2022年1月12日水曜日

【RDR2】エピローグ ジョン・マーストンの日記 1

アーサーは命懸けで俺を助けてくれた。だからこそ、俺は立派に生きていかねばならない。ギャング稼業からは足を洗うんだ。俺はアーサーから武器などのアイテムを引き継ぎ、新しい生活をすることにした。

牧場のバイトだ。

しばらくは、アビゲイルもジャックもついてきてくれたのだが、次第にアビゲイルが「自分達の家が欲しい」と言い出し、待ってもらっていたのだが、ある日家に帰ると、アビゲイルはいなかった。

三行半ってこのことだろうか。

少し長めの手紙と、俺へのプレゼントらしきものが残されていた。ジャックもいなかった。

俺は一大決心をし、自分の家を買うことにした。

マイホーム。この貧乏な俺が。

牧場で一生懸命働き、相当な信頼を得ていた牧場主に相談した。彼も妻に怒られたばかりだと笑った。

「銀行に親戚がいるから、口を聞いてやろう」と彼は言う。実際銀行に行ったらお金を貸してもらえた。もちろん返済は必要だが。

俺は土地を買った。荒屋が一軒、あるだけの。

たまたまひょっこり現れた「おじさん」(いまだに誰も本名を知らない)が言うには、なんと家を建てる木材をセットで売ってくれるところがあると言う。信じられないが、カタログで家を選び、木材とマニュアルを持ち帰り、自分で組み立てるのだ。

工具を借りた帰りに、盗賊に襲われたりと色々あったが、サンドニで遭遇したチャールズ(相変わらずムッキムキだった)が仲間に加わり、家を建てることができた。正直一人では無理だった。チャールズは本当に強い。別れた後、違法の賭けレスリングに出場して稼いでいたそうだ。逃げる算段のところを、俺に協力してくれたのだ。本当に頼りになる。彼は腕っ節も強いが、なんともまともな思考の持ち主で安心できる。

これがアメリカンドリームというやつだろうか。立派な3DKを自分達で建ててしまった。これから牧場も作らないといけない。

俺は苦労しながらなんとかアビゲイルに手紙を書いた。これで嫁と息子が帰ってきてくれれば、今度こそ、本当のアメリカンドリームが完成する。


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