2024年1月28日日曜日

哀れなるものたち

今年のアカデミー賞は日本人の快挙だと思う。

国際長編映画賞にノミネートされたのは2022年に引き続きだが、ジブリ映画のヒット(これは主にジブリというブランドが海外にも浸透していることの表れだと思う)、また視覚効果賞にゴジラ-1.0がノミネートされていることに驚きだ。

VFXはてっきり米国のものだと思っていた、アニメ大国の日本としては快挙ではないだろうか。

しかも日本の映画でスケールの大きいものを作ろうとするとどうしてもゴジラに頼りがちであり、ゴジラは米国でも映画化されているが元々日本のコンテンツである。そのコンテンツで見事アカデミー賞がとれれば、いうことないのだが…。

もちろん洋画も重要なので、私はリストにディカプリオやグレタガーウィグの名前がないことに驚きつつも、「哀れなるものたち」が高評価なところに目をつけた。独特のポスターやチラシのビジュアルで一体エマ・ストーンは今回何をやらかすのか気になっていたので、あらすじと予告だけ見て観ることにした。

18禁だし、グロいかエロいかのどちらかである。

結論からいうとセックスのシーンが非常に多く、主人公のベラは性欲が旺盛なため、劇中で10回くらいはセックスシーンがある。

と言っても、主題がセックスなわけではない。

セックスはあくまでツールであり、メッセージを伝える手段の一つである。

ベラのセックスシーンは、「女性が男性に支配されることからの解放」を示している。

ベラが冒頭で自殺をすることの理由は最初はあえて伏せてある。

最後にその理由が明かされる一連の構成が素晴らしかった。

ベラはセックスが大好きだが、本来男たちにとってそれは喜ばしいものであるに違いない。実際ダンカンは彼女の奔放なところに目をつけて、愛人のごとく彼女を旅に連れまわし、彼女に「俺に恋をするな」とまで言っていた。

なのに、自由奔放なベラに、ダンカンは夢中になってしまう。これは男性の不思議なところである。自分でも、「愛人を支配したいなどというバカな男になりたくなかった」と言いながらその通りになる。

「バービー」とはまた違った視点で、ある意味かなり「性的に」男性の本性を描ききる本作は、これもまた男性に見せるのはなかなか辛いものがある。日夜Xで激しい論争が交わされている通り、男性はわがままなのである。成人男性は力や衝動が強いので、彼らの機嫌を損ねると殺されかねない。だから我々は仕方なく成人男性を優遇しているのであり、機嫌を損ねるのを恐れて指摘することも避けていた。それを昨今の映画は生々しく描き切ってしまうのである。

今のところバービーのせいで殺人事件が起きたなどという話は聞いていないので、大丈夫だと思うが…。そもそも映画館に行ってこのジャンルを見る男性が殺人衝動を持っているとは考えにくい。そういう人は多分エクスペンダブルズとかを見ていることを祈る。(ちなみにエクスペンダブルズ ニューブラッドではステイサムが「女性に敬意を払え。」と言っていた)

話を戻すがこの映画は「コメディ」である。

私が笑ったのは、ベラがセックスに一時期興味を失い、哲学の本に夢中になっていたとき、ダンカンがそれが気に食わず、本を勧めてきたおばあちゃんを「殺す!」と言った時のことである。

まず「殺してやる!」と部屋を出ていくダンカンを、大急ぎで追うベラが、てっきり殺人を止めるのかと私は思っていたのだが、どうも違うことにすぐに気づいた。

ベラは、興味津々の笑顔を浮かべていた。これからサーカスでも見る時の目つきだ。

ベラは、殺人が行われると聞いて大興奮し、是非とも自分の目で目撃したいと思っていたのである…。

これだけでも笑えるのだが、車椅子ごと海に放り出そうとするダンカンを尻目におばあちゃんが「おほほほ」と笑っているのもとても可笑しい。当然ながら白昼堂々の殺人未遂は船員によって止められた。その間、ベラはずーっとおもしろそうにそれを見て大喜びである。

このベラの残忍さはおそらくGOD(ウイレム・デフォーのこと。確かに神っぽい)の影響である。彼女は割とウザい人に対して残忍なのだが、貧困に喘ぐ一般市民を見た時は胸が張り裂けんばかりに泣き叫んでいた。

つまりベラにとって、「彼女を縛りつけようとするウザい成人男性」は殺害対象なのだろう。

これは正直に言おう。ベラは私の普段の鬱憤を晴らしてくれる優れた代弁者なのである。

また、ベラは始終ロジカルに自分の置かれている状況をテキパキと説明し分析する。(これもおそらくGODの影響である)この時、ベラは美しいイギリス英語で話すのだがそれが彼女のきつい外見にマッチしていて素晴らしいし、意志が強そうに聴こえる。彼女は胎児の脳を移植されているので、大人がオブラートに包むこともそのイギリス英語でハキハキと言ってしまうのだ。

またこの映画の素晴らしいところは衣装や美術にもあると思う。

確かにセックスシーンは多いものの、ベラが入れ替わり立ち替わり着替えてくる衣装はどれも独特で芸術点が高い。なぜかエマの生脚を出すデザインになっているのは、おそらくエマの脚がとても綺麗だからだと思うが、これをセクハラと呼んでいいのかいまいちわからなかった。芸術的であれば、それはセクハラとは言い難いのかもしれない。あと日本の文化だと、やはり胸元をギリギリまで開ける方がエロいだろうし、アニメを見ても巨乳好きなのがわかるがエマは胸があまり無いのだ。

それから、すけべな男性にとっては非常に辛い現実になるかもしれないが、ベラが一番気持ちよさそうにしているのは女性とのセックスシーンである。


全体的に変態で気の狂った内容だし、結末が割とホラーなところすらあるが、女性を男性の性的な束縛から解放するというテーマは素晴らしかった。「バービー」の方が上品ではあるが、上品だからこそ男性はネチネチやられてる気分になるかもしれない。「哀れなるものたち」はやることが豪快なので、すっきりした気分になれるし、特にダンカンが振り回されるさまは見ていて爆笑であることは間違いない。

2024年1月20日土曜日

ゴールデンカムイ実写、よかったのでお勧めしたいです!

ゴールデンカムイ実写は前からとてつもなく心配されつつ、とてつもなく期待されていたと思う。私としてはやはり「百聞は一見にしかず」。それにファンなら観てからものをいえと思うので、ど真ん中とって観に行ってきた。

私はこの作品を映画としてかなり高く評価したいと思う。

まず冒頭の日露戦争のシーン。かなりたくさんの戦争映画を観て、戦争ゲームを経験して目が肥えている私でもとても頑張っていると思えた。

それに何より、杉元が不死身であることを、この冒頭で示さなければならなかった。

山崎賢人さんは童顔だし、体格も大きくないけれど、だからこそロシア兵に突っ込んでいく姿が無謀すぎて説得力があったかもしれない。

あとアクションが、この映画、全編を通してとてもよくできている。これも散々、ステイサム映画を観た私が言うので結構信ぴょう性あると思っていただければ。

ゴールデンカムイは原作だとよく「人が吹っ飛ぶ」シーンがあるけれど、普通にワイヤーアクションで再現されていた。実写なので結構迫力がある。

キャラクターもよく再現されており、原作の持つ特徴をそれぞれの役者が独自に噛み砕いて命を吹き込んでくれていたと思う。特に気になった順に感想をば。

鶴見中尉。

ゴールデンカムイで最強の男。それは権力やカリスマ性、知能や戦闘力を含めて全てだけれど、彼の軸は「狂気」にある。彼はスパイの事件の後ネジが外れて狂ってしまっているのだ。

それを実写でやるのだから初対面から何か異様な目つきをしていなければならない。というか映画、ずーっと玉木さんの目つきが異様だった。演技力半端ない。

それから玉木宏さんは昔から声が特徴的だったけれど、それがとても効果的だった。鶴見中尉は張りのある声で第7師団を束ねなければならないのだから。

体格はもう少し大きいイメージがあるけれど、スタイルがいいのであまり気にならなかった。シュッとしてた。

あと、例の「ターミネーター走り」をちゃんと実写でやってくれたのには恐れ入った。あれ怖いんだよね。

白石

白石はできる人多そうだけどイメージにかなり近かった。それから独自の解釈でスキップしながら移動したり、原作にさらに演出を加えた感じも良かった。

ネズミ男のライト版といったところか・・。実写でやられると、なんか笑える。

土方歳三

舘ひろしさんは、土方をやりたかったができると思っていなかったそうで、大変このキャスティングを喜んでいたらしい。舘さんはスタイルがいいので、原作にかなり近いものを感じた。いわゆる「かっこいいおじいちゃん」であった。

永倉新八

いやこれ、実写が先じゃないの?!!!くらい似ていてなんか奇妙な感覚を受けた。アランウェイクみたいに、「いや、この人、漫画が先だよね?あれ??」ってなるやつw

月島

基本「はい。」しかセリフがないのだがなぜかガッツリ月島だった。口数少ないのがすごくいい。あの地味さ、ファンは絶対惚れる。鯉登少尉が楽しみ。

尾形

メイクのせいか意外にも尾形っぽかった。まだそんなに喋るシーンはないが・・。

谷垣

大谷亮平さんのセクシー(名詞)がしっかり役割を果たしており、まだ脱いでいないがすでにこのマタギ、スケベすぎるッ!状態であった。声も合ってる。

牛山

脱いでると「なんか違う」と思っていたが、白石を追っかけ回す姿は確かに牛山。

二階堂

どうしてこんなにしっかり原作に似せてしまったのかwwこれも実写だと笑えるが確かに実写化したらこんな感じだろう。

フチ

フチは写真が出た時から似すぎだろと言われていて、この人も、「あれこの人に合わせて漫画描いたんだっけ?」となった。

アシリパ

個人的に満点。アシリパは媚びたかわいさは全て排除されていなければならず、できればメイクもしないほうがいい。

また、「ザ・クリエイター」のアルフィーのような、中性的なアジアンな雰囲気が最高だった。色が白くて、少し頬が赤いのがちょうどいい。

強いて言えば、カラコンはもうちょっと考えた方がいい。カラコンで縁を青くしても、ライティングで茶色の目であることがバレてしまっているからだ。これは難しいけど、CGで後処理するか、本当に目の青いアジア人を連れてくるか。いないかな。見たことない。

杉元

杉元のキャストが一番懸念されていたと思う。山崎賢人くんだと確かに体格的には小さいと思うんだけど、演技力はかなり高いと思った。彼が色々な映画に起用される理由がわかった。

杉元は血の気が多く少し狂気じみているところもよく出ていた。鶴見と同じで、目に狂気を感じる事が結構あった。


ゴールデンカムイは基本軸に「狂気」があり、それを知らないで観に行った人はなんか怖い、と思うかもしれない。だけど、この作品のキモは狂気だ。

それをシリアスにしすぎず、程よく、いや、少し過剰な時もあるが、ほのぼのとしたシーンと、ぶっ飛んだギャグを差し込んでいくのがゴールデンカムイである。

その点で言うと、今回の映画は「もうちょっとギャグのシーンはメリハリつけてかっ飛ばしても良かったのでは」と思った。

一応ギャグのシーンはあるのだが、まだちょっとぎこちない。

とはいえ、アシリパさんの役者さんがそこそこの変顔作ってくれたのでよしとしたいと思う。

熊とレタラのCGも悪くなかった。極端にCGという感じでもなく、でもCGだとわかる感じw

ロケ地は本物の網走監獄使ってると思う。半年前に見たのでおそらく間違いない。
にしても、日本を舞台として日本の歴史をベースにしているから、海外展開も良いのではないだろうか、この映画。アクションもキレッキレだし戦争シーンも刀戦闘も爆発も熊もあるから、絶対ウケると思う。

客層は、ゴールデンカムイ展の時も思ったけど本当に幅が広く、定年退職したようなご夫婦から若い層まで本当にバリエーションがあって、ちょっと感動した。

2024年1月13日土曜日

ALAN WAKE2(3)一周目クリア(&ボス攻略)

アランウェイク2をクリアしたのですが、「あっさり終わったなあ」と思っていたら、驚いたことに、どうもループしたらしいのです。

今回は、闇側の攻撃は「ループさせる」ことでした。

その名の通り、ゲーム内には序盤から結構ループの表現が多いです。

これは、制作側も結構楽ができるので、相変わらず省エネで頭いいなあと思いましたw

何度かループさせながら、少しずつ変化するマップの変更点を調べることによりループから脱出するギミックが仕込まれています。

(最近ではCoDでも洗脳された主人公がループから脱出するべくウロウロするシーンなどがありました)

つまりですね、結論を言うと

「もう一度アランウェイク2を最初からプレイしなければ、真のエンディングに辿り着けない」らしいのです。

ネタバレは見たくないので、どうやらそういうことらしいというところまでは調べました。

「最後の草稿」"Final Draft"と言うタイトルで2周目が用意されていたので、これは単なるやり直しではないと確信したので、必ず変化があることを信じてプレイしています。ちなみに武器とチャームは引き継ぎされていたので少し楽です。

あの強烈なミュージカルシーンを見た後、ネットの記事などを調べていたらGAME AWARDSの動画に辿り着きました。

アランウェイク2は2部門で受賞。1回目はしっかりしていたサム・レイクも2回目の受賞では感極まって涙声になっていてちょっと可愛かったです。

というか、ゲーム内のアレックス・ケイシーが最後らへんに見せる可愛らしさでやられますね。顔が怖いのでギャップが激しい。2周目だとさらにそれが沁みてきます。コワモテのケイシーに対しサーガの娘が「もっと笑いなよ」みたいなことを言っていて、初対面だとそれが普通のセリフに聞こえますが、2回目だと「彼も笑うことができる」ことを知った後なので2周目の必要性を感じました。

話を戻すとサム・レイクがディレクター賞を受賞した時に言った「信じることは大事なこと」が本編をやり直すことに繋がるのが重要で、彼の中では軸が非常にはっきりしているのだなと感じました。

アランウェイクはファンタジーだしアランが書いたことは現実に起きてしまいます。

だからこそ慎重にならなければならないということを、前作からサムは強調しているのです。今回も最後まで、「誰もが救われるエンディングを考えなければ」とアランは必死でした。これは、前作の感想でも書きましたが多くのストーリーテラーに共通することなのです。クリエイターは制作物の結果に責任を持つことが求められる。だからエンディングは非常に難しいものだと私も思います。

エンディングで映画の評価が分かれると言っても過言ではないでしょう。

例えば「テルマ&ルイーズ」のエンディングは客観的に見たら絶望的なので、一見ひどい映画にも思えるのです。ぶっちゃけ救いはありません。でもその世知辛さの表現が非常に巧かったのではないか?と感じたので私の中では高評価になりました。妙な話ですが絶望を肯定的に捉えるといった内容とも言え、令和の今であれをハイテンションで表現するとクレームが殺到するのではないか?とも思えます。経済成長が著しい明るい時代だったから実現できたのかもしれません。

アランウェイク2をゲームとして捉えると問題点は多くあります。

例えばクアンテック・ドリーム社のようにマルチシナリオで緻密な選択の分岐により、ユーザーがストーリーを選択できるといった内容でも良かったはずです。その代わりクアンテックドリーム社のゲームはアクションや戦闘がほぼありません。あってもそれも選択制になっています。

アランウェイクはアクションゲームとしては少し弱いし、今回は特にボス戦以外は戦闘を極力避けることもできたし、かと思うと闇に囚われた人が集団でリンチしに襲いかかってくることもあります。(集団で来た場合は逃げられないのなら閃光手榴弾で一括でやっちゃうのがいいです)

びっくりするほど戦闘が少なくてかなり拍子抜けでした。

そしてストーリーを自在に操れるアランですが、選択肢はせいぜい3つくらいしかなく(それでも前回は全く選択がなかったので今回はかなりアランウェイクらしくなっていたのですが)その少ないプロットからストーリーを組み立てて道を切り拓くという内容でした。

これはクアンテックドリーム社に比べると相当弱いということになります。

ではなぜアランウェイクが評価されるのか?

これは恐らくですが、ストーリーや設定のオリジナリティと奇想天外な展開などが面白いから、だと思います。

そして前述しましたがサム・レイクの主張は一貫性があり、軸がブレることもなく、前作から13年経っているにも関わらず、設定を綺麗に引き継ぎ一部の謎を明かしてくれています。ユーザーは前作から考察することでこのシリーズを楽しんできました。私の考察も大半が当たっており、そういう深い楽しみ方をするユーザー向けだと感じます。

コールドロン・レイクの持つ「水としての力」の説明も私が思っていたものがセリフに反映されていました。流れる水や移動する水は浄化や変化の力を持ちますが、溜まっている水は毒素を溜め込んだり、日本では特にボウフラの巣になったりもする。水には驚異的な力があることが示唆されています。

また、今回はアランのダークサイドも比較的明確に描かれていました。アランにはあまり自覚がないのかもしれませんが、やはり自分がベストセラー作家であることに執着はあったと思います。彼が焦っていたのは、スランプに陥り、その栄誉を手放しかねないと思ったからなのでしょう。スクラッチが描き出す「アランの真の欲望」の世界はアラン本人が「???」と驚くほどイカれています。でもきっと多くの人はその欲望を、大事に隠して生きているのだと、サムレイクは言いたいのだと思います。

アンダーソンのじいちゃんたちがなぜ強いかも明確に描かれており、さらに深層心理下でなぜ彼らが闇に囚われにくいのかも克明に描かれておりました。このクライマックスは圧巻だと思います。(アンダーソンじいちゃんではなく、その血を受けついだとされているサーガの深層心理ですけどね。でもじいちゃんは、マジで強かったです。トールは一度は諦めかけましたが孫に救われました)


さてとても少ないボス戦ですが、なぜかボスだけが異様に強いので簡単に攻略を書いておきたいと思います。このボスたちのせいで何度も詰んだと思いましたが、攻略を理解するとそれほどでもないです。

ナイチンゲール

ノーマルでやってみましたがこの人は冷静に対処するしかないと思います。長期戦になります。怖いですが時間をかけてじっくり倒しましょう。最初のボスのくせにかなり強いです。

奴が追いつく前に物資を補給して振り返って待ちますが、瞬間移動しやがるので避けるスペースを空けておきましょう。右に寄っておくとやりやすいです。

物資はどんなに怖くても補給しないと多分勝てないです。序盤なので2周目でも物資自体が足りません。


井戸から出てくる奴ら

貞子じゃねーか!と思いますがこいつらなんと井戸から無限湧きしますwww

片方は地面で、片方は崖の上から撃ってきます。しかも無茶苦茶攻撃力が強くバッチリ狙撃してきます。定期的に二人とも倒した方がいいかもしれません。また出てくるまで時間が少し稼げるからです。これも長期戦です。

闇の塊みたいなのをきちんと潰さないと無限湧きが止められないのですが、そっちばかりやってても難易度低でもやられてしまったのでバランスを取る必要があります。


シンシア・ウィーバー

前作でアランを助けてくれた人なのに闇のトーマスゼイン(多分スクラッチ)に取り憑かれて完全に闇の幽霊と化しています。首根っこ掴まれると半分命を持っていかれます。格好がネグリジェなので完全に西洋幽霊です。ひどいです。

彼女は前作の考察にも書きましたが「推しに狂わされた熱狂的なファン」。その末路がこんな幽霊だなんてね。このキャラクターに関しては推し活を皮肉っているとしか言えません。しかもローズがそれを引き継いでしまっています。シンシアやローズの日記や記録は、彼女らの心境を克明に綴っています。客観的に見ても恥ずかしい内容なのではw

シンシアも一撃がかなり大きいので、当たらないようにするのが攻略になりますが、幸い大きな柱がステージのど真ん中にあるのでそれを盾にしてぐるぐる回りながら攻撃を当てていきます。対面したまま何もしないのが一番危険です。

最初の位置から動かないで攻撃してたら毎回やられたので、柱の影に移動するようにしたら勝ちやすかったです。


スクラッチ

こいつに関しては倒せないので、例の光を放つ機械を起動させるまで時間を稼ぎながら攻撃するしかないと思います。うおーって叫んでる時は攻撃して来ないので起動メーターを進めておきます。最初倒せるのかと思ったりしたのですが基本は倒せないです。


それにしてもアランはなんでこんなにダークなものを抱え込んでいたのか?ストレス溜まってるんですかねぇ・・。

スクラッチはアランのダークサイドを糧にしているとしか思えないので、この物語はアランの自身との戦いになるんだと思います。そう考えると闇が深いですね。まあいわば厨二病で、40代でもそれを引きずっているんだと思いますが、人のことは全く言えませんw

最初なぜサーガを主人公として連れてきたのかわからなかったのですが、アンダーソン家の助力を得ないと今のアランでは負けっぱなしになるのかもしれないです。


おまけ:サム・レイクが満面の笑みで踊るGAME AWARDSのライブステージ

やっぱこれがやりたかっただけなんじゃとか思わせるほど嬉しそうである。
それにしてもバンドのじいちゃん役もアランもミスタードアもゲーム内の本物の役者連れてきてるから、豪華だ。


2024年1月8日月曜日

ALAN WAKE2 (2)アランウェイク・ザ・ミュージカル

ついにヘヴィメタルのシーンまで来た!

否応なしに上がるテンション。

サーガが電話で「一曲頼む」と言っただけで、じいちゃん達は車に機材を乗っけて駆けつける。途中大量のtaken(支配された者)を轢き殺していた。ロックンロールすぎる。ちなトールは先ほど死を覚悟していたはずだがww

いつの間にか作ったとっておきのヘヴィメタルを披露してくれる中(今回はじいちゃんがちゃんと演奏してくれるぞ!しかも演奏は至って真面目だ)アランを闇から召喚する儀式を行うw(今回ちょっと悪魔系の話が多い)

ここで、アランがなかなか出てこないのでアランの話に切り替わるのだが・・・

本物のアランは闇に囚われたまま。

なお、何故かTVショーに何度も出されるのだが

至るところに「アランウェイク、ミュージカルになる」というポスターや記事がゲーム内に貼ってあり、既に伏線は貼られていたのだ。(トーマスゼインは映画監督になっているポスターがある)

次のミッションはまさかの「ミュージカルに出る」であった。

なんだそりゃ。

実は攻略サイトを検索していたときに、「爆笑必至のシーンがある」と皆が言っていたのだが、これかw

唐突に始まる歌や音楽。そしてパネルがステージ内に張り巡らされており、そこに実写のミスター・ドアー、アラン、エキストラの皆さん、オールドゴッズオブアズガルド(じいちゃんバンド)などが映し出される。

歌の冒頭は「ママにクリッカーをもらった」。アランは歌が上手い。本当に上手い。ちゃんとストーリーがあり、「注目されすぎて疲れたので制作から離れた」「人生を壊すとは思わなかった」などの歌詞が続く。

そして始まるのが恐ろしくダサいダンスだ。

みんな踊れているのだが、ジャンルとしては、ラジオ体操と盆踊りとエアロビを混ぜたようなクソダサい振り付けであるw

なぜこうなったのか?色々考察してみたのだが、

・アランはダンスの知識がない

・アランは作家だしカッコよく踊っちゃいけないと制作側が思っている

・予算が不足しているのであえてダサくして笑いをとることにした

などの理由が考えられた。

CONTROLでダーリング博士が踊っていたのがウケたので調子に乗ってくれたのに違いない。(ダーリング博士とアランは同じ俳優が演じている)

注目すべきはクライマックスである。

困惑しながら踊り続けるアランの横で、サム・レイクが満面の笑みで踊っている。ものすごい楽しそうであるw

公式が病気だ。

なぜ私はいつもカオスを呼び寄せてしまうのか。

サビの歌詞が「チャンピオン・オブ・ライト」(光のチャンピオン)になっておりこれまた恐ろしくダサい。


終わった時のアランのコメント

「まさかこう来るとはね」(didn't see that coming)

に爆笑したw



アランのシナリオは闇の世界にいるので、訳がわからないことになっており、せっかくトーマスゼインが顔を出してくれたのに明らかに詩人のトムではない。

おそらくトムのスクラッチなのだろう。


それにしても2シーン連続でサムレイクの奇妙すぎる世界にあてられて音楽が頭を離れなくなってしまった。こわ〜。

2024年1月5日金曜日

鬼太郎6期の感想

私は鬼太郎3期を観て育ったおばちゃんなんだけど、映画を見てから「その後」を観たくなり、とりあえず6期完遂した。

福岡の会社のCDは鬼太郎や銀河鉄道999の話をふるとめっちゃ喜ぶので6期の話は少し彼から聞いていた。(ちなみにガンダムもめっちゃ勧められたんだけど、あれはどうしても女性の私には頭に入ってこない)

その時チラッとdアニメストアで観たのが、たまたま、本当に偶然猫娘が幼児化していて「これ萌え追求?」と思ってちょっと引いたのを覚えている。

6期の感想:

鬼太郎がクール美少年風

声の影響もあるけど、ウルフカット風なのは陰キャをかっこよく見せる演出なのだろう。
なのに、相変わらず鬼太郎がポンコツやらかすのがすごく好きで、やっぱり鬼太郎はちょっとうっかりしてる方がいい。

  • 尻子玉抜かれる鬼太郎
  • 完徹恋愛ゲームやらされて指鉄砲打てない鬼太郎
    • なぜ、徹夜させたのか父に聞きたい。
    • 親父さん、自分の恋愛がよかったから同じ思いをさせたいのかなw
  • なぜかかまぼこにされる鬼太郎(その前段階もなんかおかしい)
  • 恋愛脳にされて色んな女性を口説き回る鬼太郎(セリフが一応紳士的なのがいい。しかし顔がアレw) 
  • 猫娘に旅行に誘われて「家にいる方がいいなあ〜〜」とか言っちゃう鬼太郎
  • ババ抜きで一切表情が変わらないのを指摘されて「僕は元々こういう顔だよ」w
鬼太郎のデザインや性格は少しずつ変わっているものの、どれも基本私好みなところがすごい軸のしっかりしたキャラデザなんだろうなあと思う。

鬼太郎の父が基本強い

6期の父は強い。
あんなに小さいのに指鉄砲が核爆発レベルだったw
そして何かとしっかりしている。
あとイケメンの父が出てきた時はやはり笑ったw w w w

砂かけババアを大尊敬

  • なんと総資産一億一千万を超えている。それをあっさり鬼太郎取り戻すのに使った。
    • 妖怪なのに財力・・・
    • いや、それより思い切りの良さが半端ない
  • なんと最終回でコマンドプロンプトで動画配信を、デュアルモニタ使って行っていた。
何者・・・・・・?????????
本当にどっかの姫だったらいいのに。
同じ女性として大尊敬すぎる。

一反もめんが九州出身だった

あの方言なら長崎出身のはずなんだが
なぜか鹿児島から出てきたことになっている。
鹿児島出身の場合、鯉登少尉のような意味不明な難しい方言(失礼)を喋るはずなんだが。
鹿児島の方言がわかりにくすぎて、私はタクシー捕まえるのやめたんすよw(会話が理解できないので)
今5期を消化中だけど、以前の方がもっと九州っぽい。子供の時は九州弁がわからなかったので、今見ると色々腹落ちする。九州弁のまったりした感じは私も嫌いではない。

子泣き爺が最悪だ

これは前からそうだったんだろうけどマジで最悪だ。
砂かけババアは一億を超える資産を彼から守らなければならなかったんだろうなあw
この世界男が基本ダメで女性しっかりしすぎw

ねずみ男はさらに最悪だ

子供の時は理解できてなかったが、この人、起業家だったんだな。
にしても、ビルを建てるほど儲かったあとどうして貧乏に戻ってしまうんだw
うーんやっぱり砂かけババアをみんな尊敬するべきなんだろうなあ。
あと九州いた時のセクハラおじさんにものすごい似てて腹たつのでどうしても好きになれない。口八丁に見せかけて、ものすごい浅いんだよなあ・・・
あと倫理的にまずいビジネスをしょっちゅうやらかして、鬼太郎に永遠に退治されないのが不思議なくらいだ・・・

それにしても鬼太郎以外が女性に弱すぎてキモいw
そして鬼太郎はセクハラの現場に颯爽と現れてセクハラ野郎を退治するのでそれは惚れるわけですよね・・・w
幽霊族の男子だけ紳士なのかなあ。

猫娘の新しいデザインはあんまり好きじゃないです

なんか病んでるな〜と思った・・・
あと身長高いのはなんか違う気がしてるんだ。ずっと。


現在5期を消化中ですが、ゆるゆるふわふわしてていまいち頭に入らない時があるのですが
多分5期が一番しっくりきてる感じがする。

2024年1月4日木曜日

ALAN WAKE 2 (1)

PS5をやっとこさ購入しましたのでセットアップ後すぐにアランウェイク2を購入してインストールしました。

相変わらずのサムレイク節ですが、グラフィックは段違いに良くなりました。

CONTROLよりはわかりやすいと思いたい、あとCONTROLよりはやはり情緒がありますね。

今回面白いのが

すごい怖い顔のおじさんがずっとバディでついてくるよと思ってたら

サム・レイク本人でしたwwwww

結構このおじさんが喋るんだ・・・・・・声も怖いんだ・・・サム・・・

自分をゲームに出しちゃう人はいるけどメインキャラだぞw今回w

それから、しょっちゅうFBC(Federal Bureau of Control)が出てきます。やはりアランの件はAWEとして調査されている模様。

なのに、主人公の片割れは、FBI。FBIもじってFBCだと思ってたのでちょっと笑っている。

アランは解像度上がったら可愛くなりました。おめめが大きい。

難易度は高めです。

最初っからナイチンゲール激強すぎ。

ナイチンゲール攻略は、距離を取りながらライトと銃で攻撃し、「逃げよう」と言われたら右方向に逃げて、その間に物資は必ず補給します。物資補給しないと詰みます。

それからマップがさっぱりわからないのですがとりあえず突き進みます・・・。

その次に難しかったのが、トンネルから出てくる闇の存在なのですがとても強いので戦ってはいけません。ひたすら逃げて、隠れていると何故かいなくなります・・・。 


アーティーのみが癒しですねw解像度の上がったアーティーが何故か、地元のカラオケ大会でフィンランドタンゴ(のようなもの、多分)歌ってくれるのですが上手いです。

上手いけど北欧の歌詞むっちゃ怖い。


あと、アンダーソン兄弟高解像度で酒飲みまくりです。老人ホームの名前が「ヴァルハラ」でした・・・ww


おまけ:PS5でUHD映画を見る件:

ザ・バットマンディスク入れてみました。

うーんやっぱり良い!4Kのぼっちゃん美しいです。映画館で見てた色にかなり近づきました。嬉しいです。特に暗い部分の黒みが良くなりました。

サウンドだけ何にも用意してなかったのが悔やまれるか、、しかし今までパーソナルビエラだったんでだいぶ変わりましたwww

PS5でUHD観たい人には大変お勧めできると思います。あとはサウンドの出力だけがちょっと何がいいのか私もわかりかねまするw