけたけど大海原でひとりポツーンとボートの上でぼんやりしているシーン。なんかかわいい。それに隠居中に魚釣って帰ってくるボンド…ww色々毎回笑わされます。

顔は50代だけど芝居が若いっていうか……元気でしたねぇ。筋肉もすごいし、スタイルがよくてスーツやタキシード、戦闘服まで、何を着てもかっこよかったですね。

本当にこれで最後なんでしょうかねダニエル、アクションも完璧で、まだまだいける気がするのですが…!でも特集組まれてるってことは最後かあ。

個人的にはドラゴンタトゥーみたいに、セーターで猫と戯れる庶民的なダニエルも全然いけると思っているので(笑)、今後はかわいい役もいいかもしれないですね。

私は愛嬌のあるボンドでとてもよかったんじゃないかなと思っています。

ダニエルじゃなかったら007シリーズ観ようとは思わなかったと思うので、本当に感謝です。


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