2024年3月28日木曜日

ドゥニ・ヴィルヌーヴの「メッセージ」

この映画はサムネイルで少し損をしている。

見た目がチープなSF映画に見えなくも無いからだ。もうちょっとストイックさをビジュアルに出せれば良いのだが(もしかしたら宇宙人を出した方が良かったのかもしれない)。構図が安っぽい問題がある。

内容は非常に真面目で良質なSFだった。

インターステラーなどと似ている。時間を操るシナリオだ。厳密にいうと操るのではなく、俯瞰するといった方が正しいだろうか。

私は物理学は全然できないのだけど、クリストファーノーランのおかげもあって、また宇宙や天文学が好きだった幼少期もあってなんとなくこのような抽象的なSF事象を理解できる。

感覚的にだ。

この「なんとなく感覚的にわかる」のがこの映画では特に大事になるのでは無いだろうか。

インターステラーの終盤で、主人公が過去に容易にアクセスできる場面がある。5次元、だっただろうか。

私たちは立体的に言えば3次元で、時間軸を含めると4次元に生きていると言えると思う。4次元で時間軸のある我々は、「肉体が存在し、心臓が動いている間」は現実空間に生きていられる。そこから見た「二次元」には時間軸が存在しない。あたかも存在するかのように、描かれてはいるが、画像である。

また一次元なるものも存在するが、仮にこれが文字だとして、それらも体感するのに時間は消費するが、一次元自体に時間軸は存在しないと言えるだろう。(時間そのものだけを捉えれば一次元とも言えるが)

という、ざっくりな仮定のもとで話を進めると。

5次元に存在する生物(知覚者)は、4次元を時間軸もろとも俯瞰することができるのでは?とインターステラーは言いたいのかなと私は思った。

さて、この「メッセージ」では地球に降り立った宇宙人の言語が難解で、主人公の女性はあらゆる手段でこれを解読していく。見た目的にはAdobe Illustratorで書いた適当なインクの輪に見える。なぜベクトルデータで説明しているかというと、彼女が分析する時に、アンカーポイントが多数見えたからだ。それに伝達手段に使える記号であるならば、確かにベクトルデータに変換できるはずである。

この宇宙人は、どうも未来が見えるらしいのだが、見えるというか知覚しているという感じらしい。そして、私の解釈では、宇宙人が主人公に与えた「武器」は未来を見る能力である。彼女は何度も謎のフラッシュバックを見て、それがだんだん頻繁になってくる。未来の自分の子供を見ているのだ。

この「だんだんわかってくる」感覚を表現するのが、ドゥニ・ヴィルヌーヴは非常にうまいと思った。DUNEもそうだけど、無理のないように話を丁寧に進めるのがうまい。(DUNE2は少し終盤は詰め込みを感じたが)

映画は物理学を学ぶためのものではない。

この感覚的に宇宙人を理解していく感じ、を映像を通して体験できるのが映画の素晴らしいところだ。

E.T .と出会い、最初は怖いなと思い、だんだん仲良くなっていって、最後はお別れする時に号泣する、そういう感覚を共有できるのが映画の良いところである。

人の考察も見てみたのだが、「未来がわかっているのになぜその通りにする」かなんてことは私はどうでも良いと思った。

この映画で感動的なのは、未来からの「メッセージ」を彼女が受け取って、必死で実行する(これがクライマックス)ところで、そこで彼女は地球の平和を守り抜くのである。

宇宙人がきたことで、地球の住民は混乱する。戦争が目前に迫りつつあった。

言語学者のルイーズは、焦る人類を前に「丁寧にメッセージを解読したい」と言い続ける。

ここにこの映画の素晴らしいテーマがある。未来などぶっちゃけSF設定としては良いのだが、大事ではない。ここで大事なのは、「相手の言っていることを理解しようとする姿勢」である。そしてその姿勢が地球を破滅から救ったのだ。

多くのSF映画は盛り上げるためにここで戦争を始めてしまうかもしれない。

だから、私はあの中国軍の代表が「ありがとう」と言い始めた時震えるほどに感動したのだ。

そして、ルイーズが辛抱強く解読を続け、リスクを冒して中国軍の上将に電話をかけ、未来がどんなものであろうとも、突き進む一連の流れがとても美しいと思った。学問と科学が平和を導いたのである。そして、ルイーズの良心が。宇宙人もそれを見越して彼女に能力を与えたのではないかと思う。

SFは暗く恐ろしい破滅の物語も多いが、「メッセージ」は前向きでありながら、未来を知ってしまう切なさも含んでいる良質的なSFである。

そして、最後のあたりのシーンは、それを慰めるものではない。彼女は、「今を」生きることをそれでもなお楽しむのである。「今、ここにある温もり」を大事にしようと、伝えているのである。 

また、ドゥニ・ヴィルヌーヴといえばビジュアルの美しさだが、宇宙人のデザイン、乗っている乗り物のデザイン、「記号(文字)」のデザインなどどれもスタイリッシュで美しかった。彼は「霧やもや」を使うのが非常に上手いと思っている。絵作りが上手いというか。


ところで原題は「ARRIVAL(来訪)」であるが、邦題「メッセージ」も悪くはない。なぜなら映画全体がメッセージの役割も果たしているし、ルイーズはずっとメッセージを解読しているからだ。

2024年3月18日月曜日

DUNE part2

おそらく圧倒的ビジュアルで攻めてくるに違いない!と確信してIMAXで観てきました。

大満足です。美麗ビジュアルな上に、圧倒的迫力のサウンド設計。私はサンドウォーム大好物なので今回乗るシーンが多く大変楽しめましたwそして今回大規模戦争の描写もあるので、映画館で見ないともったいないです。

1観て予習して正解でした。ぜひ予習してからご覧になってください。

登場人物としては、今回は圧倒的女優陣に満足させられました。

レベッカ・ファーガソン

正式に教母となり、さらに意外な過去が明かされます。

今回も本当に美しい。衣装も素敵だし、スパイスの影響で青くなる瞳がよく似合っていました。彼女元々青なんですけど強調されていました。ミステリアスすぎて裏があるんじゃないかとハラハラします。

ゼンデイヤ

牧歌的で癒し系でした。最後彼女の怒り顔で終わるのがなんか切ない。ジブリ映画にいるタイプ。

フローレンス・ピュー

皇帝の娘ということですが、良心的な女性という印象を抱きました。ドレスがすごいんだわ。あれいくらかかってるんだ。

レア・セドゥ

ハニートラップ仕掛ける(命令で)妖しい美女。またかよ。仕草が上品。行く末が楽しみです。

そしてまさかの、アニャ・テイラー・ジョイ

ポールの予知夢に出てくる女性ですが明らかにあれでした。これまた美女。

美女づくしな上に、全員今をときめく超・実力派女優ばっかり!ギャラがすごそうです。どの人もエゴが強すぎない俳優なのでとても好きです。

ベネ・ゲセリットの存在がすごい

歴史を裏で操るとされている
ベネ・ゲセリットですが、様々な権力者に取り入っては精子を(子種を)ゲットしている模様。だから女しかいないのか?!!怖すぎて逆に好きですw

女が世界を操っているなんて、最高じゃないですか。

監督も意図的に女性を活躍させているそうですが…。素敵です。


男性キャラで圧倒的な存在感を放つのがやはりオースティン・バトラーの
ラウサ・ハルコンネン。元の顔がわからない程に白く塗った上に眉毛の上からパテかなんかを塗って完全スキンヘッドなのですが、クールでかっこいい。

かっこいですがサディストで、めちゃくちゃ人を殺すのです。

しかも最後らへんに、ポールと決闘することになり、とんでもなく緊張するのですが、
私は、このサイコパス野郎の唯一好きなところは、チートで勝とうとしないところです。

そういう意味でもファンがつきそうだなと思いました。彼の叔父は無茶苦茶太ってるのにこの子だけナイスボディだったので。

皇帝もヨボヨボだし、男性キャラが微妙なんすよね。それにしても前から思っているのだが、ポールのキャラクターとしての存在感が女性陣にかき消されている気がする笑

あとフレメル側のスティルガー。ハビエル・バルデムだから見慣れていて親近感がありまくりなのですが、ちょっと緩すぎない?!と思うことがありました。スペイン訛りはわざとらしすぎるというか。


ストーリーが難しい!と言われてもいる本作ですが、後半は特にスピードアップしていたので、救世主と崇められるポールの行く末、チャニとの関係、フェンリングやジェシカが産む子供など、未来がとても楽しみになりました。特に、アニャ・テイラー=ジョイが次回絡んでくるのか?が楽しみなのですが、年齢的にはズレが生じるのでどうなんだろうな。

私はざっくり関係を飲み込めたのでディテールはともかく、比較的わかりやすい話だと思いました。

それにしても簡単に核を使ってしまうし、あれで本当に平和なのか、ちょっと謎ではあります。ポールが言う通り、本当に「緑のパラダイス」はつくれるのでしょうか。次回に期待です。


 

2024年3月13日水曜日

Oscars2024 アカデミー賞の雑感

結構モヤモヤしたので、こちらで発散しようと思います。


私は比較的寛大な人間なので、過剰にセクハラに敏感なことを書いているのは、そのくらい世の中の一部の男性が過剰にしつこかったからです。本来は、ゴールデンカムイレベルの下ネタでも大口開けて爆笑するタイプです。

今回のアカデミー賞は、寛大な私でも違和感がありました。

世の中は、なぜか、エマ・ストーンとジェニファー・ローレンスの態度を責めがちなのですが、私はこれはミスリードではないかと疑っています。 

つまり、今回あの式で行われていたのは、紛れもなく「ホモソーシャル」の弊害ではないかと思っています。

ファンの方には申し訳ありません。私はもともとロバート・ダウニー・Jr.がとても苦手で、アイアンマンのことも「嫌い」と公言していました。単純に、私の好みの問題です。優しそうな人が好きなので、ああいうプライドの高そうな、気の強そうな男性は好みの正反対に位置します。

その人が、受賞式でキー・ホイ・クァンに目も合わせずトロフィーをふんだくり、キーが手を差し伸べようとしても(2回も)握手もせず、すぐに左の役者の方に行きましたね。しかもそれを行う前に手を広げて、壇上の5人をちゃんと見ているんです。

私からは、「5人のメンバーを歓迎すると見せかけて、位置関係を把握。キーは気に入らないので挨拶しなかった」という風に見えました。

もちろんそう見えただけです。

問題は、実際に目も合わせないまま、スピーチを始めてしまったこと。

これはかなり、同人種でも無礼なことだと感じます。

ですが、これをアジア人俳優であるキーに行ったことは、やはり「人種差別」ととられても文句は言えないでしょう。


映画という芸術文化は、世の中に起きている問題を取り上げてメッセージを投げかける役割も持たされています。もちろんその限りではありませんが、私は、スピルバーグの映画で戦争を学んだと言っても過言ではありません。

要は、マイノリティを壇上で差別することは、映画制作の姿勢とは全く真逆の態度ということになります。

もしこれがアイアンマンを演じているつもりでも、アイアンマンがレイシストだと私は思いたくないです(まあ嫌いなのですが)。


ミシェル・ヨーは一度受賞しているからか、とても寛大な上に少し誤解を招くが善良な行動を取りました。なのであまり女性陣を責めてほしくないのです。問題は、完全無視したRDJの方です。冒頭で「ホモソーシャル」と言ったのは、この期に及んで「男性優位社会」(男性は差別をしても許される)をあの場で展開してほしくなかった、ということです。しかもメディアがRDJをあまり責めていない上、本人から弁解がないのも、ホモソーシャルの結果ではないでしょうか。

オスカーを手にするくらいの演技力があるなら、せめて最後まで偽善者を演じて欲しかった。カメラの前では。

そう思っています。


個人的なアメリカ生活での経験から言うと、このようなシーンはたくさんありました。私の英語をわざと何度も聞き返し、何度説明しても「わからない」と言ってくるアメリカ人はたくさんいました。本当に知りたいなら理解しようと努力するはずですが、能面で何度も同じことを説明させる思考停止したバカどもです。

でも私はオスカー俳優ではありません。オスカーは、優秀な人たちが受賞する場なのですから、RDJに品性を下げられたことを、自分の過去の経験からも非常に腹立たしく思っております。

2024年3月11日月曜日

「レッド・スパロー」非常に面白かったです

いわゆる「普通だった女性をスパイに育てあげる」映画はいくつかありますし、やはり「ニキータ」を超えるものはないなと思うのですが、本作品「レッド・スパロー」はまた一味違った面白さがあります。

主人公はロシア人で、トップバレリーナでしたが、事故で骨折し辞めさせられてしまいます。その後叔父がスパイにリクルーティングするために、自分が骨折した原因を知らされ(これって最初の任務よなw)、犯人たちを怒りに任せてぶっ殺すのですが、その手口が豪快すぎて「つかみはOK」となり、とても引き込まれました。

やはり血の気の多い女には共感しますね。

その後もポーカーフェイスで任務を続けるドミニカですが、ロシア内部にCIAへの内通者がいるとわかり、その正体を知るべくCIAエージェントに近づきます。このあとの展開は割と複雑で、見ている方も「今ドミニカはどちら側なのか?!」とハラハラします。何しろドミニカは、このスパイの世界に引きずり込んで母親を人質にしている「キモ叔父」に一泡吹かせたいので、CIAに協力すると言い出したのです。

ですが見ている方はどこまで本気なのかわからないわけで。

何しろドミニカ、全然笑わないし。

訓練時にも気になったのが、「娼婦としての訓練」を受けているはずなのに、「男の本性は見抜ける」が、男の欲しいものをそのまま提供するほど腐っていないところ。ドミニカは「後ろから襲ってきてバックでやろうとする男」を絶対に許しません。

つまり、彼女が本気で寝る男だけが本当に心を許した相手だということです。そこだけが、ヒントだったなと思います。

話はちゃんと見ていないとしっかり理解できないくらい入り組んでいますが、ラストのどんでん返しが素晴らしかったです。伏線はあるのですが、「ん?」くらいのレベルなので最後にすごい驚きました。

よし!やったぞ!というあの達成感が、主人公とリンクするので、特に苦境を生き抜いた女性だと共感しっぱなしだと思います。

自分を利用してくるキモい叔父さんや、スパローが娼婦の訓練を受けていると聞いて色目を使ってくる男、体の欠点を指摘した途端ぶん殴ってくる男、特に理由もなく後ろから襲いかかってくる同級生。まあ最初の自分の脚を折る原因になったのも男なので、彼女は散々男に振り回されて怒り心頭だったと思うんですよ。

唯一本気で好きになった男がCIAの男で、まともなやつで、最後は立派に勝つエンディングでスッキリしまくりました。

嫌なことがあった時に観たいような映画ですが、拷問シーン、殺害シーンはまあまあグロいので注意です。掃除人がとにかく残忍。それから、娼婦育成時に男娼も同時に育成するのですが、普通に全裸見せてくるので注意です。

この映画は原作小説があるそうで、続編があるので、内容的にも面白そうだなと思いました。原作のおかげでかなり濃厚なストーリーになっており、大変楽しめました。

ちなみに原作のエンディングは違うそうなのですが、映画版の方が(少し無理はあるが)スッキリすると思いました!

2024年3月2日土曜日

ARGYLLE アーガイル、今年一番の映画の座にとりあえず着きましたよw

いやはや、爆笑しっぱなしだった。今年入って一番お気に入りの映画!!「アーガイル」!

何が面白いのか書いていこうと思う。

主人公の女性作家が太り過ぎだし中年

デートもお断りして自宅で一人きりで小説を書き続ける。同居人はネコちゃんのみ。

お母さんとはしょっちゅうビデオ通話してる、一人っ子。

このぽっちゃり女性作家がなぜか電車で銃撃戦に巻き込まれる。この時点で絶対ないわwって思う展開。しかも飛行機すら乗ったことないのに、ガンガン巻き込まれて飛行機ももちろん乗せられる。

このおばちゃんが太っているというのが終盤、かなり効いてくる。何しろワンピースドレスで脚を開いてバトルしまくるのだwスタントマンもムッチムチなのではwもはやプロレスラーである。

ヘンリー・カヴィルがいちいちキメてくる

女性作家の書くスパイ小説では、「アーガイル」というイケメンスパイが主人公。これが彼女の中で妄想を極めて世界有数のイケメン、ヘンリー・カヴィルの顔で出てくる。これがイケメンすぎるのと、いちいち銃撃戦でウインク飛ばしたり、髪の毛撫であげたりして(角刈りなのにな)こっち向いてキメキメしてくるのが笑える。しかしヘンリー・カヴィルである。もうイケメンすぎて、彼だけを観ていたい。もう部屋に彼の顔を貼ってそれだけ観ていたいくらいのイケメンだった。

英国にはイケメンがいすぎだ。

ロバート・パティンソンと共演してくれないだろうか、、、笑

現実世界にいるスパイは冴えないおっさん!

現実世界のスパイが優秀なんだがマジで冴えない。ブサメンでもないが別にイケメンでもない。ムキムキでもない。優秀なんだけどノリが軽すぎて詐欺師か泥棒みたいであるw

この「小説と現実のギャップ」も笑うところだよな。

アクションがメチャクチャな上に安っぽいBGMがかかる

アクションがめちゃくちゃありえないんだがそれだけでも面白いのに、なぜか毎回しょっぱい80年代の安っぽい音楽がかかってダブルパンチで笑える。

がアクションはかなり頑張ってる!でも殺しすぎ!!!!

個人的にアイススケートアクションが一番笑ったww

ストーリーは少しアランウェイクっぽい深みがある、メタフィクション

作家が書いたストーリーが現実と酷似している。これどっかで聞きましたね?そう、アランウェイクです。

さて今回は「小説家が書いたことが現実になるパターン」なのか?冒頭で言われる通り彼女は予言者なのか??

ストーリー構造も非常によくできています!(私はキングスマンは見始めたらすぐ飽きてしまったのですが、そっちも話が面白いならもう一度見てみようかな?)

私がいいなと思ったのは、フィクションが現実になる場合、このくらいの深い設定が必要だよねっていう裏付けが比較的ちゃんとしていたところです。まあ、実際現実的にありうるかというとかなり疑問ではあるんだけど、強引な展開が笑えて許せてしまいます。

恋愛は蛇足だと感じましたが、愛が勝つなんていうしょっぱいエンディングじゃなくて、すごく良かったと思います。

ロジカルな人間にとって「愛が勝つ」ってのはちょっと現実的じゃないんで。

愛は栄養であり、燃料なんですよね。ロジックにエンジンをかけてくれるのが、愛だと思います。

ちなみに毒親持っている人には、相当爽快な展開もありますのでお楽しみに。企みのある父親のあの役者さんの芝居が最高だったwwww視聴者は彼の正体を知っていて、来た途端に驚愕するんだけど、主人公は「パパ!」って言ってるのでああいう演出はうまいな〜と思いました。

↓この曲聴いてるだけで笑えてくる。キャスト全員出てるやんけ。控えめに笑うヘンリー!!