2019年2月25日月曜日

アリータ:バトル・エンジェルを見て

映画が600円引きになるチケットもらったんで月末で見なきゃいけなくて、
「翔んで埼玉」と迷ってこちらにしたんですがw
一応ジェームズ・キャメロンだし、と思ったんだけど

結論から言うと全然面白くなかったな~というか
王道のシナリオを完璧になぞっただけ、という感じがしました

あとラストで、終わらず、「つづく」になってるのもどうかなと思います。
「ザレム行かないんかーい!」みたいな。
似たような話で「エリジウム」を見たあとだったので。
エリジウムって、地上人はやたらエリジウムに接近しては殺されるんですけど、割と簡単に上に登れるんですよねw
エリジウム微妙だと思ってたけど、アリータよりエリジウムのほうがプロット面白いしちゃんと完結してるもんな。

ジェームズ・キャメロンはリドリー・スコットほどおもしろい話は書けないんだなとちょっと納得した。世界的に大ヒットした「タイタニック」と「アバター」を面白くない!と言い切れる私なのだから仕方がない。
なんかセンスが違う。
見ててずーっと面白いのは以下の監督。

・スティーブン・スピルバーグ(当たりはずれはある。イケメンを主人公にするとはずれる可能性大。ちょっとしたギャグが上手い)
・リュック・ベッソン(筋は荒いが、最後まで見せる力は強い。エピソードが大変印象的。あと女性キャラクターが大変魅力的)
・リドリー・スコット(画面が大変上品。理由はわからないけど全体から「高級感」「ゆとり」が漂う、見てるだけでリッチな気分。これぞ映画!と思わせてくれる)

ジョージ・ルーカスは別枠だと思ってます。あの人スターウォーズ以外インディーしか知らないので。
インディーはめちゃくちゃ面白いですが。

キャメロンの作品で好きなのはT2とT4ですね。
彼はやはりターミネーターの人、なんでしょう。
彼の描く暴力シーンは、アリータにはちょっと強すぎると感じた。
PG12なのも理解できました。

この映画のいけすかないというかダメだろって思った点。

・アリータが強すぎる

いくらなんでもこれじゃあ、魅力を通り越してめちゃくちゃ怖い兵器ですわ。
しかもバーサーカー…なぜか登場して割とすぐ血の気多くて戦いたいことが判明w
自分の3倍以上の大きさの敵であろうが人間の男であろうが容赦なくバッサバッサ殺しすぎ。良心はどこに…
彼女の中でほぼ葛藤がないのもちょっとどうなんだと思った。しまいにゃボーイフレンドが止めに入るし。

・誰がターゲットなんだ。

これだと、同じ年くらいの女の子にはお勧めできない。一体どの年齢の人間を想定してるんだろう。
例えばT2であれば、ジョンコナーが小さかったので、少年が見て「ターミネーターが守ってくれる」って思うことはできる。共感できる。
でも、アリータは本人が強すぎて、誰も守ってやれない。
見た目の年齢と、中身がちぐはぐすぎる。中身年齢30代女性ですよね。

・アリータの目を大きくする必要性はどこにあったのか。

正直アリータの目をでかくする必要性ゼロである。
原作がでかいから?原作普通じゃねーか!
ものっそい不気味。不気味の谷ってこれ。しかも周りは普通の人間使ってる。なんなん。
キャメロンは中二病なのか。もはや三次元より二次元か。アバターになっていたいのか。
そしてアリータがそれほど美人でもないのが残念。人間は目をでかくすればかわいくなれるわけではないことが判明!!!わかるか!デカ目フリークの中二病患者よ!
これはリュックベッソンに作らせたらまったく違うものになっていたに違いない。

 ・恋愛描写が中途半端

なんていうのかこの辺も、リュックベッソンを見習ってほしい。
彼は短時間で仲睦まじい男女を軽やかにセンスよく描き出すことができる。
キャメロンさんのは嘘っぽいなー。ただ性欲強いだけっていうか。初対面で色目使い過ぎなアリータにすごい勢いで冷めました。
そう、主人公が魅力的じゃない。

暴力映画なら、暴力映画として、ターミネーターみたいにしてほしかったかな、という感じです。
それにしてもサイボーグだけど一応主人公は女の子、なんですよねー。

成人女性として最初から、大人扱いしたほうがよかったんじゃないかな。
これがサラ・コナーだったら、最強でも誰も文句言わないけど。

それにしても、リュックベッソンならだれか助けにきてくれる男がいるんだけど
サラ・コナーだと人間の男は誰も助けてくれんのな。キャメロンさんあんまり女性助ける気ないよな。

さんざんdisったので、よかった点も一応あげておきましょう。

・背景・小道具大道具の描写は完璧。

反物質を利用したテクノロジーで作り上げられているアリータの心臓。
そういう設定とか、細かいメカの描写は完璧でした。
キャメロンはメカオタクなんでしょうねー。
あとザレムの描写とか、街の描写も綺麗です。
CGクリエイターなら見るべきでしょう。普通のクリエイターも、参考に見るべきだとは思います。

あと個人的に犬をいっぱい連れたウエスタンおじいちゃんキャラが好きでした。

でも、直接見せてないとはいえ、イッヌ殺す映画はいただけない!
視聴者に、嫌悪感や敵への憎悪を植え付けるときは手段を考えてほしい!
例えば、軍の半分以上が感染したけどそいつら自ら殺さなきゃいけないゲームとか、ああいうのもやめてほしいですww


2019年2月16日土曜日

★GYAOでリュック・ベッソン祭りよ★

GYAO!でリュック・ベッソン祭りやってるから、せっかくだから紹介するわね。
なんと全部無料よ。ありえないわね。見るならいまのうちよ!

念のため言っておくけど、筋金入りのリュック・ベッソンフリークな私。
一番好きなのは、「ニキータ」よ。
リュック・ベッソンの最初の妻をヒロインにして、
不良女が美しい暗殺者に成長していくの。

見どころは、紳士な上司に「お誕生日ディナーに連れてってあげる」と言われて綺麗なレストランに、綺麗なドレスで一緒にでかけて、

お誕生日プレゼントの箱を開けると…

そこには銃が!

「君の最初の任務だよ」

なんとも乙女心を打ち砕くシビアなシーンだけど、私は大変気に入っているわ。

あとラスト近くで、バスルームに立てこもり、スナイパーライフルを構えるニキータ。
風呂に入っている設定なので、ドアはカギがしまってる。
ところが恋人がドア越しに、プロポーズしてくる。
ニキータは泣きながら、標的を暗殺。バスタブにライフルをしずめ、ドアを開ける。
「わたしはとんでもないことをしてしまったの」

リュック・ベッソンって、女ごころをよくわかっていらっしゃる。
コロンビアーナもそう。

暗殺家業を知られたくないから、夜だけこっそり会ってるのに、「なんで昼間は会ってくれないの」と言ってくれる優しい彼氏とかね。
いないからwでも乙女の夢なの!!みたいなね。
まあリュック・ベッソンはフランス人だから、出てくる男はみんな女性に優しいんだけど。(ジャパニーズメンズはリュック・ベッソン映画を見て真似するといいわ!)
「ハニー、かわいそうに。どうしたんだい?涙が流れてる」
(ハンカチーフを差し出しながら)

さてそれはさておき無料映画よ。

■レオン


いわずもがなの名作よ。
信じられないわね。この次の、「フィフス・エレメント」を作るための予算を稼ぐための映画だったんですって!ありえない。
すごいいい出来よね。
ナタリー・ポートマンのおそるべき演技力。
そしてジャンレノを大変有名にしたあの存在感。+大塚明夫様の大変ぴったりな吹き替え。

12歳の才色兼備な美少女が、暗殺者レオンを口説こうとあの手この手で必死になる映画よ。
男の夢かしら?www
でも女子から見ても、レオンはかわいそうないい男よね。

まあとにかく、ナタリー・ポートマンがかわいいわよね。
黒いチョーカーがたまらないわ。
個人的には、「ミルク買ってきてあげようか?」で頼まれてにっこり笑うシーンが好きね。
この映画で、ゲイリー・オールドマンは若者の間で大人気になり、コールオブデューティーやハリーポッターなどにも出演することに!

https://gyao.yahoo.co.jp/p/00843/v10071/

■フィフス・エレメント


これも、リュック・ベッソンがとにかくかわいいヒロインを見事に描き出した名作「ハチャメチャSFギャグ映画」。完全に漫画ね。マーベルって言われても驚かないわねwまあ変身はしませんが、ヒロインのリールーは、「完璧な存在」なので。
テンポが良すぎ、キャラが濃すぎ、とにかくぼんやり笑いながら楽しむ映画よ。
「ミスターシャドウはなんで喋るねん」とかツッコんじゃダメよ。

この映画のいいところは、ふざけたプロットはさておき、それにピッタリのおしゃれでトレンディなディテールね。
狭い賃貸アパートに、収納式の冷蔵庫や洗濯機、ベッド。あとでネタで使われるのも大変面白いけど、2019年この収納式はまだ実現していないわねw
あと空飛ぶ中華屋台。いいと思わない?食べづらそうだけど。
飛行機乗ったら(実際は宇宙船だが)カプセルホテルみたいなベッドに横たわって自動で睡眠ガスで眠らせてくれるのよ!

最大の見どころは「ミラ・ジョヴォヴィッチ」。彼女を世界的に有名にしたデビュー映画とも言えるわ。
初登場はなんと全裸!(バイオハザードでも全裸になるミラ)しかし、彼女はモデル出身なので、ほどよく全身に筋肉がついており、いやらしさがないのが不思議ね。これがアンジーだったらおっぱいやお尻が気になってそれどころではなさそうだけど、ミラだと「宇宙人っぽい」「中性的」な感じがするので不思議よね。
ミラの「宇宙人っぽさ」は大変かわいらしいわ。その宇宙人になりきる演技力が魅力の根源ね。
三白眼になる上目づかいになると、何か人を殺しそうな顔になるし
眉を下げれば困り顔で助けを求める顔になるし
普段の強気な眉毛になると楽しそうな小悪魔系女子の顔になる。
喋るときはマイペースでペラペラと古代宇宙語を話し、ところかまわず平気で着替えようとする。色々とかわいいわね。

リュック・ベッソンがやりたいことを全部詰め込んだようなアホ映画だけど、結末のアホさはおいといて、途中が大変楽しい映画なので、見ておいて損はないわ。

https://gyao.yahoo.co.jp/p/00843/v10065/

■ジャンヌ・ダルク


リュック・ベッソンはフランス人。そんな彼も、やはり祖国の映画を作りたかったのかしらね。
またもやヒロインをミラ・ジョヴォヴィッチに設定。彼女、ロシア人なんだけど(ウクライナだけど)。
美しい美少女から、血まみれのショートカットのジャンヌになるまで、全部演じきれるのはミラの演技力の幅広さとも言えるけど、ご存知結末は火あぶりよ。
ジャンヌは全然、素敵なヒロインとして描かれていないわ。
戦争になると女は虐げられるという事実は、まったく救われておらず、オルレアン解放は完全に奇跡としてしか描かれていないわ。
ジャンヌは神を理由に戦うだけで、全然、理屈が通っていないの。
その理屈のなさを男たちに指摘されながら、自分の意見が神依存のジャンヌは、ひたすら信仰を脅かされる。
リュック・ベッソンは何が言いたかったのかしら?

もし「神などいない」がテーマであれば、あまりにも残酷な話よね。
というか、なんでこの映画作ったのかしら…。

イギリス兵が、ジャンヌの家に勝手にあがりこんできて、料理を皿じゃなくてテーブルにぶちまけて手づかみで食べたり、ジャンヌを物置に隠した姉がレイプされそうになって、抵抗したら結局殺された上で屍姦されるシーンは、あまりにもイギリス人をバカにしているというか、これ、イギリス人に怒られないのかしらね。

https://gyao.yahoo.co.jp/p/00843/v10060/


2019年2月10日日曜日

トゥー・ウィークス・ノーティス

ラブコメですね。一時話題になったので、タイトルは知ってましたが
何気なく見て、冒頭からガンガン引き込まれました。

いい映画って冒頭の引き込み方がすごいですよね。

この映画の冒頭は、いきなりサンドラブロック(バリキャリの美女)が
「公民館を壊すなー!」とデモをするところから始まりますがやり方がすごい。
いわゆるぶっこわす機械の錘に直接乗っかって抗議。
ヨガマットを抱えていたのでこれからヨガなのかと思ったら、
ヨガマットを敷いて寝そべって抗議。
そこにカップルが参戦して、なぜか途中からプロポーズが始まるという意味不明なオープニングである。

ここだけでも面白いんだけど、そのあともちょいちょいくだらないがなんとも独特なジョークが入ってきて面白い。

ヒュー・グラント演じるジョージは大金持ちで顔が広いイケメン実業家だが、しっかり者のサンドラブロック(ルーシー)を顧問弁護士にすることで、あまりにも頼れるもんだから超くだらないことまで相談し始める。
プライベートの時間にも呼び出され、行くと、なんと「スーツを選んでくれ」だと。
(個人的には便せんに使う紙質を選んでくれ、でルーシーが紙を舐めるところで爆笑)

でも意外と笑えるのが、あとからきたライバルの若い女の子とのやりとり。

女「私、チェスも好きだけど…ほかにも好きなことがあるの…(色目)」
ジョージ「ポケモン?」

なんでやねん!!!

※もちろん誰も突っ込まない

他にも、ルーシーが辞めると言ったらなぜかこのライバルの女とステープラーの取り合いになって大ゲンカ。

もうね、サンドラがかわいい。
かわいくて仕方がない。

できる女なんだけど、どっかゆるい。ジョージに言わせれば、「天然」。
服装もなんか変だしコンサバというよりダッサダサで 、中学生そのままのようだ。つまりがり勉なんだと思う。
隙だらけで、酔っ払ったらいびきをかいて寝てしまう。
あいつなんか嫌いよと言っておいてライバルが出たら思いっきり嫉妬しまくり。

そんなサンドラがとってもかわいいと思うのは、ジョージだけではあるまい。

タイトルと写真だけだと、なんかいけてるキャリアウーマンのおしゃれな恋ムービーって感じで全然観る気しないけど

ぶっちゃけ、
超絶ゆるい
がり勉とチャラ男のラブコメディです。

疲れてるときとかにぼんやり見るといろんな意味で爆笑できます。

あなたは私の婿になる、も大爆笑でしたが
この2作を見て、完全にサンドラブロックのイメージが変わりました。
どっかとぼけたすごい美女って感じです。

キス&キルもそうだけど、こういうゆるゆるあほアメリカンコメディ好きやわ。

あとヒューグラントがバカすぎて笑う。もういちいち演説の内容がおかしい。アメリカ人だからで流せる以上に8割冗談で構成されてる、それはいいのか…
でも面白かったです。あれの半分くらい日本人も見習うべき。

2019年2月7日木曜日

【イケレボ】バレンタインイベントに物申す

カイルが
酒やめようとしてんだから
そのままにしとけよ

なんで酒また飲ませようとするんだよ

せっかく禁酒しようとしてんだから
止めんなよ!!!!!!


…それだけ言いたかった。
酒なんか飲ませなくてもあいつにはほかにも欠点あんだろ!!(ひどい)

いや、もう、
酒とたばこやる男は勘弁
しんどい、まじで
父も手に負えないが元カレもひどかった!耐えられない


深夜寝る前にガチャ引いたら、
エプロン姿のルカさんが出てきたの♥
嬉しくて♥
あの夜はよく眠れたわ♥

家帰ったらルカさんがいればいいのに…

こんなささやかな願いも、かなわないこんな世の中じゃポイズン
(ささやかじゃねぇだろw)

しかしあのルカさん、いい具合に鬼嫁だった。わたしといい勝負かもしれない。
わたしは鬼嫁やりたくないのでルカさんに叱られたいです。
前に彼氏叱るので疲れちゃって以来、叱らなきゃいけない男とは付き合わないことにしました。
(笑)