2012年12月31日月曜日

ホビットと思いがけない冒険をした感想について

1)思いがけなさすぎる(色々な意味で
2)むさくるしい!!どんな軍隊よりも!SEALsよりも!SASよりも!むさくるしいいいぃい!!!ヒゲの長さが異常
3)男くさいぃぃぃぃぃぃいい

ホビット(男)「信じられないだろうが聞いてくれ。ある日、玄関口でタバコを吸ってくつろいでいたら、全身灰色のじじいが通りかかってやたら屁理屈をこねるんだ。なんとなく記憶にある程度の男だったんだが、ドアに変なマーキングをしていくし、窓から様子を見ようとしたらストーカーみたいにこっちを見返してやがった!
恐ろしかったものの、あまり気にせずにいつもの通り、魚を夕食に焼いて食べようとしたとき、それは起こった…
あの老人の嫌がらせだ。
招いてもない客が次々に訪れ、一人暮らしを満喫していた俺がためこんだ糧食を次から次へとたいらげていくんだ!さんざん抗議したがドワーフどもめ、楽観的でワイルドで無遠慮で暴力的なやつらだ。罪の意識もなく、勝手に酒盛りを始めた。
最近こんなちょっとした詐欺まがいの嫌がらせがあったとしたら…それはお前、あの灰色の老人のやらかしたことだ…奴には気をつけろ。

これが俺の思いがけなさすぎる旅のほんの始まりの話だ。」

※ちなみに灰色のじじいとは、ガンダルフのことです。

個人的にはガンダルフは以前から何考えてんだかよくわからない、
あまりにも頭がよすぎるのか、巨大な魔術の力を持っているからなのか…
リーアム・ニーソンとかもたまに感じるんです。ああいう完璧な感じのご老人もしくはそれに近い年の役者は、何考えてるかいまいちわからない。

でもそれが魅力的。

ガンダルフはおちゃめさんなんだと…以前のシリーズから思っては、いますけどね。

あとこのLOTRシリーズに通していえることですが、イギリス人作者の考える自然現象が独創的すぎてもはやギャグか、と思えることがあります。
特に岩の巨人がケンカ始めるシーンはポカーン( ゚д゚)

ドワーフ陣は男くさすぎますね。あんまり目の保養にならないのが悲しいところではありますが…
ファンタジーとしては、今までと同じもしくはそれ以上の表現力があったと思います。

ただ、盛り上がりは前作ほど感じなかったなあ。

LOTR初回の度肝抜きっぷりは、3Dじゃなくても全身で驚き3時間があっというまだったのを覚えています。特に初回で好きだったのは、ガンダルフが塔の上に捕らわれているシーンから、まっすぐ下へカメラが下降していくすごい高低差のあるシーンです。
3Dじゃなくてもそのスケールの大きさに驚愕しました。

もちろん今回もすごいところはすごいけどね。

最後まで竜の顔見えなかったからね
(でかすぎて)


【メモ】トーリンは真正ツンデレ
今回の萌えポイント】ラダガストがうさぎと走ったり、はりねずみ抱っこしてるシーン

それではみなさんよいお年を!!!!!

2012年12月19日水曜日

007SKYFALL感想

すごくイギリスっぽい映画だと思ったw

ポーカーフェイスで強烈なアクションを繰り広げ、
ポーカーフェイスで冗談なのかよくわからない冗談を言う…
それがきっと英国だ。

おもしろかったけどね。

007とはいえ、普通の特殊隠密部隊とかわらないと考えていいだろう
単独で動く、それだけだ。
だけど実は同じエリアに仲間のエージェントは侵入している。

映像は大変美しいですね。
上海のビルの中の映像は素晴らしい。
でも上海行った時、レストランで食事しながら向かいのイルミネーションばっちり見えてたし
これが普通なのかも。

マカオは面白かった。
何が面白いって船の上にボンドが仁王立ちなのが面白い。

ボンドガールはすごいかっこよかった。
かわいそうな人なんだけど。
ボンドが「ありとあらゆる恐怖を知りつくしている」って言ったのがなんかよかったです。

舞台はなぜかマカオから日本、長崎軍艦島に…w
こいつはおどろいた
ちょwww見覚えのある景色wwwww先に行っておいてよかった…
ボンドが軍艦島でまさかのバトル。
中はセットかもしれないけど、あれ、今にも崩れそうで怖いんだぜ!

しかしMI6本部が襲撃されるのって今回初めてなのでしょうか?今までのシリーズ全部見てないので…。
まるでネルフみたいですねw地下にお引っ越し。
ここから先は、実に英国らしい、地下にありとあらゆる秘密が隠されており
使っていない地下鉄の駅など、アンチャーテッドみたいな展開です。

最後の舞台はスコットランドのど田舎なのですが
これが物悲しい風景で、景色見るだけでなんとなく胸がしめつけられるようでした。

なんか映画の最後でこういうところでしめくくるのっていいよね。
上海のビル街で大乱闘を繰り広げるより
暗~いスコットランドの田舎の古い屋敷で
手作りで爆弾をつくり、仕掛けをつくり、猟銃で地道に敵を待つ…
今回はハイテクに警鐘を鳴らし、古きよきものに帰っていく…英国らしいテーマです。

ストーリーとしてはどっちかっていうと最後かなりしめっぽいかなって思います。
やりきれない感。哀愁。それが好きであれば楽しいと思います。
派手なドンパチもありますが、割と前半にかたまってるって感じです。
今回は哲学的なこと結構言ってる感じがしました。

ずうっと007シリーズを見てきた人なら感慨深いかもしれません。
Mが弱気なところをちらちら見せるくだりは切ないです。

あとダニエル・クレイグはやっぱり好きだ。ポーカーフェイスに見せかけて結構表情豊かなところがなんかいい。冷たそうに見せかけて全然普通の人だったりするところとか。