2021年8月21日土曜日

ゲーム好きのための映画、「フリー・ガイ」。私的には大ヒット作。

突然ですが皆さんゲームのモブキャラで好きなキャラはいますか?

私はこの人。

DETROIT:Become Humanのモブアンドロイド。イケメンすぎるし優しそうなので1体買いたいと思いながら観ていました。(ここのシーンは在庫が並んでるのでこちらの列全員このイケメンアンドロイドですw)

映画「フリー・ガイ」は半年前くらいから、「観たい!」と思い、チラシを壁に貼って心待ちにしておりました。なぜかこの映画は絶対面白いと確信しておりました。まあ、キービジュアル自体がめっちゃおもしろいんですけどねw 

https://www.20thcenturystudios.jp/movie/Freeguy/_jcr_content/par/pickup_news_list/image.img.jpg/1617006280582.jpg 

この画像に、あまりにもたくさんの要素が詰め込まれていて、映画を観たあとでも「あ、こいついたな」と思うし、見る前は「金魚www」って思ってました。右下にあるのは明らかに回復アイテム!実際、回復アイテムでした。(CoDを筆頭としたFPSは回復アイテムが落ちていることは少ないです。CoDで一回だけまさにこの手の回復アイテムが落ちてたのがWW2でした)

映画の舞台はオンラインゲーム「フリーシティ」。ノリ的にはグランドセフトオートをモチーフにしていると思われます。私は犯罪をやりたくなくて、GTAは一回もプレイしていませんが、同じ会社のレッドデッドリデンプションは割と好きです。長いので2はやってませんが。

ロックスターゲームズのゲームはオープンワールドでモブキャラがものすごい数いるんですよね。あとサイドミッションも大量。

犯罪が多発するゲームの中(犯罪をするのはプレーヤーなのですが…)、「ガイ」は真面目な銀行員。パトロール中のスタッフからは「40代童貞!」と呼ばれていますwいやゲームキャラなんだけど…。

この「ガイ」がなぜか、プレーヤーキャラに恋をして人工知能が高度に成長してしまいます。バトルフィールドとか観たあとだと信じられない成長っぷりですw

なにが面白かったのかというと

ガイが気持ち悪い

ガイ、英語で言うところの「アイツ」とか「ヤツ」とか「男」っていう程度の意味。このモブキャラ、恋をすると気持ち悪くて笑えます。

恋って気持ち悪いと思いますか?

私、恋って気持ち悪いと思います!恋をしている自分も気持ち悪いです!!片思いをしている人は「自分は気持ち悪いかもしれない!」と自覚しましょう!そんなことを彼は教えてくれました。 

まあ、ライアン・レイノルズの芝居が異様に面白いんですけどねw

 

テンポの良いギリギリなギャグ

ゲームならではの危ういギャグがテンポよく繰り出されます。まあ、ゲームまったくやったことないと「リスポーンてなんぞ?」ってなるかもしれませんが…

それより、ゲームキャラの向こうにリアルな人間がいて、そいつが叫んでる内容がゲームに入ってきちゃうし、オンラインゲームで大変失礼だとされている独特の動きをしていたりと(ご存知のとおり一定の動きしかできないのでテンプレがある)、所詮ゲームだからこその面白みがあるなあと思いました。

ひとことでいうと「ダサさが面白い」

 

ボスキャラで抱腹絶倒

Twitterでも紹介されていた「DUDE」。なんと開発途中で投げ込まれてしまったため、セリフが不完全ですw名前もひどい。「野郎」とかそういう意味ですww不完全さがバカキャラをさらに盛り上げていて、いちいち笑えます。ライアンレイノルズがノリノリでバカキャラを演じる(顔が同じ)ので最後まで笑いが止まらず、しかも、服装のディテールがいちいちツッコミどころ満載。下着のゴムの部分だけでずっと笑ってました。

しかもどういうわけか、ガイがこいつと戦う時だけ「それやばいだろ!」みたいなネタを次から次へとぶっこんできます。

こんなひどいバトルは初めて見ました。ゲームでもなかなか見ることはできません(著作権の問題があるため)。記念ものだと思います。

 

みんなだって好きなゲームキャラいるだろ?という同情と共感

プレイヤーの女性が「彼、良い人ね、お気に入りだわ…」とガイに感情移入したりする、その気持ちわかる! 

私もあのアンドロイド買いたい!まじで!いるならばww

モブキャラはみんないい人!性格の悪いプレーヤーに殴られたり跳ね飛ばされる毎日だよ。そんなモブキャラがかわいそうだ!

すごいいいところ、ついてくる。

挙句の果てにはゲームのキャラクターにガチ恋!

それ、私じゃないか!!!(ダメだこいつ) 

 

音楽が結構いい

TwitterではやはりGTAリスペクトではないか?と言われている、洋楽のノリノリポップスを要所要所でかけてくれて、楽しいゲームっぽさを出すとともに、すごくわざとらしい音楽をかけるシーンとかもあって、わざとらしい演出がおもしろい。

BGMだけで笑うシーンもあった。

 

ゲームを作る側のクリエイターの気持ちがわかる

この映画は、ゲーム内の世界とゲーム外の世界で物語が同時進行し、非常にうまくリンクしていきます。

ゲームの外では、「ゲームの売り上げUPだけを目論む嫌な社長(あるある)」「ユーザーに愛されるゲームを作りたいエンジニア」との戦いが展開されます。ああ、すごく気持ちがわかる……!!!クリエイティブ職についている人は必見ですね。涙が出そうです。

頼むからサーバー落としたり壊したりしないでね。胸がいたい。

 

意外とシナリオがよかった

シナリオよかった。完成度高いんですよね。大体先は読めるものの、投入されるボスキャラが奇想天外すぎたり(あらかじめツイッターで見ていたにも関わらずw)当たり前進行でもどうしても笑う要素が出てきてしまう。

色んな意味で「よくできてるなあ~!」と思ったので、続編出したいってディズニーが言ったらそれは確かにそうだろうなと思う。あとゲームを題材にした映画って実はそれほど好きなのなかったんですけど、これは素直に面白かったです。ゲームってなんでもありだから、意外と難しいテーマなんだと思う。

実はレディプレイヤーとかもなにが面白いのか、全然わからず、しかもキャラデザがどうしても気持ち悪くて見れなかったんですけど(笑)、ライアンレイノルズはほんと頑張ったよね。あんまり頑張った感じがしないのがまたいいね。

 

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