2020年8月3日月曜日

The World Needs Only One Queen(10)

かつてメタルギアソリッドで「スネークはひとりでいい」と言ってたのを思い出した

ソリッドVSリキッドのような

エリーVSアビー

一体何回殴りあったんだろうか……

最終的にはなんかどうでもよくね?と思った人は多いはず。

そもそも復讐など、不毛だと、最初からわかっていたはずなのに。

(でも最初にふっかけてきたのはアビーなんだよなーー)
(しかもアビーはもう復讐を果たしているし)


一応、クリアはしたんですけど
なんとも消化不良な終わり方。

復讐劇って個人的に大体気に入らないのが多いですねw
一番がっかりしたのが「嵐が丘」かなあ
何も知らないで、坂本龍一の音楽聴きたくて借りてきたらイケメンがひたすら復讐で人生棒に振ってて「んーどうなの?反面教師?」って思いました。

アビーのすごいところは、復讐のために男は捨てたものの
レブという心強い味方を得て、しかも次に行く場所はもう見つかっている
この子は、強いですよ。
ポジティブだし、ツンデレではありますが、良い子で人情もあるし。

エリーに感情移入できなかった理由はきっとそこで
エリーは基本ウエットなところがあり、過去を延々とひきずり、
精神的にも少し弱いところがある。
そこがエリーのいいところなんだけど、エリーはどういうわけか反骨精神みたいなのが強すぎて、復讐せざるを得ない。
弱さと強さのバランスが、あまりよくない。
気は強いし戦うスキルはあるものの、アビーほどの筋肉もないし。
自分に無理を強いているので、とても不安定。
最後は痩せてしまって(情緒不安定から食欲がないらしい)エリーよ早く諦めて、普通の生活にもどろうよ!と思っていました。
最後痩せて怪我もして、段差も登れないくらいになっていてVさん思い出しました……

ただ、個人的に、シナリオの終わらせ方はちょっとやはり不満でした。
もっとダイナミックな展開があればなあと……
極端な話、みんな仲良くなっちゃうパターンとか
そもそもウイルス(胞子)が全滅するとか。
でもそれやったら、「続編が作れない」とプロデュース側はセコイことを考えている可能性も…。
CoDモダンウォーフェアは3作連続しましたが、ちゃんと終わってましたからね。中だるみ感もなかったですね。ただ、ブラックオプスはダメっすねwあれは1回完結でよかったと思います。ただし、2はウッズが好き放題やってきた罪を贖うという意味ではシビアだけどいいシナリオでした。

今作のテーマはひたすら「不毛」だったので、もし続編があるなら、1のように、「感染を終わらせる」方向にもってって欲しいかなと、、
感染者がまだいて、原因の胞子がまだ存在するのに、人間同士が争っているさまは、実に無様で不毛でした。

ジャクソンシティは基本的にあまり攻撃をしないから、いいと思います。
実はセラファイト自体も、レブの言う通り、教祖様がまだいたころのように、争わない性格であれば、自然に帰依して生きるのは素晴らしいことだと思いました。個人的にはセラファイトの生き方は好きでした。
WLFは軍隊と大差ないので、強いけど怖いし、あまりいいと思いません、リーダーの拷問の仕方もちょっと…。
ラトラーズはもうちょっと描写あってもよかったと思うけど、まあさんざん酷い目に遭わされたし、もう会いたくはないですねwWLFが崩壊して全員不良になったみたいな組織だし。

あとラトラーズ出てきてからすごい勢いでシナリオ終わっちゃったので、
なんかもうひとつ……ここにクライマックス持ってくればよかったのに。
と思いました。

ゲームプレイ自体は面白く、以前よりさらに不可思議な生き物が出てきて、怖かったけれど楽しめました。
ストーカーやラットキング、それから壁に埋まってる感染者にはほんと、辟易しました…。

まあでも臨場感や完成度は、ラスアス1には絶対に勝てないと思いますね。
あれのエンディングは私は問題あると思ってるんですが、それでも、ストーリーとしてよく完結していたし、あの辺の演出もすごくよかったですよね。
驚きのエンディングっていう。

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