タイトルに悪魔とありますが、一切悪魔は出てきませんのでご安心ください。オカルト映画ではありません。
密室殺人事件のトリックを暴いていくような感覚のスリラーです。
ですが厳密にいうと推理ものでもありません。
話のどこかが嘘なのではないか?と疑っていくような話です。
「逆転裁判」というゲームがあります。あのゲームでは弁護士が依頼人を無実にするために情報を集め、聞き取りを行いますが・・・
実際の裁判のほとんどは、依頼人が冤罪であることは少なく、ほとんどの場合依頼人がクロだと思います。そうなると弁護士はいかに罪を軽く見せるかの方に奔走します。
今回の映画もそうでした。
しかし、最後にびっくりな大どんでん返しが起きます。
実にスペインらしい作品だと思いました。
スペインの映画はプリミティブな正義感、モラル、道徳、人情といった感情に訴えかけてくるものが多いと感じています。
「プラットフォーム」なんかは特にそうでした。
あくまでも、敵は人間の悪い心。推測ですが、キリスト教が根付いているからではないかと思います。
スペイン人って多分正義感溢れる作品が好きだろうな。鬼滅とか。
亡くなった叔母が、世界を旅して一番気に入ったのがスペインだそうです。「良い人が多い」んだとか。
ヨーロッパには移民やジプシーみたいな人たちもいるので、犯罪には注意ですが、なんとなく彼女の言っていることはわかる気がしました。
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