2025年9月6日土曜日

「愛はステロイド」の意味

最近どうも面白い映画が無いなと思いつつ、9月はおそらくザ・モンキーあたりが盛り上げてくれるだろうと思っていた。だがそれまで私の映画欲が持つかわからない。

ので、いろいろ検索した結果、「愛はステロイド」を観に行くことにした。

内容が内容なので本名のブログに書きづらいw

A24なのでそのインディペンデンス性、何にも忖度しない自由なクリエイティブはお墨付きである。が少々自由すぎる感もあったw

そういえば今度ジョーダンピールの新作が出るけれどこっちも脳筋な匂いがする。

見た目1980年代アメリカだが、実際舞台もその辺で、ファッションや家具家電なども全体的に80sテイストなので好きな人はビジュアルだけでもハマるかもしれない。

主人公のルー(クリステン・スチュアート)がスタッフを務めるジム(ほぼゴールドジム)に突然現れたジャッキー。ルーはレズビアンで、ジャッキーの筋肉に一目惚れしてしまう。この時点でだいぶアレな感じではあるw

ジャッキーは女性ボディビルダーでとにかく自分の筋肉が大好きである。はっきり言って相当の脳筋であり、ほぼ野獣。家出してヒッチハイクで西海岸にやってくるし、棲家もない。

ルーの好意にすぐに反応するが、駐車場でジムの男に口説かれる。ジャッキーはルーの目の前で男をぶん殴り、そのあとルーとラブラブに・・・・(この辺もアレな感じではある)

私だったら多分ギャグ路線に全振りするんじゃないかなと思うんだが、この作品割と真面目にサスペンス映画なのである。

ルーの父親はエド・ハリスが演じている。

エド・ハリスが演じる時点で、普通の父親とは考えにくい。あと年齢がちょっと行き過ぎw祖父じゃないのか・・・・・

今回も期待を裏切らないのでエドハリスファンはぜひみてほしい。(やっぱり、あのゾクゾク感はハマりますね)

この父親があまりにもサイコパスすぎて、途中からサスペンス感がすごかった。この人がいなかったらギャグで済まされたかもしれない二人の映画が、とある事件をきっかけに血みどろのサスペンスと化す。

だが筋肉ファンは安心してほしい。

この問題は筋肉で解決される。

信じられないくらいにね。

まあ正直私は筋肉自体に興味はない。

私が筋トレし始めた時、私はもう40歳で、5cmのヒールを履いて歩くことができないくらい、脚の筋肉が弱っていた。そんな理由で筋トレを始めたのだ。

だが、日本人は筋トレをちょっと舐めすぎである。私の祖父母で歩けなくなったから亡くなったという人が二人もいる。実にわかりやすく衰えていった。つまり筋肉は命を支えているのである。

ジャッキーが筋トレを始めた理由は「いじめられていたから」である。真っ当な理由だ。ジャッキーは少しやりすぎだと誰もが思うだろう。だが最後に、タイトルの意味がわかるのだ。

「愛はステロイド」

つまりジャッキーは「愛」が芽生えるとそれが餌になり筋肉が肥大する。なおかつ、「過剰摂取厳禁」と言うことである。その過剰な愛が、最終的には映画の中の世界を救ったのだが・・・・現実では程々にしろよって意味もあるかもしれない。

だけど「愛はステロイド」って邦題だからね。原題は、なんか血みどろなイメージしかない。

ちなみにステロイドを筋肉のために使うのって個人的には超厳禁だと思うしほとんどの日本人が同意だと思います。花粉症に渋々使ってる感じですもん(本当は怖いので使いたくない)。


クリステン・スチュアートについて

役者はなかなかの曲者揃いで素晴らしいですが、クリステンが群を抜いて素晴らしかったです。レズビアンということで、まるで男の子みたいな格好をして髪の毛も適当にバサバサに切った感じなのですが、このヤンキー感にクールな眼差しを持ってくるので中性的で良いビジュアルでした。正直これで「17歳の美少年です」って言われたら騙されると思いますw

正直「トワイライト」もあんまり合ってると思わなかったというか、ラブロマンス向きの顔じゃないんだよね・・



0 件のコメント:

コメントを投稿