2022年2月20日日曜日

アンチャーテッド!映画化!!!

批判する前に見ろ!という信念がありますのでとりあえず観てきましたよ!

 

ゲームの映画化としては

70点くらい。

テンションはまあまあ踏襲している。冒険映画単体としては、合格点なのだが、ゲームの映画化としては熱量が少し足りない。ノーティードッグのほうがテンション高い。だが、

アンチャーテッドはクリアするのに大体30~60時間かかる作品なのだ。

それを2時間以内に凝縮すること自体、無理があるかもしれない。ゲームの大ファンは大体「所詮こんなもんだな」で終わるかも。

最大の問題点はキャラクター造形。

 

キャラクターの評価

ネイサンドレイク:

トムホランドではやはり若すぎる。というか、彼が童顔で声が高く、こないだまで高校生役だったことにも問題がある。あとネイトのバカさ加減があまり表現しきれていなかった。トムくんだと真面目すぎるかも。あと、ネイトはお宝のことになると夢中で喋り出すんだけどその熱量も中途半端かな。

サリーちゃん:

最大の難点。金にがめついサイコパスに見える。サリーのファンが怒りそうだな…

クロエ:

メイクはそっくりなんだけど、軽快さと妖艶さが足りない。オーラが凡人。

アントニオ・バンデラス:

今回の悪役。この人だけはやはり大御所だけあってオーラがすごい。それにやっぱりかっこよかった。バンデラスさんは他の映画でもやはりかっこいい。

一線越えると顔が濃すぎて嫌になりそうな、その一線の手前でよいバランスで濃いイケメンキャラを保っている。 

アントニオバンデラスの部下の女性:

個性はすごいが魅力はあまり感じなかった。


ファンサービス 

なんとノーラン・ノースがカメオ出演(?)している。ネイトの声優としてアメリカで超有名な人物だが、彼、見た目もネイサンドレイクなのだ。

どうせなら彼のcrap crap crap!!が聞きたかったものだが、アクション俳優じゃないからなあ……。


アクションなど映像の見せ方

こちらは前述したとおりアクション冒険映画としては問題ない。緊迫感とスピード感もある。だがなぜか、インディージョーンズほどではないのは、監督などの力量の限界なんですかね。

コードネームU.N.C.L.Eくらいの軽快さがもっと欲しかったかな? 


物語全体のテーマ

アンチャーテッドはゲームのテーマとしては、大半が「お宝を見つけたらとんでもない副作用があって持ち帰れない」みたいなオチが多かったように思う。この辺はSF的だ。多くの発明が、人類に害を及ぼすことで禁止されたり、使用を制限されている。代表的なものが「原子力」と「フロンガス」である。

今回のテーマは、お金大好きなサイコパスサリーがにんげんのこころを取り戻していくみたいなテーマだったと思う。だけど、アンチャーテッドってそういう点ではノリが軽すぎるんですよね。ましてや、サリーってのはもっと人格者で先輩なんですよね。なのに、映画だとネイトのほうが人徳が上っていう…。

そういう点では迷走してんなあ~と思いました。

むしろ次作、おそらくサム兄が出てくるんだけど、原作ゲームより頭も性格もよさそうなので期待ww

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